はじめに
AIでキャラクター画像を作っていると、「せっかく作ったキャラクターを、もっといろいろな場面で動かしてみたい」と思うことがあります。
正面を向いた立ち絵だけではなく、走っている姿や、笑っている表情、少しコミカルなシーン、静かな夕暮れの場面など……。
そんなときに面白いのが、1枚のキャラクター設定画をもとに、複数のシーンを一度に展開する方法です。
今回は、元のキャラクター設定をできるだけ忠実に維持しながら、3×3の9パネルに分けた「アニメMV風ストーリーボード」を作るイメージで、プロンプトを考えてみました。
単なるキャラクター紹介ではなく、まるでアニメのオープニング映像やボーカロイドMVの一場面を切り取ったような画像を目指します。
キャラクター設定画を「9つのシーン」に変えてみる
今回のポイントは、最初に用意した参照画像(元の画像)を、キャラクターの「基準」として扱うことです。
AI画像生成では、ポーズや背景を大きく変えると、髪型や服装まで変化してしまうことがあります。
そこで、プロンプトの最初に、
「REFERENCE_1をキャラクター設定の厳密なベースとして使用してください」
と指定します。
さらに、
- 顔の形
- 顔立ち
- 髪型
- 髪色
- 目の形
- 瞳の色
- 衣装
- 衣装カラー
- 帽子
- アクセサリー
- 靴
- マスコット
などを維持するように指示します。
ここが、今回の画像づくりで特に大切なところです。
「ポーズは変えていいけれど、キャラクターそのものは変えない」
というルールを作っておくことで、9枚のカットに違った動きを与えながら、同じキャラクターとして見せやすくなります。
今回使用した参照画像(元の画像)

今回使用したプロンプト
REFERENCE_1 キャラクター設定
REFERENCE_1 をキャラクター設定の厳密なベースとして使用してください。
REFERENCE_1 に登場する主要キャラクターと、そのマスコット・小物・衣装・アクセサリーなどを、同じ世界観の中で一貫したデザインとして描いてください。
キャラクターごとの以下の要素を、REFERENCE_1から可能な限り正確に維持してください。
顔の形・顔立ち
髪型・髪色
目の形・瞳の色
肌の色
衣装・配色
帽子・アクセサリー
靴・手袋などの装飾
マスコットの形・色・特徴
キャラクター同士の身長差や体格差
全体的なキャラクターデザイン
キャラクターの設定を勝手に変更したり、別のキャラクターに置き換えたりしないでください。
基本レイアウト
16:9の横長画像。
画面全体を3×3の均等なグリッドに分割し、
合計9つの独立したパネルを作成してください。
9つのパネルは、それぞれ独立した1カットのように見える構成にしてください。
グリッドの境界は明確にし、
隣接するパネルのキャラクターや背景が混ざらないようにしてください。
全体コンセプト
REFERENCE_1 のキャラクターを、
日本のアニメーションOP
アニメPV
ボーカロイドMV
ミュージックビデオ
アニメーション絵コンテ
キャラクターストーリーボード
を組み合わせたような、洗練されたMVビジュアルとして展開してください。
全体として、
「1枚のキャラクター設定画から、9つの異なるMVシーンへ展開した」
ように見える構成にしてください。
9カットそれぞれに異なるカメラアングル、ポーズ、表情、クロップ、遠近感、背景、構図を与え、同じような画面が連続しないようにしてください。
アートスタイル
フラットでクリーンなアニメMVスタイル。
シャープで美しい線画。
高いコントラスト。
鮮やかで印象的な色彩。
洗練された現代的なアニメーションPVのビジュアル。
背景には必要に応じて、
円形グラフィック
幾何学模様
斜線
スピードライン
放射状のバースト
市松模様
音波
光のライン
紙吹雪
パーティクル
シンプルな抽象背景
シネマティックな光
ネオンの反射
などを使用してください。
背景グラフィックによってMVらしい躍動感を加えつつ、
キャラクターそのもののデザインと色彩はREFERENCE_1を優先してください。
9パネル構成
PANEL 1|印象的なオープニング
主要キャラクターの一人を極端なクローズアップで描く。
目、前髪、表情、手元など、
キャラクターを象徴する特徴的な部分を大胆に切り取る。
前景に髪や衣装の一部を配置し、
奥行きのある構図にする。
背景には抽象的な幾何学グラフィックや光の演出を加える。
MV冒頭の、一瞬で視線を引きつけるカット。
PANEL 2|躍動感のある全身カット
主要キャラクターたちが一緒に登場。
ジャンプ、ダンス、走る、ポーズを決めるなど、
動きのあるアクションを描く。
キャラクターごとに異なるポーズを与え、
シルエットに変化を作る。
必要に応じてマスコットも画面内に登場させる。
背景には大胆な幾何学模様やスピード感のあるグラフィックを配置。
PANEL 3|感情を見せるクローズアップ
主要キャラクターの一人を横顔または斜め方向から描く。
笑顔、微笑み、驚き、決意、穏やかな表情など、
そのキャラクターらしい感情を表現する。
髪や衣装が風でなびいているような動きを加え、
静けさと躍動感を同時に感じる構図にする。
背景には大きな円形グラフィックや印象的な単色背景を使用。
PANEL 4|コミカル・デフォルメカット
主要キャラクターを少しデフォルメした、
ちびキャラまたはコミカルなアニメ表現で描く。
キャラクターの一人が手、足、小物などを
カメラに向かって大胆に伸ばしている。
強制遠近法を使用し、
前景のパーツを大きく、身体を小さく見せる。
明るく楽しいMVらしいアクセントカット。
PANEL 5|サビ直前のポーズカット
主要キャラクターたちが正面を向いて登場。
アイドルポーズ、決めポーズ、ピースサイン、
ウィンク、笑顔など、
それぞれ異なるポーズと表情を与える。
キャラクター同士のポーズが重ならないようにする。
背景にはバーストシェイプ、キラキラ、光の粒、
幾何学模様などを配置。
MVのサビ直前のような、
明るく華やかな構図。
PANEL 6|静かなシネマティックカット
激しいカットとは対照的に、
落ち着いた雰囲気のシーンを作る。
主要キャラクターたちを、
窓辺、夜景、街、夕暮れ、屋上など、
物語性を感じる場所に配置する。
肩越しの構図、3/4背面ビュー、横顔などを使用。
光と影を美しく表現し、
一瞬だけ時間が止まったような静かなカットにする。
PANEL 7|スピード・アクションカット
キャラクターが走る、踏み出す、ジャンプする、
振り返るなど、勢いのある瞬間を描く。
足元、手元、衣装の一部などを大胆にクロップしてもよい。
斜め構図、ローアングル、ダッチアングルなどを使用し、
画面に強い運動感を与える。
スピードラインやモーションエフェクトを加える。
PANEL 8|幻想的な世界観カット
現実とは少し異なる幻想的な空間を作る。
巨大なオブジェクト、浮遊するステージ、
光る床、音楽をイメージしたグラフィック、
抽象的な空間などを背景として使用する。
主要キャラクターを小さめの全身像として配置し、
背景のスケール感を強調する。
マスコットも必要に応じて一緒に登場させる。
音楽と映像が融合したような、
印象的で幻想的なMVカット。
PANEL 9|エンディングカット
主要キャラクターたちを、
幸せそうな表情、穏やかな笑顔、
達成感のある表情などで描く。
視聴者に向かって手を伸ばす、
手を振る、寄り添うなど、
親近感を感じるポーズを使用する。
必要に応じて強制遠近法を使用し、
手や小物を少し大きく見せる。
紙吹雪、光、キラキラ、パーティクルなどを加え、
MVの最後にふさわしい明るく温かな余韻を作る。
キャラクター一貫性の最重要ルール
9つすべてのパネルで、
REFERENCE_1 のキャラクターデザインを統一してください。
特に以下を変更しないでください。
顔
髪型
髪色
目の形
瞳の色
衣装
衣装カラー
帽子
アクセサリー
靴
マスコット
キャラクターごとの特徴
キャラクター同士の関係性・見分けやすさ
カメラアングル、ポーズ、表情、構図、背景は大胆に変化させてもよいですが、
キャラクターそのもののアイデンティティは変更しないでください。
グリッド・画面構成
3×3の9パネルをすべて均等なサイズにする。
各パネルを明確に区切る。
パネル同士を融合させない。
キャラクターや背景が隣のパネルへはみ出さない。
9パネルそれぞれに異なる構図と視覚的リズムを与える。
全体として1枚の完成されたアニメMVストーリーボードに見えるようにする。
不要な要素
以下は一切入れないでください。
UI
キャプション
説明文
字幕
文字
ロゴ
タイトル
ウォーターマーク
SNS画面
スクリーンショット風フレーム
操作ボタン
余計な人物
REFERENCE_1に存在しないキャラクター
不要な衣装変更
不要な髪型変更
完成画像は、
「REFERENCE_1のキャラクター設定を忠実に維持しながら、
9つの異なるMVシーンへ展開した、
洗練されたアニメーションMVのストーリーボード」
として成立させてください。
ChatGPTをつかうには?
ChatGPTを使うにはこちら→https://chatgpt.com/

赤い矢印のところで、先程のプロンプトを入力してください。
3×3グリッドにするとMVの絵コンテらしくなる
今回の画像は、16:9の横長画面です。
そこを3×3の均等なグリッドに分けて、全部で9つのパネルを作ります。
イメージとしては、
1|2|3
4|5|6
7|8|9
という構成です。
それぞれを別々の「1カット」として考えます。
ここで大切なのは、9枚を全部同じような構図にしないこと。
例えば、1枚目は顔のアップ。2枚目は全身のダンス。3枚目は横顔。4枚目はコミカルなデフォルメ。5枚目は決めポーズ。6枚目は静かな夕暮れ。7枚目は走っている瞬間。8枚目は幻想的な世界。9枚目はエンディング。というように、それぞれに役割を持たせます。
そうすると、1枚の画像の中に「物語の流れ」が生まれてきます。
PANEL 1|最初の一瞬で惹きつける
最初のパネルは、MVのオープニングをイメージします。
キャラクターの顔を大胆にアップにして、目や前髪、手元などを大きく切り取ります。
あえて顔全体を見せすぎないのもポイントです。
髪の毛を前景に入れたり、衣装の一部を手前に配置したりすると、画面に奥行きが出ます。
背景には円形のグラフィックや光のラインなどを入れると、音楽が始まる直前のような雰囲気になります。
「これから何かが始まりそう」
そんな第一印象を作るパネルです。
PANEL 2|キャラクターを思い切り動かす
2枚目では、キャラクターたちを一緒に登場させます。
ジャンプ、ダンス、走る、ポーズを決めるなど、動きのあるシーンです。
ここでは、全員に同じポーズをさせないことがポイント。
一人はジャンプ。もう一人は腕を広げる。別のキャラクターは振り返る。
というように、シルエットを変えていきます。
マスコットがいる場合は、キャラクターの近くで飛んでいたり、一緒に動いていたりする姿を入れても楽しそうです。
背景にスピードラインや幾何学模様を加えると、MVらしい勢いが出てきます。
PANEL 3|表情で物語を見せる
3枚目は、少し落ち着いたカットです。
キャラクターの横顔や斜め向きの顔を大きく描きます。
笑顔でもいいですし、少し驚いた表情や、何かを決意したような表情でも構いません。
ここでは「動き」だけではなく、感情を見せることを意識します。
髪や衣装が風になびいているようにすると、静かな場面の中にも動きを感じられます。
背景を大きな円形グラフィックや単色の抽象空間にすると、キャラクターの表情がより目立ちます。
PANEL 4|ちょっと笑えるカットを入れる
すべてがかっこいいカットだと、少し緊張感が続いてしまいます。
そこで4枚目には、コミカルなシーンを入れます。
キャラクターを少しデフォルメして、ちびキャラのような表現にしてみます。
例えば、手や足をカメラに向かって大きく伸ばす構図です。
ここで使えるのが強制遠近法。
手をものすごく大きく見せて、身体を小さく見せることで、画面に飛び込んでくるような楽しい構図になります。
MVの途中にこうした遊び心のあるカットがあると、9枚全体にもメリハリが生まれます。
PANEL 5|サビ前の「決めポーズ」
5枚目は、9パネルの中でも華やかな場面にします。
キャラクターたちが正面を向き、
- ウィンク
- ピースサイン
- 笑顔
- アイドルポーズ
- 決めポーズ
など、それぞれ違ったポーズを取ります。
ここでも重要なのは、ポーズを重ねないこと。
それぞれのキャラクターが違った動きをすることで、画面全体が賑やかになります。
背景にはキラキラした光、バースト、粒子、幾何学模様などを入れます。
まるで「ここからサビが始まる」という瞬間です。
PANEL 6|静かな時間を入れる
ここで一度、雰囲気を変えます。
窓辺、屋上、街、夕暮れ、夜景など、少し物語を感じる場所にキャラクターを配置します。
肩越しの構図や3/4背面、横顔などを使うと、これまでとは違った印象になります。
光と影を丁寧に描くことで、激しいダンスシーンとは対照的な静けさを作れます。
9枚を全部派手にするのではなく、こうした「間」を入れることで、MVらしいストーリー性が出てきます。
PANEL 7|もう一度スピードを上げる
7枚目では、再び動きを強くします。
走る。踏み出す。ジャンプする。振り返る。そんな一瞬を切り取ります。
ローアングルやダッチアングルを使うと、より迫力が出ます。
足元だけを大きく切り取ったり、手元や衣装を大胆にクロップしたりするのも面白い方法です。
スピードラインやモーションエフェクトを加えると、静止画なのに「動いている」ような感覚を作れます。
PANEL 8|現実から少し離れた世界へ
8枚目は、幻想的なシーンです。
巨大なオブジェクト。
浮遊するステージ。
光る床。
音楽をイメージした波形。
空中に浮かぶ幾何学模様。
そんな現実とは少し違う空間を背景にします。
ここではキャラクターを小さめに配置するのがポイント。
背景を大きく見せることで、世界のスケール感が伝わります。
マスコットも一緒に浮かんでいたり、キャラクターの近くを飛んでいたりすると、ファンタジー感がさらに増します。
PANEL 9|最後は温かく終わらせる
最後のパネルは、MVのエンディングです。
キャラクターたちが笑顔になり、こちらに手を伸ばしたり、手を振ったり、寄り添ったりします。
最初のパネルが「これから始まる」という印象なら、最後は「楽しかった時間が終わる」という余韻です。
紙吹雪や光の粒、キラキラしたパーティクルなどを加えると、明るく温かな雰囲気になります。
強制遠近法を使って、手を少し大きく見せるのもいいですね。
まるで画面の向こう側からキャラクターがこちらに手を振ってくれているような構図になります。
9カットを作るときに意識したいこと
今回のプロンプトで特に大切なのは、「変える部分」と「変えない部分」を分けることです。
変えていいのは、
- カメラアングル
- ポーズ
- 表情
- クロップ
- 背景
- 光
- 遠近感
- 構図
です。
一方で、
- 顔
- 髪型
- 髪色
- 目
- 衣装
- アクセサリー
- マスコット
などは、できるだけ参照画像(元の画像)に合わせます。
この線引きをプロンプトの中ではっきりさせることが、キャラクターの一貫性につながります。
ただ9枚並べるだけではなく「物語」を考える
3×3の画像は、単純に9種類のポーズを並べるだけでも作れます。
でも、少しだけ物語を意識すると、かなり印象が変わります。
例えば今回なら、
始まり → 動き → 感情 → コメディ → 盛り上がり → 静けさ → 再加速 → 幻想 → エンディング
という流れです。
こうすると、1枚の画像なのに、まるで短いアニメーション作品を見ているような感覚になります。
AI画像生成では「何を描くか」だけではなく、どの順番で見せるかを考えることも大切なのかもしれません。
AIで「キャラクターを動かす」感覚
今回のような9パネル構成を作っていると、キャラクター設定画の使い道が少し広がって見えてきます。
最初は、ただの立ち絵だったキャラクター。
そこから、
「このキャラクターなら、どんな表情をするだろう?」
「走ったらどんなポーズになるだろう?」
「静かな場所ではどんな雰囲気になるだろう?」
と考えていく。
すると、設定画が少しずつ「物語」に変わっていきます。
AIは、こちらが頭の中で考えているイメージを、そのまま完全に再現してくれるとは限りません。
だからこそ、最初にキャラクターの基準をしっかり決めておき、そこからカメラやポーズ、背景を少しずつ変えていく方法が使いやすいと感じます。
画像完成!!




3×3の画像が出来上がったよ
とても躍動感のある仕上がりだね。

今にも動き出しそうな画像ばかりなも。
おわりに
今回は、元の画像のキャラクター設定をもとに、3×3の9パネルでアニメMV風のストーリーボードを作るプロンプトを考えてみました。
ポイントは、キャラクターの個性は守りながら、カメラや構図を大胆に変えること。
同じキャラクターでも、アップにしたり、走らせたり、笑わせたり、静かな場所に置いたりするだけで、ずいぶん違った表情が見えてきます。
そして9枚をひとつの流れとして考えると、単なる「キャラクター画像集」ではなく、ひとつのMVのような作品に近づいていきます。
お気に入りのキャラクター設定画があるなら、そこから9つのシーンを考えてみるのも楽しそうです。
「このキャラクターの次の一場面は、どんな瞬間だろう?」
そんなふうに想像しながらAIに指示を出していくと、キャラクターとの物語を少しずつ広げていけるかもしれません。
引用元:https://x.com/8co28/status/2097412340274934097?s=20
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