AIで写真を使ったビジュアルを作るとき、「元の写真らしさを残しながら、ひと味違う作品に仕上げたい」と思うことがありますよね。
今回ご紹介するのは、写真を「高級エディトリアルポスター」へと変身させるプロンプトです。1枚の写真をそのまま活かすだけではなく、写真と手描きイラストを組み合わせることで、まるでアートブックや独立系雑誌の表紙のような雰囲気を作り出します。
特に面白いのが、写真を単純に加工するのではなく、上下でまったく異なる表現に分けるところです。
上半分には元の写真をできるだけ忠実に残し、下半分では写真から印象的な要素だけを抜き出して、紙に描いたようなミニマルイラストへと再解釈します。

写真とイラストの組み合わせが面白いなも!
今回使うAIはChatGPT
今回使うAIは ChatGPT Images 2.5 です。
ChatGPT Images 2.5は、画像を一から生成するだけでなく、既存の画像をアップロードして編集することにも対応しています。OpenAIによると、従来よりも細部が鮮明になり、編集精度や生成速度も向上しています。
特に今回のような用途で注目したいのが、「参照写真の被写体をより忠実に保つ」能力です。元写真の人物や物体を活かしながら、別のスタイルや構成へ展開したい場合に便利な特徴です。
また、ChatGPT Images 2.5では、複雑なビジュアル指示にも対応しやすくなっており、レイアウトやスタイルを細かく指定する制作とも相性がよさそうです。今回のプロンプトも、画面を上下に分ける構成や、写真部分とイラスト部分の役割までかなり細かく指定しています。
そのため、単に「写真をおしゃれにしてください」とお願いするよりも、「どこに何を配置して、どんな質感にするのか」まで言葉にして伝えることで、狙ったデザインへ近づけやすくなります。

細かく頼めるのが頼もしいだも!
写真がポスターに変わるプロンプト
アップロードされた各写真に対して、1つの独立した高級エディトリアルポスターを作成してください。複数の写真をコラージュにまとめないでください。各写真は個別に処理され、別々のポスターとして出力される必要があります。
全体フォーマット
厳密な3:4縦構成。
キャンバスを水平方向に2つの完全に等しいセクションに分け、高さ比率を正確に1:1にします。
上半分はキャンバスの正確に50%を占めます。
下半分はキャンバスの正確に50%を占めます。
2つのセクションは、洗練されたアート出版物のカバーとして視覚的に繋がった一体感を感じさせるものにします。
上半分 — オリジナル写真
オリジナル写真を可能な限り忠実に保持します。
主な構成、被写体、アイデンティティ、顔の特徴、体型比率、ポーズ、表情、服装、物体、空間関係を変更せずに保持します。
現実的な写真の質感、自然な照明、影、大気、オリジナルのカラームードを保持します。
プレミアム雑誌の写真、現代アートブック、または高級独立出版物の感覚を生み出す、微妙で洗練されたエディトリアルカラグレーディングのみを適用します。
画像はフォトリアリスティックで本物らしく保ち、過度にリタッチしたり人工的にスタイライズしたりしないでください。
3:4構成に自然に収めるために必要であれば、空、地、壁、または周囲の環境背景を拡張します。
背景拡張はシームレスで写真らしいものにします。
主な被写体を決してストレッチしたり、歪めたり、変形させたり、置き換えたり、変更したりしないでください。
下半分 — ミニマル手描きペーパーイラストレーション
オリジナル写真から最も認識しやすい視覚要素を抽出し、ミニマリストな手描きペーパーカバーイラストレーションとして再解釈します。
保持するもの:
最も認識しやすい被写体
本質的なシルエットと比率
主要なポーズまたはジェスチャー
重要な物体
人々と物体との間の核心的な物語的関係
画像を高度に単純化します。不要な詳細を除去し、即時認識に必要な視覚情報のみを保持します。
使用するもの:
繊細でわずかに不完全な手描きライン
少数の大胆で明確に定義されたアクリルスタイルのフラットカラーシェイプ
粗いペーパーテクスチャー
目に見える手作業のブラシマーク
わずかに不規則で有機的なエッジ
本物の手作り感を生む微妙な不完全さ
主要なイラスト被写体は小さく、中央に配置され、慎重に構成され、下半分の約10–20%を占めるようにします。
イラストの周囲に大量のネガティブスペースを残します。
背景は主に以下のいずれかに似せます:
粗い白い紙
温かみのあるオフホワイトの紙
淡い自然な紙
ミニマルエディトリアルブックカバーのストック
周囲の環境を示唆するために、数本のラインまたは小さなカラーシェイプのみを使用します。
カラーパレット
支配的な色をオリジナル写真から直接抽出します。
パレットを4つ以内の主要色に圧縮します。
色を抑制的で洗練され、調和の取れたものに保ちます。
大胆だが制御されたフラットカラーブロックを使用します。
過度な色変動を避けます。
微妙な紙の粒状感と手描きブラシテクスチャーを保持します。
イラストは写真の単純化されたカラー解釈のように視覚的に感じられるものにします。
タイポグラフィ
適切な場合に、少量のシンプルなタイポグラフィを含めることが可能です。
可能な要素:
短いタイトル
キーワード
物体名
場所
年
番号
短いフレーズ
テキストは最小限で控えめ、エディトリアルなものにします。
タイポグラフィは、広大なネガティブスペースと小さなイラストと自然に相互作用し、以下を喚起するものにします:
アートブックカバー
独立出版
現代エディトリアルデザイン
思索的な子供向け絵本
写真に自然に適合しない場合、構成にテキストを無理に挿入しないでください。
ビジュアルランゲージ
最終ポスターは以下のように感じられるものにします:
静か · 詩的 · 洗練された · ミニマル · 無垢 · リラックスした · 芸術的 · 思索的 · 高認識性 · プレミアム
ここからは、今回のエディトリアルポスターを作るための考え方を見ていきましょう。
ポイントは、写真を単純に加工するのではなく、「写真とイラストをひとつの作品としてまとめる」ことです。
全体は3:4の縦長に整え、その中を上下に分けます。上側には元の写真を活かし、下側には写真から受け取った印象を、シンプルな手描きイラストとして展開します。
この構成によって、写真そのもののリアルさと、紙に描いたようなアートブック的な雰囲気を同時に楽しめるデザインになります。

写真の魅力を残して遊ぶなも!
元写真をしっかり活かす
こうした画像生成で気になるのが、元写真の人物や雰囲気が変わってしまうことです。
そこでプロンプトでは、人物のアイデンティティやポーズ、服装、表情、構図などをできるだけ維持するように指定しています。
「別の人物を新しく描く」のではなく、「アップロードした写真を作品の核として使う」という考え方です。
写真を主役として残す部分と、AIにアレンジしてもらう部分を分けて指示することで、元画像の魅力を保ちながらデザイン性を加えやすくなります。

元写真を主役にするだもね!
色を拾って統一感を出す
もうひとつ面白いのが、写真から主要な色を取り出して、イラスト側の配色に反映する考え方です。
使う色を増やしすぎず、写真から抽出した色を少ない色数に整理することで、上下のデザインに自然なつながりが生まれます。
写真と下側のイラストが別々の作品に見えるのではなく、同じ世界の中にあるようなまとまりを作れるのがポイントです。
さらに、余白を活かしたレイアウトや控えめな文字要素を組み合わせることで、情報を詰め込みすぎない「静かで上品なポスター」へ仕上げやすくなります。


色を絞ると作品が締まるなも~
まとめ
今回のプロンプトは、写真をそのまま加工するだけではなく、写真・手描きイラスト・色・レイアウトを組み合わせて、ひとつのエディトリアル作品へ仕上げるのが大きな特徴です。
特に3:4の縦型、上下の明確な構成、元写真の特徴を保つ指定、写真から拾った色による配色統一などをまとめて指示することで、完成イメージをAIに伝えやすくなっています。
また、ChatGPT Images 2.5では、画像の生成だけでなく、アップロードした画像をもとにした編集にも対応しています。写真を用意して、どんな雰囲気の作品にしたいのかを文章で伝えるだけでも、こうしたクリエイティブな画像制作を試せます。
いつもの写真を少し特別な作品に変えてみたい方は、ぜひ「写真を素材として使う」ところから試してみてください。
人物写真だけでなく、旅行先の風景や料理、建物、ペットなどにも応用できるので、自分だけのアートブック風ポスターを作ってみるのも楽しそうですね。

いつもの写真が作品になるだも!
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