AIで写真をイラストに変換するとき、「きれいに仕上げる」だけが正解ではありません。
むしろ、少し線がヨレていたり、ラフに描かれていたりする手描きならではの味を残すことで、写真とはまったく違った可愛らしさを出せることがあります。
今回ご紹介するのは、Xで見かけた写真の人物を、手描きの落書きイラスト風に変換するアイデアです。
写真に写っている人物の顔立ちや髪型、服装、ポーズなどをできるだけ残しながら、まるでスケッチブックにペンで描いたような、ちょっと “ウマヘタ” な雰囲気へ変えていきます。
本格的なイラスト制作の知識がなくても、元になる写真を用意してプロンプトを入力するだけ。SNSのアイコンやステッカー風イラストなど、いろいろな用途に応用できそうなプロンプトです。

手描き感がポイントなも!
使うAIはChatGPT
今回このプロンプトを試すAIには、ChatGPT Images 2.0 を使います。
ChatGPT Images 2.0は、2026年4月にOpenAIから発表された画像生成モデルです。画像を新しく作るだけでなく、既存の画像をアップロードして、内容を保ちながら編集・変換することにも対応しています。
今回のように、「元の人物らしさは残したいけれど、見た目のスタイルは大きく変えたい」という用途とは相性のいい使い方です。
特に、写真をそのまま別の絵に置き換えるだけではなく、顔立ち・髪型・服装・ポーズなどの重要な要素を残しながら、描画スタイルを変えるという考え方が、このプロンプトのポイントになります。
OpenAIの公式情報でも、ChatGPT Images 2.0は指示への追従や画像生成の品質向上が紹介されています。既存画像の編集にも対応しているため、写真をベースにしたクリエイティブな変換にも利用できます。

写真から変身させるだもね!
プロンプトの紹介
ここからは、今回の手描き落書き風イラストを作るためのプロンプトを見ていきましょう。
プロンプト:
提供された参照画像を主なアイデンティティとポーズの参照として使用してください。人を、可愛らしく遊び心のある、手描きの落書きイラストに変身させつつ、認識可能なアイデンティティを保持します。
スタイル:
– 愛らしい手作りスケッチブック落書きの美学
– やや粗く不完全なストロークのシンプルな黒ペン/鉛筆線画
– 子供っぽく魅力的で風変わりな描画スタイル
– 柔らかいパステルアクセントの最小限の着色
– 白/オフホワイトの紙背景
– 目に見える手描きの質感と自然なスケッチの不完全さ
– 洗練されたデジタルベクターアートや過度にクリーンなアニメレンダリングを避ける
キャラクター:
– 参照から人物の主要な顔の特徴、顔の形、ヘアスタイル、髪の長さ、服装、アクセサリー、全体的な外見を保持
– 一般的なキャラクターのように見せるのではなく、人物の認識可能な特徴を保持
– 少し大きめの頭と表情豊かな目を使ったシンプルで可愛いプロポーションを使用
– 大きな丸い手描きの目、小さな鼻、小さな陽気な口、頰に微かなチーク
– オリジナルのヘアスタイルを認識可能に保ちつつ、ゆるいスケッチ風のストロークに変換
ポーズ & 表情:
– 参照から主なポーズと体の向きを保持
– キャラクターに可愛く陽気で遊び心のある表情を与える
– 自然な手のジェスチャーと表現豊かなボディランゲージ
– ハート、星、王冠、きらめき、モーションライン、花、または小さなシンボルなどのムードに合った小さな落書き要素をキャラクターの周りに追加
描画の詳細:
– 黒のスケッチラインはやや不均一で質感があり、不完全なものにする
– 適切な箇所でゆるいクロスハッチングと走り書きのシェーディングを使用
– 頰や装飾的な落書きにパステルピンク、黄色、青、その他の柔らかい色を控えめに使用
– イラストを主にモノクロームに保ち、選択的なカラフルなアクセントを加える
– 十分なネガティブスペースのある白背景
– 誰かが紙に黒いマーカーや鉛筆で個人的にキャラクターを描いたような感覚にする
構成:
– キャラクターを中央に目立たせる
– 参照写真に似たフレーミングを保持
– キャラクターから注意をそらさない程度に、数個の可愛い周囲の落書きを追加
– プロフィール画像、ステッカー、ソーシャルメディア投稿、または可愛いイラストに適したクリーンでシンプルな構成
重要:
キャラクターをフォトリアリスティックにしないでください。過度に洗練されたもの、3D、つややか、またはプロフェッショナルなベクター化を避けてください。最終結果は、スケッチブックで才能ある人が描いた本物の可愛い手作り落書きのように見えなければなりません。それでいて、参照画像の人物に明確に似ているものでなければなりません。
一見するとかなり長いプロンプトですが、内容を分けて考えると意外とシンプルです。大きく分けると、「元画像の人物を残す」「落書き風にする」「周囲を可愛く飾る」という3つの方向から指定されています。
まずは人物らしさを残そう

最初に重要なのが、参照画像を「主なアイデンティティとポーズの参照」として扱う指定です。
せっかく自分の写真を使うのですから、生成後にまったく別人になってしまっては少し残念ですよね。
そこで、顔の特徴や顔の形、髪型、髪の長さ、服装、アクセサリーなどを保持するように細かく指定します。
さらに、ポーズや体の向きについても参照画像を維持するようにすることで、「写真の本人を落書きにした」という感覚を残しやすくなります。

本人らしさを残すのが大事なもね!
ウマヘタ感は線で作る
そして、このプロンプトでもうひとつ大切なのが「上手すぎないこと」です。
黒いペンや鉛筆によるシンプルな線画にしながら、あえて少し粗く、不完全なストロークを指定しています。
きれいに整ったベクターイラストではなく、紙の上に誰かが手描きしたような自然な揺らぎを残すことで、独特の可愛らしさが生まれます。
さらに、ゆるいクロスハッチングや走り書きのようなシェーディングも加えることで、“デジタルなのに手描きっぽい” 質感を狙っています。
色はちょっぴり控えめに
カラーについても、全体をカラフルにするのではなく、基本はモノクロームにしています。
そのうえで、頰のチークや周囲の落書きなどに、ピンク、黄色、青といった柔らかなパステルカラーを少しだけプラス。
白やオフホワイトの紙背景と組み合わせることで、手帳やスケッチブックに描かれたイラストのような雰囲気に仕上げます。

色を足しすぎないのもコツだも!
周りの落書きも可愛く
キャラクターの周囲には、ハートや星、王冠、きらめき、花などの小さな落書き要素も追加します。
ここで大切なのは、あくまでキャラクターを引き立てる程度にすること。
背景いっぱいに装飾を詰め込むのではなく、適度なネガティブスペースを残すことで、プロフィール画像やステッカーにも使いやすいシンプルな構成になります。

まとめ
今回は、写真を手描きのウマヘタな落書き風イラストへ変換するプロンプトをご紹介しました。
ポイントは、単純に「落書き風にする」と指示するのではなく、人物の特徴やポーズはしっかり残し、描画だけを手描き風へ変えることです。
さらに、不均一な黒い線、控えめなパステルカラー、白い紙背景、周囲の小さな落書きなどを組み合わせることで、機械的ではない可愛らしい雰囲気を作っています。
普段撮影している写真も、少し指示を変えるだけで “自分だけの手描きキャラクター” のように変身させられるのが面白いところです。
お気に入りの写真がある方は、ぜひChatGPT Images 2.0で試してみてください。写真とはひと味違う、ちょっと不器用で愛着のわく一枚を楽しめるはずです。

お気に入り写真で遊ぶなも~!
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