AI画像生成では、写真そのものを再現するだけでなく、「映画のワンシーンのような世界観」を一枚の画像に詰め込むこともできます。
今回ご紹介するのは、人物の周囲を黒いカラスや煙、羽根が舞う、少しダークで幻想的なポートレートを作るプロンプトです。
こうしたAI画像を見ていると、「こんな表現もプロンプトで作れるんだ!」と驚かされることがありますよね。
今回の作品も、人物だけを見ると比較的シンプルなポートレートですが、そこにカラス、煙、羽根、風、ドラマチックな照明といった要素を重ねることで、一気に物語を感じるビジュアルになっています。
また、全体を映画的なライティングでまとめることも重要なポイントです。光と影を強調することで、人物だけでなくカラスや煙にも立体感が生まれ、画面全体に奥行きを出しやすくなります。
「人物」「動物」「煙」「服」「光」といった複数の要素を一緒に指定しているため、単純な画像生成プロンプトというより、ひとつのシーン全体を演出する指示として考えると分かりやすいでしょう。

一枚の中に物語がある感じだもね!
今回使うのはChatGPT
今回の画像生成に使うAIは、ChatGPT Images 2.0 です。
OpenAIが2026年4月に発表したChatGPT Images 2.0は、画像生成における指示への追従性や、細かなディテール、複雑な構成などを強化した画像生成モデルです。
OpenAIの公式発表では、写実的なポートレートや映画的なシーン、複数の要素を組み合わせた複雑なビジュアルなど、幅広い画像生成例が紹介されています。
また、ChatGPT Images 2.0では、新しい画像を生成するだけでなく、既存の画像をアップロードして編集することもできます。公式ヘルプでも、画像をアップロードして変更内容を指示できることが案内されています。
今回のプロンプトでは、「use my reference photo」という形で参照写真を使う想定になっています。そのため、自分の写真をベースに、服装やポーズ、周囲の演出を大きく変えたポートレートを作りたいときにも活用しやすい構成です。
もちろん、生成結果は毎回まったく同じになるわけではありません。カラスの位置や煙の形、羽根の舞い方などには変化が出るため、気になる部分があれば追加の指示で調整していくのがおすすめです。

写真を元に世界観を変えられるなも✨
カラスが舞う世界を作るプロンプト
Hyperrealistic portrait from the waist up (use my reference photo). I’m in profile, wearing a long coat and formal suit. My right hand is raised, fist open, and I’m wearing black leather gloves. My head follows the direction of my palm. From it emerges a black raven formed of ash and smoke, its lower body still fading. Other ravens fly around, forming a chaotic yet natural swarm; some perch on my shoulders. Feathers float in the wind, which blows from below, lifting the collar of my coat and slightly ruffling my hair. My expression is intense yet serene. Add a subtle texture filter for realism. The composition should have depth, with all elements—figure, coat, ravens, smoke, and feathers—integrated with light and atmosphere. Dramatic, cinematic lighting highlights shadows and details.
ここからは、今回紹介するプロンプトがどのような考え方で組み立てられているのかを見ていきましょう。
このプロンプトでは、まず人物の構図や服装を指定し、そのあとに手元から現れるカラス、周囲を飛ぶカラス、肩にとまるカラスなど、複数の要素を順番に加えています。
こうすることで、単に「カラスに囲まれた人物」と指定するよりも、画像の中で何が起きているのかを具体的に伝えやすくなります。
特に印象的なのが、手から「灰と煙でできたカラス」が現れるという設定です。カラスの下半身がまだ消えかかっているように指定されているため、普通の鳥ではなく、煙から生まれたような幻想的な表現を狙えます。
さらに、周囲には複数のカラスを配置し、一部は肩にとまらせています。すべてのカラスを同じ動きにするのではなく、飛んでいるものと静止しているものを混ぜることで、画面に自然なランダム感を作っているのもポイントです。

動きに違いを出すのがコツだも!
光と空気感まで合わせる
リアルなポートレートに見せるためには、被写体だけでなく光や空気感も重要です。
今回のプロンプトでは、人物、コート、カラス、煙、羽根といった要素を、それぞれ別々に描くのではなく、光や大気の中に統合するよう指示しています。
これは、AI画像生成で複数のオブジェクトを組み合わせるときに意識したいポイントです。人物だけがくっきりしていて、カラスや煙だけが浮いて見えると、どうしても合成写真のような違和感が出てしまいます。
そこで、全体に同じ光が当たっているようなイメージを持たせ、さらに奥行きを意識した構成にしています。
最後に指定されているのが、ドラマチックでシネマティックな照明です。強めの光と影によって人物の表情や衣服のディテールを際立たせることで、映画のワンシーンのような雰囲気を狙えます。

光までそろえると一気に映画っぽいなも!
参照写真を使って試してみよう
今回のプロンプトは、参照写真を使ったポートレート生成を想定しています。
自分の顔や雰囲気をベースにしながら、服装や背景、周囲の演出を大きく変えてみたいときにも使いやすい考え方です。
まずは自分の写真を用意し、ChatGPT Images 2.0にアップロードしてから、今回のプロンプトを入力してみましょう。
生成された画像を確認して、もしカラスが多すぎたり、人物の表情やポーズがイメージと違ったりした場合は、追加の指示で少しずつ調整できます。
- カラスの数を減らして人物を目立たせる
- 煙をもう少し薄くして自然にする
- 映画のポスターのような構図に寄せる
- 背景を暗くして人物とのコントラストを強める
このように、最初から完璧な一枚を狙うのではなく、生成結果を見ながら少しずつ指示を追加するのがおすすめです。


まず作ってから直すのがおすすめだもね!
まとめ
今回は、カラスが飛び交う実写風ポートレートを生成するプロンプトを紹介しました。
ポイントは、人物だけを指定するのではなく、カラス、煙、羽根、風、光、空気感までまとめて指示しているところです。
特に、手元から煙のようなカラスが現れる演出や、周囲を複数のカラスが飛び交う構成によって、普通のポートレートとは違う物語性のある一枚を狙えるようになっています。
また、人物と周囲の要素を同じ光や大気の中にまとめることで、実写らしい自然な一体感を意識しているのも特徴です。
ChatGPT Images 2.0で参照写真を使いながら試せば、自分の写真をベースにした「映画の主人公のようなポートレート」にも挑戦できます。
もちろん、生成結果は毎回同じになるとは限りません。だからこそ、カラスの数や煙の濃さ、光の強さなどを少しずつ変えながら、自分好みの一枚を探してみるのもAI画像生成の楽しさです。
普段の写真を少し違った世界観に変えてみたい方は、ぜひ今回のプロンプトを使って、幻想的でシネマティックな一枚を作ってみてください。

自分だけの一枚を探してみるなも!
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