GPTImage2.5で生成する一枚の写真からスケッチアートを並べるプロンプト

プロンプト

画像生成AIを使った画像制作では、写真をそのまま加工するだけでなく、同じ被写体や構図を別の表現へ変換するアイデアも注目されています。なかでも面白いのが、一枚の写真を「リアルな写真」と「手描きのスケッチ」という異なる表現に分け、1枚のアートブックページのようにまとめる方法です。

今回紹介するプロンプトでは、アップロードした写真を参考画像として使用し、写真に写っている人物や物、ポーズ、表情、服装、構図などをできるだけ維持しながら、上下に異なる表現を配置します。

上側には、映画のワンシーンを思わせるようなリアルな写真を配置します。自然な光やフィルムグレイン、浅い被写界深度などを加えることで、単なるAI画像ではなく、雑誌や写真集に掲載されているような雰囲気を狙います。

そして下側では、同じシーンを黒と白を中心とした手描きインクスケッチへ変換します。写真とスケッチは別々の画像にするのではなく、同じページの中でつながっているように見せるのがポイントです。

これによって、一枚の写真から「記録された現実」と「記憶として描かれた世界」を同時に表現できます。写真だけでは生まれにくいノスタルジックな印象や、アートブックらしい余韻を演出できるのも魅力です。

今回使用するプロンプト

今回の制作では、写真の内容を維持しながら、写真とスケッチを縦方向につなげることを重視したプロンプトを使用します。

今回は、GPT Image 2.5を使用します。なお、このプロンプトは GPT Image 2 用に作成されましたが、GPT Image 2.5 でも使用できます。

Create a nostalgic editorial photo-to-sketch artbook page based on the reference image. Preserve the same subjects, pose, facial expressions, clothing, composition, and emotional atmosphere from the original photograph. Divide the page vertically into two connected sections: the upper section is a cinematic, ultra-realistic photograph with soft natural lighting, subtle film grain, shallow depth of field, authentic colors, and an intimate candid feeling; the lower section transforms the exact same scene and characters into a loose black-and-white hand-drawn ink illustration on warm off-white textured paper, with expressive imperfect lines, rough cross-hatching, minimal shading, and a handmade sketchbook aesthetic. Add tasteful editorial typography around the illustration, including a small numbered title, short poetic handwritten-style caption, and tiny documentary-style notes, creating the feeling of a premium contemporary photography journal or Japanese-inspired visual diary. Keep generous cream-colored negative space, subtle paper texture, slightly imperfect ink printing, understated vintage layout, sophisticated minimalist graphic design, emotionally warm and cinematic, cohesive transition between photograph and drawing, high detail, natural proportions, authentic human anatomy, no watermark, no logos.

このプロンプトの重要なポイントは、単純に「写真をスケッチに変換する」と指定していないところです。

まず「Preserve the same subjects, pose, facial expressions, clothing, composition」と指定することで、元写真の主要な要素を維持する方向へ誘導しています。

そのうえで、ページを上下2つのセクションに分割し、上側を写真、下側をスケッチにします。これにより、同じ場面を異なる表現方法で見せる作品構成を作りやすくなります。

また、下側のスケッチについては、単純な白黒線画ではなく、「loose black-and-white hand-drawn ink illustration」「rough cross-hatching」「expressive imperfect lines」などを指定しています。線の揺らぎやクロスハッチングを取り入れることで、デジタル加工されたイラストではなく、手描きのスケッチブックに描かれたような雰囲気を狙っています。

©GPT Image 2.5にて生成
アンナモ
アンナモ

きれいな写真が上部に生成されたよ。
映画のワンシーンみたいだね。

下部はスケッチになってるなも
とってもおしゃれなも。

元写真の特徴を残すことが重要

このタイプの画像を作るときに特に重要なのが、元写真との一貫性です。

例えば人物写真を使用する場合、スケッチ側で人物の顔や服装、ポーズが大きく変わってしまうと、「同じ写真を別の表現にした」というコンセプトが弱くなってしまいます。

そのため、プロンプトでは被写体だけでなく、ポーズ、表情、衣服、構図、感情的な雰囲気まで維持するように指示しています。

特に人物が複数いる写真では、誰がどの位置にいるのか、どの方向を向いているのかといった情報も作品の一貫性につながります。

一方で、スケッチ部分まで写真と完全に同じ質感にする必要はありません。むしろ、写真側にはリアルなディテールを残し、スケッチ側では線を省略したり、陰影をクロスハッチングで表現したりすることで、二つの表現の違いを明確にできます。

「同じ内容を異なる表現で描く」というバランスが、このプロンプトの面白いところです。

写真部分は映画のワンシーンのように

上側の写真には、シネマティックな表現を指定しています。

「soft natural lighting」は柔らかい自然光を、「subtle film grain」は控えめなフィルムグレインを、「shallow depth of field」は浅い被写界深度を意味します。

これらを組み合わせることで、一般的なAI画像のような過度に鮮明で人工的な印象を抑え、写真集や映画のスチール写真のような雰囲気を作りやすくなります。

さらに「authentic colors」と指定しているため、極端に彩度を高くするのではなく、自然な色合いを意識した仕上がりを狙っています。

写真部分をリアルにするだけでなく、「intimate candid feeling」と指定している点もポイントです。

これは、ポーズを決めて撮影した広告写真というよりも、日常の一瞬を切り取ったような自然な雰囲気を意識したものです。

家族や友人との写真、旅行中のスナップ、街角で撮影した写真などとも相性が良いでしょう。

©GPT Image 2.5にて生成

スケッチ部分で温かみのあるアート感を演出

下側のスケッチでは、写真とは対照的に、温かみのある紙と手描きの線を組み合わせています。

特に「warm off-white textured paper」という指定によって、真っ白なデジタルキャンバスではなく、少し温かみのある紙面を意識しています。

さらに「expressive imperfect lines」とすることで、すべての線が均一で完璧なデジタル線画になることを避け、手描きらしい不完全さを取り入れています。

「rough cross-hatching」は、細かな線を重ねて陰影を表現するクロスハッチングです。

この表現を加えることで、鉛筆やインクペンを使ってスケッチしたような質感を出しやすくなります。

また、「minimal shading」と指定しているため、写真のように細部まで陰影を再現するのではなく、必要な部分だけを簡潔に描く方向へ寄せています。

この違いが、写真とスケッチを一つの作品として成立させるポイントになります。

©GPT Image 2.5にて生成

アートブックのようなレイアウトを作る

今回のプロンプトでは、単に写真とスケッチを上下に配置するだけではありません。

周囲に余白を設け、番号付きの小さなタイトル、短い手書き風キャプション、ドキュメンタリー写真のような小さな注釈を加えるよう指定しています。

これによって、単なる画像加工ではなく、写真集やアートブックの1ページのようなデザインを目指しています。

特に「generous cream-colored negative space」という指定は、余白を十分に確保するための重要な要素です。

画像全体を情報で埋め尽くすのではなく、あえて余白を残すことで、写真とスケッチの存在感を引き立てています。

「sophisticated minimalist graphic design」と指定しているのも、装飾を増やしすぎず、洗練された誌面デザインを目指すためです。

ただし、生成AIによる文字は意図した内容や正確なスペルにならない場合があります。そのため、文字そのものを作品の重要な情報として利用する場合は、生成後に画像編集ソフトなどで修正する方法も考えられます。

©GPT Image 2.5にて生成

どんな写真と相性が良い?

このプロンプトは、人物が写った写真だけでなく、さまざまなシーンに応用できます。

例えば、旅行先で撮影した街並みの写真なら、上側に実際の風景写真、下側に同じ街並みをインクスケッチとして配置できます。

カフェやレストランの写真なら、テーブルや料理、店内の雰囲気を写真と手描きで比較するような作品にもできます。

また、ペットの写真を使えば、上側にリアルなペット写真、下側に同じポーズの手描きイラストを配置することもできます。

人物、街、建物、乗り物、日常の風景など、「その瞬間の記録」として意味を持つ写真ほど、この表現と相性が良いでしょう。

写真から「記憶」をデザインする

このプロンプトの最大の魅力は、一枚の写真を単なる画像として扱わず、「記録」と「記憶」の両方を表現できる点にあります。

写真は、その瞬間に存在した人物や風景をリアルに記録します。一方、スケッチは同じ場面を人間の記憶や感情を通して描き直したような印象を与えます。

その二つを一つのページにまとめることで、現実の写真と、そこから生まれた記憶のようなスケッチを同時に楽しめる作品になります。

特にフィルム写真のようなノスタルジックな雰囲気、旅行写真、家族や友人との思い出、日常の何気ない瞬間などは、この表現とよく合います。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、GPTImage2.5で生成する一枚の写真からスケッチアートを並べるプロンプトを紹介しました。画像をアップロードし、プロンプトを入力することで、写真とスケッチ風のアートを並べることができます。皆様もこのプロンプトを使って是非、オシャレで芸術的なアートを楽しんでみてくださいね。

引用元:https://x.com/AiwithLariab/status/2095078006138261760?s=20

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