キャラクターがパソコンから飛び出すアートに変換するプロンプト

プロンプト

画像生成AIを使っていると、「イラストのキャラクターが現実世界に飛び出してきたような画像を作ってみたい」と思うことがあります。通常の画像生成では、キャラクターと背景を同じ世界観で描くことが多いですが、今回紹介する方法では、PCモニターの中にいるキャラクターが画面から上半身を乗り出し、現実のデスクへ飛び出してくるような演出を目指します。

ポイントになるのは、イラストと現実世界の境界をはっきり作ることです。モニターの中は元画像のキャラクターを活かしたバーチャルな世界、モニターの外側は写真のようにリアルなデスク環境にすることで、まるで画面そのものが別世界への入口になったような印象を作れます。

特に、キャラクターの両手を現実のデスクに置いて、上半身をモニターから乗り出させる構図にすると、「画面から飛び出している」という状況が視覚的に伝わりやすくなります。

今回は、元画像のキャラクターデザインやイラストらしいタッチをできるだけ維持しながら、PCモニターからキャラクターが現実世界へ飛び出してくるように変換するプロンプトを紹介します。

今回使うプロンプト

今回使用するプロンプトは、PCモニター、デスク、周辺機器などをフォトリアルに描き、その中から元画像のキャラクターが飛び出してくる構成になっています。

ポイントは、キャラクターと現実世界で表現方法を明確に分けることです。キャラクターについては元画像のデザインやスタイルをできるだけ維持し、一方で机やモニターなどの周辺環境については写真のようなリアルな質感を指定しています。

以下が今回のプロンプトです。今回は、Nano Banana 2を使用します。
そしてこのプロンプトを使用するにはまず、元の画像を用意します。次に、下記プロンプトを入力します。

プロンプト:A photorealistic work desk, PC monitor, and peripherals.
The character from the original image leans their upper body off the PC monitor screen, emerging from the virtual world into the real world.
Please maintain the character design, style, and illustration touches of the original image as much as possible. However, you may change the pose and facial expression.
Regardless of the original image, the desk and surrounding objects will remain photorealistic.
Adding effects to the boundary between the character in the virtual world inside the PC and the character in reality.
The character leans out from the monitor with both hands on the desk.

このプロンプトでは、元画像のキャラクターをそのまま別の背景へ配置するのではなく、「PCモニターの中に存在しているキャラクターが、画面の外へ出てくる」という状況を作ることが重要です。

また、「Please maintain the character design, style, and illustration touches of the original image as much as possible.」という指示によって、元画像のキャラクターデザインやイラストとしての特徴をできるだけ残すようにしています。

一方で、ポーズと表情については変更可能にしています。元画像のポーズを完全に固定してしまうと、モニターから乗り出すという今回の構図と矛盾する可能性があるためです。

©Geminiで生成
アンナモ
アンナモ

右側が元の画像、左側が生成した画像だよ。
いい感じに飛び出しているね

シンナモ
シンナモ

リアルとフィクションが混ざってる感じが
とっても芸術的なも。

PCモニターからキャラクターが飛び出す仕組み

今回の画像で最も重要なのは、PCモニターを単なる背景の一部として扱わないことです。

モニターは、キャラクターが存在する「仮想世界」と、デスクが存在する「現実世界」の境界として利用します。画面の中にキャラクターがいる状態から、そのキャラクターの上半身だけが画面の外へ出てくることで、平面だったイラストが立体的な空間へ変化したような表現になります。

たとえば、モニターの画面内には元画像のキャラクターが表示されており、そのキャラクターが画面のフレームを越えて現実側へ身体を乗り出しているようにします。

ここで重要なのが、キャラクターの両手です。

プロンプトでは「The character leans out from the monitor with both hands on the desk.」と指定しています。これは、キャラクターの両手を現実のデスク上に置くことで、画面の中と外をまたいでいる状態を分かりやすくするためです。

両手が机に接触すると、単に「モニターの前にキャラクターがいる」のではなく、「本当に画面から出てきて机に身体を支えている」という印象を作りやすくなります。

イラストとフォトリアルを組み合わせる

今回の表現では、すべてをフォトリアルにしてしまわないこともポイントです。

元画像のキャラクターまで写真のように変換してしまうと、元のイラストらしさが失われる可能性があります。そのため、キャラクターについては元画像のデザイン、色、描画スタイル、イラストとしての特徴をできるだけ維持します。

反対に、デスクやPCモニター、キーボード、マウスなどの周辺環境はフォトリアルにします。

この組み合わせによって、「現実の部屋にキャラクターを合成した画像」とは少し違う、不思議なビジュアルになります。

たとえば、木製のデスクにはリアルな木目があり、キーボードには細かなキーの質感があり、モニターには実際のディスプレイらしい反射があります。その中から、イラストとして描かれたキャラクターだけが飛び出しているという構成です。

現実世界の情報量が多いほど、キャラクターとの違いが明確になり、飛び出してきたような錯覚を演出しやすくなります。

©Geminiで生成

境界部分のエフェクトがポイント

もう一つ注目したいのが、モニターの画面と現実世界の境界です。

プロンプトでは「Adding effects to the boundary between the character in the virtual world inside the PC and the character in reality.」と指定しています。

これは、キャラクターが画面を通過する境界部分に、デジタルエフェクトなどを加えることを意図した指示です。

たとえば、モニターの縁に光が発生していたり、画面の一部が粒子状に崩れていたり、デジタルノイズが発生していたりすると、キャラクターが仮想空間から現実世界へ移動しているような雰囲気が強くなります。

ただし、エフェクトを強くしすぎるとキャラクターそのものが見えにくくなる場合があります。

今回のような画像では、キャラクターを主役として残しながら、モニター周辺に適度な光や粒子、グリッチなどを加える程度にすると、状況が伝わりやすくなります。

元画像のキャラクターを活かすことが重要

画像生成AIでキャラクターを別のシチュエーションへ移動させる場合、元画像の特徴が変化してしまうことがあります。

そこで今回のプロンプトでは、キャラクターのデザインやスタイル、イラストのタッチを可能な限り維持するように指定しています。

たとえば、髪型、髪色、服装、顔立ち、キャラクター固有のアクセサリーなど、元画像を見たときに「このキャラクターだ」と認識できる要素を残すことが大切です。

一方で、今回の構図では元画像と同じポーズをそのまま使う必要はありません。むしろ、モニターから乗り出すという新しいシチュエーションに合わせて、身体の向きや腕の位置を変更したほうが自然です。

そのため、「However, you may change the pose and facial expression.」という一文が入っています。

これは、キャラクターの個性を維持しつつ、新しい構図に適したポーズや表情を生成するための重要な部分です。

©Geminiで生成

デスク周辺をリアルにすると立体感が出る

キャラクターを飛び出させるだけでなく、周囲のデスク環境にもリアリティを持たせることで、画像全体の説得力が高まります。

たとえば、モニターの背後にあるケーブル、キーボード、マウス、デスクの素材、照明、周辺機器などを自然に配置すると、実際の作業スペースを撮影した写真のような雰囲気になります。

その中にイラストキャラクターが存在すると、現実と仮想世界のギャップがより強調されます。

特に、デスク側にはリアルな影を入れることが重要です。キャラクターの手が机に置かれているなら、手の接地部分に自然な影があることで、机との接触感が生まれます。

また、モニターの画面から出てくる部分と画面内に残っている部分の境界を明確にすることも、飛び出し表現では重要になります。

ポーズを変更してさまざまな表現を楽しむ

今回のプロンプトでは、元画像からポーズを変更できるようにしています。

基本形は、キャラクターがモニターから上半身を乗り出し、両手をデスクにつく構図です。

しかし、少しポーズを変えるだけでも印象は大きく変わります。

たとえば、驚いた表情で画面から勢いよく乗り出しているようにすれば、突然現実世界へ出てきたようなコミカルな雰囲気になります。

反対に、落ち着いた表情でこちらを見ながらゆっくり乗り出しているようにすれば、少し不思議で幻想的な作品になります。

笑顔にしたり、片手をこちらへ伸ばしたり、モニターの縁をつかんだりするなど、キャラクターの性格に合わせてポーズを変えるのも面白いでしょう。

©Geminiで生成

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、キャラクターがパソコンから飛び出すアートに変換するプロンプトを紹介しました。このプロンプトでは元画像とプロンプトを組み合わせることで、キャラクターが飛び出してくるアートのような画像を生成することができます。皆さんもぜひ、自分で作ったオリジナルのキャラクターなどを使って、アーティスティックな一枚を作ってみてはいかがでしょうか?

引用元:https://x.com/AI_Kei75/status/1967827316404621419?s=20

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