AI画像生成では、単に「コーヒーの広告を作って」とお願いするだけでも画像は作れますが、そこに「世界観」や「アートディレクション」まで加えると、ぐっと広告らしいビジュアルに仕上げやすくなります。
今回ご紹介するのは、Xで公開されていた、コーヒーブランドのポスターを生成するプロンプトです。大きなタイポグラフィや商品写真だけでなく、カップの中に広がる小さな世界そのものを広告の主役にするのが面白いところです。
今回のプロンプトでは、縦型のプレミアムポスターをベースに、ブランドカラーを意識した背景、巨大な文字、人物、商品、そしてシュールなミニチュア世界をひとつの画面にまとめています。
特に印象的なのが、手に持ったコーヒーカップの中に「ミニチュアの森」や「小さなコーヒーの滝」といった要素を組み込むアイデアです。
普通のコーヒー広告なら、カップや豆、湯気などを魅力的に見せるところですが、そこへ「カップの中にひとつの世界がある」という発想を加えることで、商品の説明だけでは終わらないビジュアルになります。
さらに、蒸気を雲へ変化させたり、葉やきらめきを浮かべたりすることで、現実の広告写真とファンタジーの境界をあえて曖昧にしています。

カップの中まで世界になるなも!
使うAIはChatGPT
今回使うAIは ChatGPT Images 2.5 です。
ChatGPT Images 2.5は、ChatGPTで画像を生成したり編集したりできる画像生成機能です。OpenAIの公式情報によると、従来よりディテールが鮮明になり、編集精度や生成速度も向上しています。
また、自然な光や豊かな質感の表現、参照画像の被写体を保ちながら別の構図やスタイルへ変化させる用途にも対応しています。
今回のようなポスター制作では、単純に「コーヒーを描く」のではなく、画面の構成・商品の見せ方・文字・背景・演出までまとめて指示することがポイントです。
ChatGPT Images 2.5では、プロンプトにアスペクト比を含めて指定することもできます。今回のような「4:5の縦型ポスター」という指定も、作品の用途を考えるうえで大切な要素です。
さらに、画像を生成したあとに「文字をもう少し大きくする」「人物を少し右へ移動する」といった形で、会話を続けながら調整できるのも便利なところです。

世界観まで指定できるのが面白いだも!
プロンプトの紹介
ここからは、今回のプロンプトがどのような考え方で組み立てられているのかを見ていきましょう。
プロンプト:4:5 縦型プレミアムポスター、8K、大胆な商業レイアウト × シュールリアリズム
🧠 コアアイデア:
「あなたのコーヒーは一つの世界。」
🎬 レイアウト(ソースに着想を得て):
背景ブロック:
深いスターバックスのグリーンの大きな角丸矩形
巨大なタイポグラフィ:
「STAR」
太字、クロップされ、被写体の後ろに配置
👤 被写体:
若い大人がスターバックスカップをカメラに向かって持つ
参照と同じ視点(前景の支配)
穏やかな表情、わずかな好奇心
☕ 製品 + シュールなひねり:
手に持つスターバックスカップ →
カップの中:
– ミニチュアの森の生態系
– 流れ落ちる小さなコーヒーの滝
– 霧が空に立ち上る
蒸気が被写体の上の雲に変化する
✨ グラフィック要素:
– きらめきアイコン ✦
– 柔らかな霧のレイヤー
– 浮遊する葉
✍️ テキストシステム:
上部のピル:
「Starbucks Coffee」
小さなテキスト:
「Signature Roast」
ボトムフィーチャーストリップ:
– 倫理的に調達
– 新鮮に淹れた
– 豊かな香り
– 毎日丁寧に作られた
まず注目したいのが、ポスター全体の「世界観」を最初に決めているところです。今回は4:5の縦型プレミアムポスターをベースに、商業広告らしいレイアウトとシュールリアリズムを組み合わせています。
単に「おしゃれなコーヒー広告」と指定するのではなく、背景、タイポグラフィ、人物、商品、グラフィック要素、テキストまで細かく役割を分けています。こうすることで、画面の中で何を目立たせたいのかがAIにも伝わりやすくなります。
特に面白いのが、コーヒーカップを「小さな世界への入り口」として扱っている点です。カップの中にミニチュアの森やコーヒーの滝を配置し、さらに霧や蒸気まで世界観の一部としてつなげています。
このように、現実に存在する商品へ非現実的な要素をひとつ加えるだけでも、普通の広告とは違った印象を作れます。今回はコーヒーそのものを大きく変えるのではなく、「その中には別の世界がある」という発想でシュールさを演出しています。

カップから物語が始まるなも~!
広告らしさを作る工夫
もうひとつ大切なのが、シュールな世界観だけで終わらせず、広告として見える要素もしっかり入れていることです。
大きく配置されたブランド名のタイポグラフィや、上部の小さなラベル、下部のフィーチャーストリップなど、実際の商品ポスターを思わせる情報設計が組み込まれています。
ここが単なるファンタジーイラストとの大きな違いです。人物やミニチュアの世界を目立たせながらも、ブランド広告として必要になりそうな文字情報やレイアウトを一緒に指定しています。
また、きらめきや葉、柔らかな霧などのグラフィック要素も、画面を埋めるためだけではありません。商品から広がる世界観を補強する「視覚的なアクセント」として機能しています。

広告とファンタジーの融合だも!
世界観を意識して試してみよう
今回のようなプロンプトを使うときは、文章を一度に全部理解しようとしなくても大丈夫です。まずは「レイアウト」「被写体」「商品」「世界観」「文字」というように、役割ごとに分けて見てみましょう。
たとえば、コーヒーを紅茶やジュースに変更したり、カップの中を海や宇宙、花畑に変えたりするだけでも、かなり違った作品になります。
さらに、人物の表情やポーズ、背景の色、タイポグラフィの雰囲気などを調整すれば、自分のブランドやオリジナルキャラクターに合わせた広告ビジュアルへ発展させることもできます。
大切なのは、単に「すごい画像を作る」と考えるのではなく、「この広告では何を伝えたいのか」を決めてからプロンプトを組み立てることです。今回なら「コーヒーそのものがひとつの世界になる」という考え方が、全体をつなぐ軸になっています。


軸を決めると応用しやすいなも!
まとめ
今回は、シュールな世界構築とアートディレクションを組み合わせた、コーヒーブランドのポスター生成プロンプトを紹介しました。
ポイントは、商品だけを指定するのではなく、画面全体の世界観やレイアウトまでまとめて設計することです。
カップの中に広がる小さな森や滝、蒸気から生まれる雲など、現実にはありえない要素を広告の中へ自然に組み込むことで、記憶に残りやすいビジュアルを狙えます。
ChatGPT Images 2.5を使えば、こうした複数の要素を文章でまとめながら画像を生成できるので、アイデアをビジュアルへ落とし込む練習にもぴったりです。
まずはコーヒーを別の商品に変えてみたり、カップの中の世界を自分好みに置き換えたりしながら、「自分ならどんな世界を商品に入れるか」を考えてみてください。

自分だけの世界を作るだも!
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