現代陶芸ポスターを生成するプロンプト

プロンプト

AI画像生成では、人物や風景だけでなく、陶芸作品のような工芸品を主役にした、おしゃれなプロモーションポスターも作れます。

今回紹介するのは、青灰色から月白色へと移り変わる釉薬の美しさや、焼き物ならではの質感を取り入れた、現代的な陶芸ポスターです。

単に茶碗をリアルに描くだけではなく、周囲に素材の変化を表現した円形のレイヤーを配置したり、文字や光の当たり方まで細かく指定したりするのがポイントです。

今回は、Xで公開されている元ネタを参考にしながら、工芸品の魅力を引き出すデザインの工夫と、使用する画像生成AIについて紹介していきます。

茶碗と素材の層で視線を集める

このデザインでは、画面の中央に茶碗を配置し、その周囲に複数の同心円を重ねます。

円の内側から外側に向かって、湿った粘土や素焼きの表面、釉薬を思わせる素材へと変化させることで、ひとつの画面の中にさまざまな質感を取り入れます。

大切なのは、円を単なる色の帯として描かないこと。素材ごとの厚みや凹凸、焼成によって生まれたような色むらまで表現すると、平面的なグラフィックに立体感が加わります。

また、主役となる茶碗には、釉薬の自然なグラデーションや薄い縁の色、手作りならではのわずかな不規則さを取り入れます。作品の中心と周囲の素材を描き分けることで、視線を茶碗へと集めやすくなります。

シンナモ
シンナモ

茶碗と素材の質感に注目なも!

文字や光もポスターの一部に

作品を引き立てるためには、文字の配置や光の使い方も重要です。

今回のデザインでは、タイトルの「KILN」を画面左側の弧に沿って配置し、右下には作品の種類と温度を示す短い表記を加えます。右上には釉薬の色の変化を示す小さなサンプルを置き、余計な説明を増やさずに情報を整理する構成です。

照明は左上から当て、茶碗や各レイヤーの高さに合わせて影と反射を表現します。釉薬の光沢と、土や焼き物の落ち着いた質感に違いをつけることで、作品に奥行きが生まれます。

さらに、縦長の4:5構図を指定し、背景は画面全体を覆う不透明なものに統一します。人物や植物などの装飾を加えず、製品そのものを主役にするのもポイントです。

このように、被写体だけではなく、文字の位置や光源、余白まで具体的に決めておくと、商品写真とデザインポスターの中間のような仕上がりを目指せます。

アンナモ
アンナモ

余白と光の見せ方も大切だと思うだも!

今回使うAIはNanoBanana2

今回の画像生成に使用するのは、Googleの画像生成AIモデル Nano Banana 2 です。

🔗NanoBanana2はこちらから試せます。

Nano Banana 2は、Geminiで利用できる画像生成・編集モデルです。テキストによる指示から画像を作成でき、細かな描写やデザイン上の要望を組み合わせた画像制作にも活用できます。

今回のように、陶器の素材感を表現しながら、ポスター内の文字やレイアウトまで指定したい場合にも適しています。

細かな指示で仕上がりを調整しよう

AI画像生成では、単に陶芸のポスターと伝えるよりも、主役となる作品や構図、質感、光の方向などを具体的に指定することが大切です。

たとえば、今回のポスターなら、茶碗を真上から見た構図にすること、釉薬の色が自然に変化すること、周囲に素材の層を配置することなどを分けて指示します。

さらに、タイトルに使う書体や文字の位置、背景の条件まで指定すれば、単なる陶器の写真ではなく、広告や展示会で使われるようなデザインを目指せます。

もちろん、指定した内容が一度ですべて正確に再現されるとは限りません。文字の形や細かな素材表現が気になる場合は、生成結果を確認し、指示を調整しながら試してみましょう。

シンナモ
シンナモ

細かな指示で理想の一枚を目指すなも!

まずは画像生成の画面を開こう

はじめに、Geminiを開き、画像を作成するための画面に進みます。利用環境によって画面の表示や選べるモデルが異なる場合があるため、画像生成機能と使用するモデルを確認しておきましょう。

準備ができたら、次は実際のプロンプトの内容を見ていきます。どのような指示を組み合わせることで、陶芸作品の質感やポスターらしいレイアウトを表現するのか、順番に確認していきましょう。

アンナモ
アンナモ

プロンプトの工夫を見てみたいだも!

プロンプトの内容を見てみよう

4:5 の縦長で現代的な陶芸プロモーションポスターを作成してください。コアとなる構図は「窯火の年輪」です。真上からの俯瞰視点でシーンを表現し、不規則な手挽きの青磁茶碗を中央に配置します。碗縁はやや楕円形で、釉薬が灰青色から月白色へ自然に流れ落ち、縁には非常に薄い鉄褐色の線が残ります。釉薬の厚み、微細な気泡、そして手作りの痕跡がリアルに見えるように描画してください。

茶碗の周囲には通常のテーブルではなく、窯の焼成温度によって形成された6つの同心円状の素材バンドを配置します。最も内側のリングは湿った暗い粘土で、外側に向かって半乾きの泥、素焼き、初期溶融釉、そして青磁のガラス質層へと移り変わり、最外側のリングはわずかな貫入のある象牙色の釉薬表面になります。各リングはフラットな色帯ではなく、実際の厚み、木目、焼成変化を持つ素材のスライスとして表現します。局所的な貫入は外側のリングから内側へ広がりますが、完全な茶碗を横切ることはできません。

タイトル「KILN」は左側の弧に沿って配置し、控えめな高コントラストのセリフ体フォントを使用します。右下隅には「CELADON / 1280°C」のみを記載します。右上隅には、灰青色から月白色への3段階の変化を示す小さな矩形の釉薬サンプルチップを追加しますが、説明用の矢印ボードは使用しないでください。

光は左上の大型ソフトボックスから入り、リングの高さ、微妙な釉薬の反射、および茶碗の影を強調します。全体の見た目は博物館の工芸品写真と素材実験ポスターを組み合わせたものですが、視覚的な中心点はあくまで製品そのものです。キャンバス全体を覆う完全不透明な矩形背景を使用し、透明度チャンネル、黒い角、フェザーカットは含めません。人物、花枝、東洋的シンボルのかき集め、金枠、既存ブランド、透かし(ウォーターマーク)は一切含めないでください。

ここからは、今回の陶芸ポスターを生成するプロンプトの工夫を見ていきましょう。

このプロンプトでは、作品の構図や素材の質感、文字の配置、照明などを細かく指定しています。単に陶芸のポスターと伝えるのではなく、それぞれの要素に役割を持たせることで、コンセプトが伝わるビジュアルを目指しているのが特徴です。

主役の茶碗と構図を決める

最初のポイントは、ポスターの中心となる青磁茶碗と、画面全体の構図を明確にすることです。

今回のプロンプトでは、縦長の4:5比率と真上から見下ろす視点を指定し、画面の中央に茶碗を配置します。こうすることで、作品そのものを中心に据えた、整ったレイアウトを目指せます。

また、茶碗の形状についても、手作りならではの不規則さや、わずかに楕円形に見える縁などを具体的に指定しています。均一に整った工業製品ではなく、手仕事によって生まれた工芸品らしい表情を表現するための工夫です。

このように、被写体の種類だけではなく、視点や配置、形の特徴まで伝えることで、イメージの方向性を明確にできます。

シンナモ
シンナモ

真上から見た構図が気になるなも…!

素材ごとの質感を描き分ける

次のポイントは、茶碗の釉薬や周囲に配置する素材の質感です。

青磁茶碗には、灰青色から月白色へと移り変わる釉薬や、縁に残る薄い鉄褐色の線を指定します。さらに、釉薬の厚みや微細な気泡、手作りの痕跡まで描写することで、焼き物らしい繊細な表情を目指します。

茶碗の周囲には、窯で焼成された素材を思わせる同心円状のレイヤーを配置します。内側から外側へと素材や色合いを変化させ、粘土や素焼き、釉薬など、それぞれの段階を思わせる表現を組み合わせる構成です。

ここで重要なのは、素材の違いを色だけで表現しないことです。凹凸や厚み、木目のような模様、焼成による変化なども指定することで、平面的な模様ではなく、実際の素材を切り出したような立体感を演出できます。

また、貫入と呼ばれる釉薬の細かなひび模様についても、広がる範囲を限定する指示が入っています。どこに質感を加え、どこまで広げるのかを決めておくことも、イメージに近づけるための工夫です。

アンナモ
アンナモ

釉薬の色や質感の違いに注目だも!

文字や光の使い方まで指定する

商品を主役にしたポスターでは、文字の配置や照明も大切な要素です。

今回のプロンプトでは、「KILN」というタイトルを画面左側の弧に沿って配置し、控えめで高いコントラストを持つセリフ体を指定しています。右下には作品名や焼成温度を示す短い表記を置き、右上には釉薬の色の変化を示す小さなサンプルを配置します。

文字の内容だけでなく、位置や書体、情報量まで指定することで、広告ポスターらしいまとまりを目指せます。特に、説明文を増やしすぎず、必要な情報だけを残す考え方は、ミニマルなデザインと相性がよいでしょう。

照明については、左上から柔らかな光を当てる設定です。光によって生まれる影や釉薬の反射、素材の高さによる陰影を表現することで、茶碗と周囲のレイヤーに奥行きを持たせます。

このように、「構図・素材・文字・照明」を組み合わせて指定することで、作品の魅力とデザイン性を両立したポスターを目指せます。

シンナモ
シンナモ

文字と光まで指定する工夫が好きなも!

不要な要素を減らして主役を引き立てる

もうひとつ注目したいのが、画像に含めない要素まで指定していることです。

今回のプロンプトでは、人物や花枝、装飾的なシンボル、金色の枠、既存ブランドのロゴ、透かしなどを含めないように指示しています。さらに、説明用の矢印ボードを使わないことや、背景を透明にしないことも指定されています。

こうした条件を加えることで、意図しない装飾が増えるのを抑え、茶碗と素材の表現に視線を集めやすくなります。

AI画像生成では、描いてほしいものを指定するだけでなく、避けたい表現を伝えることも重要です。ただし、指定した条件が毎回完全に反映されるとは限らないため、仕上がりを確認しながら調整してみてください。

NanoBanana2で生成
アンナモ
アンナモ

余計な飾りを減らすのも大切だも!

まとめ

今回は、Nano Banana 2を使って現代的な陶芸プロモーションポスターを生成するプロンプトを紹介しました。

このプロンプトの魅力は、青磁茶碗を主役にしながら、釉薬の色や素材の厚み、同心円状のレイヤー、文字の配置、照明まで細かく指定していることです。

特に、素材の違いを色だけでなく質感でも表現することや、不要な装飾を避けて視線を主役に集める工夫は、ほかの商品ポスターを作るときにも参考になります。

今回のような構成を応用すれば、陶芸作品だけでなく、ガラス製品やアクセサリー、化粧品など、素材の美しさを伝えたい商品にも活用できるでしょう。

まずは紹介したプロンプトの考え方を参考に、身近な工芸品やお気に入りの商品を題材にして試してみてください。質感や光の指定を少しずつ変えながら、自分好みのポスターデザインを楽しんでみましょう。

シンナモ
シンナモ

素材の魅力が伝わる一枚を作りたいなも!

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ふわふわしっぽのmomochiです。
 
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