線描・水彩スケッチ風イラストを並べて生成するプロンプト

プロンプト

写真をそのまま残しながら、少しずつイラストへ変化させていく。そんな「写真とスケッチの中間」のようなビジュアルを作ってみたいと思ったことはありませんか?

今回ご紹介するのは、複数のグループ写真を1枚の縦長ポスターにまとめ、「オリジナル写真」「アクリルイラスト」「線描スケッチ」「水彩グラデーション」へと視覚的に変化させるプロンプトです。

単純に4枚の画像を並べるのではなく、人物の位置や視線、シーンの流れまでそろえることで、ひとつの瞬間が少しずつ抽象化されていくような表現を狙えるのが面白いところです。

元ネタは、Xで公開されているビジュアルです。写真をベースにしながら、複数の異なる描画表現へ展開していくアイデアが印象的で、「同じ場面を別の表現方法で見せる」というプロンプトづくりのヒントになります。

特に面白いのが、イラストのスタイルだけを変えるのではなく、全体の構図や人物の関係性を保ったまま表現を変えていくところです。

今回のプロンプトでは、この考え方をさらに整理して、1枚の3:4ポスターの中に4つの横長エリアとして配置します。

上から順番に、元写真のリアルな質感から始まり、アクリル、線描、水彩へと変化。つまり、「リアルから抽象へ」という流れを、1枚の画像の中で楽しめるようにしています。

アンナモ
アンナモ

4つの絵がつながるだも!

使うAIはChatGPT

今回使うAIは、ChatGPT Images 2.0 です。

🔗ChatGPTはこちらから試せます。

今回のような画像生成では、単に「水彩風にして」と指示するだけではなく、「どこに配置するか」「何を維持するか」「どんな順番で変化させるか」までまとめて伝えることがポイントになります。

ChatGPT Images 2.0を使えば、アップロードした写真を参照しながら、こうした構図・スタイル・色彩・余白などの条件をまとめて指定する使い方ができます。

今回のプロンプトでは、最初の写真を基準にして、そこからアクリル、線描、水彩へと変換していきます。そのため、同じ人物や場面を保ちながら、描き方だけを変えるという画像生成の楽しみ方を試しやすい構成です。

また、3:4の縦長ポスターとして全体を設計しているため、SNS用ビジュアルや作品紹介、アートポスターのような用途にも応用しやすい形になっています。

シンナモ
シンナモ

写真を段階的に変えるなもね!

実際のプロンプトを見てみよう

私がアップロードした各グループ写真を、1枚の独立した高級ミニマリストデザインのポスターに制作してください。全体は3:4の縦長構図を採用。画面は上から下に厳密に4等分された4つの横長エリア(各高さ25%)で構成され、エリア間は**シームレスに接続**し、分隔線や隙間を設けず、1枚の完全な縦長画像としてまとめます。

## 全体の順序(上から下へ)

1. オリジナル写真画面
2. ミニマリストアクリルイラストスタイル
3. ミニマリスト線描スケッチスタイル
4. ミニマリスト水彩グラデーションスタイル

4つのエリアは構図の論理で一貫性を保つ——人物の立ち位置、視線方向、シーンの流れが互いに呼応し、全体の縦長画像が同じ瞬間のリアルから抽象へ、層を追うように視覚的に翻訳されたものに見えるよう、4枚のランダムに繋げた画像ではなくなります。各エリアが横長のワイド比率のため、各レイヤーの主役は横方向に中央配置を推奨し、左右に十分な余白を残し、エッジ貼り付けや混雑を避けます。

## 第一層:オリジナル写真画面

オリジナルグループ写真の主構造、多人数のリアルなインタラクション関係、リアルな質感、自然光影と既存の色彩雰囲気を保持し、わずかな高級写真トーン調整のみを行い、マガジン写真とアート展ポスターの質感を表現。可人物関係と構図論理を変えずに、地面や環境背景を自然に拡張し、画面を横長ワイドエリアに適応させ、空間感とナラティブ感を強化。

## 第二層:ミニマリストアクリルイラストスタイル

全体を厚手のアクリール絵具を主表現媒体としつつ、表現は抑制と簡略化を徹底し、非必須要素をすべて削除し、最もコアな主構造と視覚関係のみを保持。

– 背景はベージュ、白灰、または天然紙質感のベースカラーとし、繊細で軽微な紙繊維テクスチャーと軽い絵具浸透感を付与。
– 主役を適度に縮小し、横方向に中央配置、左右両側に広大な純粋な余白を残す。
– 人物、木、建築、水面、地面、石、道路などの要素は、高度に要約されたアクリルカラーブロックとミニマリスト輪郭表現を採用し、最基本の形状と方向関係のみを保持。
– 筆触を可能な限り少数の方向明確なフラットブラシまたは単一カラーブロックカバーに簡略化し、複雑な構造、テクスチャースタック、または装飾的筆触を避ける。
– カラーブロック間は明確に分離し、重なり、積層、または複雑な交錯を厳禁、形状は独立し、境界は明確。

## 第三層:ミニマリスト線描スケッチスタイル

ミニマリスト連続ラインを主表現言語とし、高級ファッションスケッチや建築ラフの抑制された美感に類似。

– ラインの太さは均一またはわずかな変化でキー輪郭を強調するのみとし、ハッチング、影、または質感スタックを使用せず。
– 背景は純粋なベージュまたは薄灰の余白とし、テクスチャー装飾を一切追加せず。
– 人物間の立ち位置関係、インタラクショ方向、ポーズ特徴を精簡された輪郭ラインで伝達し、「関係は理解できるが、詳細は見えない」状態を実現。
– 極少量の単色フラット塗りまたは淡いカラーアクセント(1-2箇所以内)を許容するが、全体はライン主導とし、画面のエア感と呼吸感を保持。
– 多すぎるライン積層、クロスハッチング、リアル描摹、または装飾的模様を避ける。

## 第四層:ミニマリスト水彩グラデーションスタイル

希釈水彩の透明なグラデーションを主表現媒体とし、色彩エッジは自然に拡散するが、全体は抑制と秩序を保持し、濁り感を生じさせない。

– 背景は紙の肌理と微量の水痕を残し、色彩は広大な柔和なカラーブロックで自然遷移し、生硬な境界を避ける。
– 人物とシーン全体を柔和な色彩塊と軽やかな輪郭に簡略化し、筆触積層と詳細描写を減らす。
– 色彩階層は水分濃淡で自然に区別し、ラインや輪郭分割ではなく、画面は軽やかで通気性があり、詩的な雰囲気を呈する。
– 大面積の混色による灰色化、色彩積層の濁り、筆触の乱雑、または過度なレンダリングを避ける。

## 統一色彩論理

3つのスタイルエリアの色彩は、最上層の原図から抽出・再整理し、適度に鮮やかだがアート感を保持したカラーパレットを使用、例えばより明るいオリーブグリーン、クリアなグラスグリーン、純粋なブルーグレー、明るいアンバー、柔和なレモンイエロー、クリーンなミネラルホワイトなど。各エリアは2–4種のメインカラー以内に制御し、全体を統一して抑制し、雑多や色彩積層を避ける。

## 禁止事項

リアル油画感、複雑イラスト、詳細積層、高飽和の混乱配色、卡通スタイル、3Dレンダリング感、商業ポスター感、eコマース感、安価フィルター感、複雑背景、要素重複、画面混雑、装飾的シンボル、およびあらゆるテキスト、ロゴ、水印、タイトルを避ける。

ここからは、今回の画像を作るためのプロンプトについて見ていきます。かなり長いプロンプトですが、最初から最後まで丸暗記する必要はありません。

大切なのは、「全体のレイアウト」「4つの描画スタイル」「色のルール」「禁止事項」というように、役割ごとに分けて考えることです。

まずは4つの層を決める

このプロンプトで最初に指定されているのが、1枚の画像を4つのエリアに分ける構成です。

  • 1段目:オリジナル写真
  • 2段目:ミニマリストアクリルイラスト
  • 3段目:ミニマリスト線描スケッチ
  • 4段目:ミニマリスト水彩グラデーション

ここで重要なのは、単純に4枚の画像を縦に並べるのではなく、それぞれのエリアが同じ場面を表しているようにすることです。

人物の立ち位置や視線、シーンの流れをなるべく呼応させることで、上から下へ進むほど描写が抽象化されていくような、一続きのビジュアルを目指します。

アンナモ
アンナモ

並べ方にも意味があるだも!

写真は元の雰囲気を残す

一番上のエリアでは、アップロードしたグループ写真をベースにします。

ここでは人物同士の関係性やリアルな質感、自然な光、もともとの色彩をできるだけ残しながら、少しだけ高級感のある写真表現へ整えるように指定されています。

さらに、横長のエリアに合わせて地面や背景を自然に広げることで、写真を無理やりトリミングしたような印象を避けます。

つまり、最初の段階では「大きく変える」よりも、「元写真をきれいに見せながら次の表現につなげる」ことが重視されています。

シンナモ
シンナモ

元写真を大切にするなも!

アクリルで大胆にシンプル化

2段目では、写真の情報量を一気に整理して、ミニマリストなアクリルイラストへ変換します。

背景にはベージュや白灰、天然紙のような色を使い、人物や建物などの要素は少ない色面とシンプルな輪郭で表現します。

ここで面白いのが、細かく描き込むのではなく、不要な情報を削っていくことです。筆触も複雑に重ねず、方向の明確なフラットな筆やカラーブロックを中心にします。

さらに、主役を少し小さくして左右に余白を残すことで、作品そのものに「呼吸できる空間」を作っています。

線描では描きすぎないがポイント

3段目になると、さらに情報量を減らして線描スケッチへ移ります。

ここでは、人物のポーズや立ち位置など、その場面を理解するために必要な情報だけを線で残すことがポイントです。

影やハッチング、細かな質感を追加してしまうと、せっかくのミニマリスト感が薄れてしまいます。そのため、ラインはシンプルにして、必要なら少量のカラーアクセントだけを加えます。

全部を描くのではなく、「少ない線でも何が起きているか伝わる」状態を目指しているわけですね。

アンナモ
アンナモ

線を減らすのも表現だもね!

最後は水彩でふんわりまとめる

4段目では、線ではなく、透明感のある水彩の色彩グラデーションを中心にします。

紙の質感や水の跡をほんのり残しながら、人物や背景を柔らかな色の塊へ置き換えていきます。

ここでも重要なのは、ただ水彩風にするだけではないこと。色を重ねすぎたり、混色しすぎたりすると画面全体が濁ってしまうため、軽やかさと透明感を保つように細かく条件が指定されています。

上の写真から下の水彩までを見ると、だんだん輪郭がほどけていくような流れになります。この変化こそ、今回のプロンプトの大きな魅力です。

シンナモ
シンナモ

最後は色で溶けていくなも~

色もバラバラにしない

もうひとつ見逃せないのが、4つのエリアをつなぐ色彩のルールです。

アクリル、線描、水彩の3つのスタイルでは、最上段の写真から色を抽出して、全体で共通するカラーパレットを使うように指定されています。

たとえばオリーブグリーン、グラスグリーン、ブルーグレー、アンバー、レモンイエロー、ミネラルホワイトなど、自然で明るさのある色を中心に整理します。

さらに、各エリアで使うメインカラーを絞ることで、4つの表現が別々の作品に見えてしまうのを防ぎます。

こうした「スタイルは変えても色の記憶は残す」という考え方が、1枚のポスターとしての統一感につながっています。

禁止事項もしっかり指定

最後に、避けたい表現もまとめて指定されています。

  • リアルな油彩画のような表現
  • 複雑すぎるイラスト表現
  • 高すぎる彩度や雑多な配色
  • 3Dレンダリングのような質感
  • 複雑な背景や画面の混雑
  • テキスト、ロゴ、水印など

画像生成では「こうしてほしい」という指示だけでなく、「こうはしてほしくない」という条件を入れることも重要です。

特に今回のようなミニマルデザインでは、AIが良かれと思って要素を足してしまうと、全体の余白や静かな雰囲気が崩れてしまいます。

だからこそ、余計な装飾を避けるための禁止事項までセットにしているわけです。

アンナモ
アンナモ

引き算まで指定するのがコツだも✨

このプロンプトを試すときのコツ

実際に使うときは、まず複数のグループ写真を用意します。人物がある程度見やすく、構図やシーンに共通点がある写真を選ぶと、このプロンプトの狙いを活かしやすくなります。

そのうえで写真をアップロードし、今回のプロンプトを入力します。長い文章なので難しく感じるかもしれませんが、基本的にはそのままコピーして使える構成になっています。

もし結果を見て「人物が大きすぎる」「余白が足りない」「線描が細かすぎる」と感じたら、その部分だけ追加で修正を指示してみましょう。

たとえば、「人物をもう少し小さくして、左右の余白を広げて」のように具体的に伝えるだけでも、狙いを調整しやすくなります。

最初から完璧な1枚を狙うより、生成→確認→修正を繰り返しながら、自分好みのポスターへ近づけていくのがおすすめです。

ChatGPTで生成
シンナモ
シンナモ

少しずつ直せばいいなも!

まとめ

今回は、複数のグループ写真を使って、写真→アクリル→線描→水彩と表現を変化させながら、1枚の縦長ポスターにまとめるプロンプトをご紹介しました。

このプロンプトの面白さは、単に複数の絵を作ることではありません。人物の位置や視線、色彩、余白まで意識して、「同じ瞬間が別の表現へ変わっていく」ように設計されているところにあります。

画像生成では、つい「リアル」「きれい」「おしゃれ」といった言葉だけで指示したくなりますが、今回のようにレイアウト、スタイル、色、避けたい表現まで具体的に分けて伝えると、目指すビジュアルを組み立てやすくなります。

特に、同じ写真を違う画材で表現してみたい方や、SNS投稿とは少し違ったアートポスターを作ってみたい方には面白い使い方です。

まずはお気に入りのグループ写真を用意して、ChatGPT Images 2.0で試してみてください。写真がどこまで別の表現へ変わっていくのか、見比べるだけでもかなり楽しめますよ。

アンナモ
アンナモ

いろんな写真で試したいだも!

合わせて読みたい

こちらの記事では、ポテトチップスの広告アートワークを生成できるプロンプトを紹介しています。

ポテトチップスの広告アートワークを生成するプロンプト
AIで画像を作っていると、「商品の魅力を、ちょっと面白く見せたい」と思うことがありますよね。今回ご紹介するのは、ポテトチップスのパッケージを主役にしながら、手描き風のドゥードルイラストを組み合わせた、遊び心のある広告アートワークを生成するプ…
プロンプト
著者プロフィール
majorss-blog

AIのたまごからアイデアを生み出したい!
ふわふわしっぽのmomochiです。
 
毎日AIやデザインの世界で新しい
ことを学びながら楽しく過ごしています。
 
最近は便利で面白い
ツールや最新技術に夢中!
 
特にAIを使った作業や
私みたいなキャラクターを作るのが
とっても楽しいです。
 
これからもワクワクする情報や
役立つツールの紹介をたくさんお届けして
いきますのでよろしくお願いします!

majorss-blogをフォローする