AI画像生成では、現実の写真のような人物表現に、幻想的な世界観を組み合わせることができます。
今回紹介するのは、夕暮れのテラスに立つ女性を中心に、月明かりに照らされた湖や遠くの幻想的な都市などを組み合わせた、シネマティックなファンタジー肖像画を作るためのプロンプトです。
人物の髪や肌、衣装といった細かな部分だけでなく、背景や光、カメラ、レンズ、構図までまとめて指定しているのが特徴です。ひとつのプロンプトの中に多くの要素を組み込むことで、物語を感じさせる一枚を狙いやすくなっています。
今回使うのはNano Banana 2
今回の画像生成には、Googleの画像生成モデル Nano Banana 2 を使います。
Nano Banana 2はGoogle DeepMindによると、Nano Banana Proの高度な画像生成機能と、Flash系モデルの高速性を組み合わせたモデルとして2026年2月に発表されました。
人物や風景などを含む詳細な画像を生成でき、複雑なプロンプトにも対応しています。Googleは、現実世界に関する知識を活用した画像生成や、画像内の文字をより正確に描画する機能、被写体の一貫性などをNano Banana 2の特徴として紹介しています。
また、Google DeepMindの公式ガイドでも、人物や場所、全体的な雰囲気など、作りたい画像について具体的に記述することが、イメージに近い結果を得るためのポイントとして説明されています。
今回のように、人物の特徴だけでなく、背景、光、構図、レンズなどをまとめて指定するプロンプトとも相性のよい考え方です。

細かな指示をまとめて試せるのが便利そうだも!
プロンプトを使って画像を作ってみよう
夕暮れ時の優雅な花で覆われたテラスに立つ、美しい若い女性の非常に詳細なシネマティック・ファンタジー肖像画。彼女は長く自然なウェーブのかかったダークブラウンの髪、柔らかく輝く肌、表現力豊かなヘーゼルブラウンの瞳、繊細な顔立ち、ほのかなバラ色の頬、そして艶やかな自然な唇をしています。彼女は、複雑な銀の花柄刺繍が施された洗練された流れるような黒いドレス、透け感のある袖、エレガントな揺れるイヤリング、そして繊細なヘアアクセサリーを着用しています。彼女は優雅な3/4ポーズで立ち、体をわずかに横に向けながらカメラを振り返り、片手でドレスを優しく持ち、もう一方の手は体の脇にリラックスさせています。
彼女の背後には、息を呑むほど美しい月光に照らされた湖があり、遠くには魔法のような都市、光るドームや塔、山々、そして水面に映る反射が見えます。暖かいヴィンテージのランタンがテラスを囲み、白い花と緑のツルがシーンをフレームしています。三日月と柔らかな紫がかった青い雲が空を満たしています。ロマンチックな暖色と寒色のシネマティックライティング、リアルな肌の質感、詳細な髪の一本一本、自然なプロポーション、浅い被写界深度、ソフトなボケ、夢見心地な雰囲気、フォトリアリスティックなファンタジーリアリズム、プロフェッショナルな写真撮影、85mmレンズ、目線の高さからのカメラ、全身構図、縦長9:16比率。
ここからは、今回紹介するプロンプトのポイントを見ていきましょう。
このプロンプトでは、まず人物の外見について細かく指定しています。髪の長さや色、肌の質感、瞳の色、顔立ち、唇などを具体的に書くことで、人物の印象を明確にしています。
衣装についても、黒いドレスや銀色の花柄刺繍、透け感のある袖、イヤリング、ヘアアクセサリーなどを指定しています。単に美しいドレスとするのではなく、素材や装飾まで伝えることで、作品全体の方向性をそろえやすくなります。

人物の特徴を重ねるほど個性が出てくるなも!
背景までしっかり描き込もう
今回のプロンプトでもうひとつ注目したいのが、人物の背景です。
女性が立つ場所として、花で覆われた優雅なテラスを設定し、その向こうには月光に照らされた湖を配置しています。さらに遠くには幻想的な都市やドーム、塔、山々が見えるように指定しています。
このように、手前から人物、テラス、湖、都市、山々へと視線が広がっていく構成にすることで、一枚の画像の中に奥行きを作りやすくなります。
テラスを囲む白い花や緑のツル、暖かな光を放つランタンも、背景を単なる空間ではなく、物語の舞台として見せるための要素になっています。

背景を細かくすると物語を感じやすいだも!
光と色で映画のような雰囲気に
ファンタジーらしい雰囲気を作るうえでは、光の指定も大切です。
今回のプロンプトでは、暖かなランタンの光と、月明かりを感じさせる寒色系の光を組み合わせています。暖色と寒色を対比させることで、人物を包み込むような立体感のある照明表現を狙っています。
さらに、夕暮れから夜へ移り変わるような空に、三日月や紫がかった青い雲を加えることで、現実とは少し違う幻想的な時間帯を表現しています。

暖色と寒色の組み合わせが幻想的なも!
カメラ設定も忘れずに
人物や背景だけでなく、カメラに関する指定も今回のプロンプトに含まれています。
85mmレンズ、目線の高さ、浅い被写界深度、ソフトなボケ、全身構図、縦長9:16比率などを指定することで、完成画像の見せ方まで具体的にイメージしています。
特に縦長9:16は、スマートフォンの画面に近い縦長の構図です。人物を全身で見せながら、背景の湖や幻想的な都市まで含めたい場合にも使いやすい比率でしょう。
もちろん、生成結果は使用するサービスや設定によって変わります。思ったような構図にならない場合は、人物の位置やカメラの距離、背景の範囲などを少しずつ調整してみるのもおすすめです。

構図を変えるだけでも印象が変わるだも!
まずはそのまま試してみよう
今回のプロンプトは、人物、衣装、ポーズ、背景、光、カメラ設定まで、多くの情報をひとつにまとめています。
最初からすべてを変更するのではなく、まずは紹介した内容をそのまま使って生成し、どの部分が自分のイメージと違うのかを確認してみると調整しやすくなります。
たとえば人物の雰囲気を変えたい場合は髪型や衣装を調整し、舞台を変えたい場合はテラスや湖、都市などの背景部分を変更します。光を変えれば、同じ人物や構図でも朝方、夕暮れ、夜など異なる印象に仕上げることもできます。
プロンプトの各要素を少しずつ変更しながら、自分好みのファンタジー世界を探してみると楽しみやすいでしょう。

まとめ
今回は、シネマティックなファンタジー肖像画を生成するプロンプトを紹介しました。
人物の髪や瞳、肌、衣装、ポーズといった細かな描写に加えて、花に囲まれたテラス、月光に照らされた湖、幻想的な都市、山々などの背景まで指定しているのが特徴です。
さらに、暖色と寒色のライティング、浅い被写界深度、ソフトなボケ、85mmレンズ、縦長9:16などを組み合わせることで、映画のワンシーンを思わせるようなビジュアルを目指しています。

細部まで決めると世界観を作りやすいなも!
Nano Banana 2で人物写真を生成するときも、人物だけでなく「どこにいるのか」「どんな光に包まれているのか」「どのように撮影するのか」まで考えてプロンプトを組み立てると、よりイメージを具体化しやすくなります。
ぜひ今回のプロンプトをベースに、衣装や背景、光の色などを自分好みにアレンジしながら、オリジナルのシネマティックなファンタジー肖像画を楽しんでみてください。

自分だけの幻想世界を作ってみるだも!
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