AI画像生成を使っていると、「まるで実際に撮影した写真のような一枚」を作ってみたくなることがあります。
イラストやファンタジー風の画像だけではなく、ファッション誌のスナップ写真や、スマートフォンで偶然撮影したようなライフスタイル写真まで、AIを使って表現できるようになってきました。
今回紹介するのは、そんなフォトリアルなライフスタイル写真を生成するためのプロンプトです。
今回のプロンプトでは、現代的な駐車場の屋上を舞台に、大型のショッピングカートの中でくつろぐ女性を中心とした、少しユニークなシーンを描きます。
ポイントは、人物だけを詳しく指定するのではなく、服装・小物・背景・光・カメラの視点まで細かく組み合わせているところです。
たとえば、長い黒髪、白いオーバルサングラス、ライトグレーのスウェットシャツ、パステルピンクのスニーカーといったファッション要素をまとめて指定しています。
さらに、カートに掛けられたバッグや後ろに置かれた段ボール箱、屋上駐車場のEV充電設備、高層住宅や送電線など、写真の中に入る周辺要素まで指定しています。

背景まで決めると写真らしさが増すだも~
今回使うのはNanoBanana2
今回の画像生成には、Googleの Nano Banana 2 を使います。
Nano Banana 2は、Google DeepMindが提供する画像生成・編集モデルです。Googleは2026年2月にNano Banana 2を発表し、Nano Banana Proの高度な機能と、Flash系モデルの高速性を組み合わせたモデルとして紹介しています。
画像をゼロから生成するだけでなく、画像を編集したり、細かな指示を反映したりする用途にも対応しています。Google DeepMindの公式説明では、画像生成や編集に加えて、画像内の文字を正確に描画する機能、画像のアップスケール、アスペクト比変更なども紹介されています。
Nano Banana 2は、Geminiアプリのほか、Google AI StudioやGemini APIなどでも利用できます。Googleの公式情報では、画像生成だけでなく編集や反復的な調整にも対応しているため、最初の生成結果を見ながら「もう少し自然なポーズにする」「背景を変える」といった修正を加えていく使い方にも向いています。
今回のテーマは、一見すると少し変わったシチュエーションですが、だからこそ「人物+ファッション+小物+場所+光+カメラ」というプロンプトの組み立て方を試す題材としても面白いものです。

身近な場所でも面白い写真を作れるなも!
写真らしさを引き出すプロンプトを見てみよう
ここからは、今回の画像を作るために使ったプロンプトの考え方を見ていきましょう。
現代的な駐車場の屋上にある大型金属製ショッピングカートの中でリラックスしている若い女性のフォトリアルなライフスタイル写真。彼女は長いストレートの黒髪で、スタイリッシュな白いオーバルサングラス、オーバーサイズのライトグレーのスウェットシャツ、白いアンクルソックス、そして白いストライプが入ったパステルピンクのレトロスニーカーを着用しています。脚をカートの上に伸ばして快適に座り、遊び心があり自由奔放なポーズを作っています。カートの側面には小さなクリーム色のキルティングショルダーバッグが掛けられており、彼女の後ろには段ボール箱が置かれています。
屋上の駐車エリアは広々としており、ほとんど無人です。壁沿いにはEV充電ステーションがあり、駐車スペースは明確に区画されています。遠景には、晴れた青空の下にモダンな高層住宅ビル、送電線、および鉄塔が見えます。暖かい午後の遅い時間帯の太陽光がアスファルト上に長い影を落とし、柔らかい金色の輝きを生み出しています。 candid なストリートファッション写真、リアルな肌と髪の質感、自然なプロポーション、詳細な衣類と金属製のカート、シネマティックな被写界深度、高解像度のスマートフォン写真、やや広角の視点、縦長4:5の構図。
文章が長く見えても、内容を分解してみると、それぞれに役割があります。
まずは主役とポーズを決める
最初に指定されているのは、写真の主役となる人物です。
今回のシーンでは、若い女性が大型の金属製ショッピングカートの中でリラックスしている、という少し意外性のある状況を設定しています。さらに、脚をカートの上へ伸ばして座るポーズまで指定することで、単に人物を立たせるだけではない、自然で遊び心のある構図を狙っています。
人物を生成するときは、年齢層・髪型・服装・ポーズ・表情などをまとめて指定すると、イメージを具体化しやすくなります。

主役のポーズまで決めると雰囲気が出るなも!
服装や小物でファッション写真らしく
次に注目したいのが、ファッションと小物です。
白いオーバルサングラス、オーバーサイズのライトグレーのスウェットシャツ、白いアンクルソックス、パステルピンクのレトロスニーカーなど、色や形まで具体的に指定されています。
さらに、カートの側面にはクリーム色のキルティングショルダーバッグ、人物の後ろには段ボール箱を配置しています。こうした小さなアイテムを加えることで、人物だけを切り取ったポートレートではなく、生活感のある一場面として見せています。

小物を足すと写真の物語も広がるだも!
背景を具体的に指定してみる
人物だけでなく、背景もしっかり指定されています。
舞台は現代的な駐車場の屋上。広々とした駐車エリアに、EV充電ステーションや区画線があり、遠くには高層住宅、送電線、鉄塔が見えるという設定です。
このように「どこにいる人物なのか」を具体的にすると、画像全体の世界観を組み立てやすくなります。
たとえば同じ服装の人物でも、「屋上駐車場」「海辺」「繁華街」では、まったく違った写真になります。人物と背景をセットで考えるのがポイントです。

背景まで考えると一枚の世界観になるなも!
光とカメラを指定して仕上げる
フォトリアルな雰囲気を作るうえで、光やカメラの指定も重要です。
今回のプロンプトでは、暖かい午後の遅い時間帯の太陽光によって、アスファルトに長い影が落ちる様子を指定しています。さらに、柔らかな金色の光を加えることで、夕方に近い穏やかな空気感を表現しています。
カメラについても、candidなストリートファッション写真、高解像度のスマートフォン写真、やや広角の視点、シネマティックな被写界深度など、複数の要素を組み合わせています。
こうした指定は、単純に「リアルにして」と入力するよりも、写真の雰囲気や撮影方法を具体的に伝えるための材料になります。

光とレンズ感まで決めると写真っぽいだも!
最後に構図と縦横比を指定
最後に、画像全体の構図を整えます。
今回指定しているのは、縦長の4:5というアスペクト比です。SNSで使いやすい縦長写真を意識しながら、人物とショッピングカート、広い駐車場、遠景まで一枚の中に収める構成になっています。
Nano Banana 2は、Google公式情報でもカスタムのアスペクト比や画像のリサイズに対応すると案内されています。そのため、最初から用途に合わせた縦長・横長などを意識してプロンプトを組み立てる方法も試せます。
もし最初の結果が少しイメージと違った場合は、すべてを書き直す必要はありません。「人物はそのままで背景だけ変更する」「光をもう少し柔らかくする」といったように、変更したい部分を追加で指示して調整してみましょう。

まとめ
今回は、Nano Banana 2を使ってフォトリアルなライフスタイル写真を生成するプロンプトを紹介しました。
ポイントは、人物だけを指定して終わりにしないことです。髪型や服装、ポーズといった人物の情報に加えて、バッグなどの小物、撮影場所、背景、時間帯、光、カメラの視点、構図まで具体的に組み合わせています。
特に参考にしたいのは、「写真の内容」と「写真の撮り方」を分けて考える方法です。
「どんな人物が、どこで、何をしているのか」を決めたあとに、「どんな光で、どんなカメラから見た写真なのか」を加えていくと、プロンプトを整理しやすくなります。
もちろん、一度で完璧な画像を作る必要はありません。生成結果を確認しながら、ポーズ、背景、光、構図など気になる部分を少しずつ調整していくのも、画像生成の楽しみ方のひとつです。
今回のプロンプトを参考にして、ショッピングカートを別の乗り物や家具に変えたり、駐車場を街角や海辺に変えたりするのも面白そうです。
「人物+場所+小物+光+カメラ」という基本の組み立て方を覚えておけば、自分だけのフォトリアルなライフスタイル写真にも応用できます。
まずは今回のような少しユニークなシチュエーションから試して、Nano Banana 2で自分好みの一枚を作ってみてください。
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