リアルポスター風を生成するプロンプト

プロンプト

AI画像生成では、写真をリアルに再現するだけでなく、まるで高級ファッション誌や海外ブランドの広告に使われているような「リアルポスター風」のビジュアルを作ることもできます。

特に、人物写真をベースに、ファッション誌の表紙のようなレイアウト、手書き風の大きな文字、洗練されたタイポグラフィ、映画のような色調を組み合わせると、一般的な画像とはひと味違う、プロフェッショナルな広告ビジュアルに仕上げられます。

今回紹介するのは、GPT Imageで「高級ファッション広告のようなリアルポスター」を生成するためのプロンプトです。

人物の存在感を強調しながら、背景にダイナミックなズームブラーを加え、さらに手書き風のヘッドラインや小さな編集部風テキストを配置することで、雑誌の表紙と広告ポスターを融合したようなデザインを目指します。

リアルポスター風とは?

リアルポスター風とは、写真そのもののリアルさを活かしながら、広告やファッション誌の表紙のようなデザイン性を加えたビジュアル表現です。

単純に人物をリアルに描くだけではなく、「写真」「タイポグラフィ」「構図」「色」「光」の組み合わせが重要になります。

たとえば、人物を大きく配置したクローズアップ写真に、背景の動きを表現するモーションブラーを加えると、静止画でありながらスピード感のある印象を演出できます。

さらに、大きな手書き風文字を画面全体に流れるように配置すれば、ファッションブランドのキャンペーン広告のような雰囲気を作ることができます。

今回のプロンプトでは、このようなデザインをAIが理解しやすいように、構図や文字、背景、ファッション、光の表現まで細かく指定しています。

シンナモ
シンナモ

かっこいいポスターを作るのに、
とてもいいプロンプトかもしれないなも。

今回使用するGPT Imageプロンプト

以下が、リアルポスター風の画像を生成するための基本プロンプトです。

{
  "REFERENCE_IMAGE": "<optional_subject_reference>",
  "MAIN_HEADLINE": "<large_handwritten_phrase>",
  "LEFT_TEXT": "<small_editorial_text>",
  "RIGHT_TEXT": "<small_editorial_text>",
  "FOOTER_TEXT": "<year_or_signature>",
  "BACKGROUND_COLOR": "<hex_code_or_color_name>",

  "prompt": "Create a high-end editorial fashion poster inspired by luxury magazine covers and premium advertising campaigns. Preserve the identity of the subject from the REFERENCE_IMAGE while matching the overall artistic style.

  Use a dramatic close-up portrait composition with the subject positioned slightly off-center. Capture the subject from a subtle low angle to create a powerful, confident appearance.

  Add a strong radial motion blur effect extending outward from the center of the image while keeping the subject's face sharp and highly detailed.

  Place MAIN_HEADLINE as one continuous handwritten brushstroke phrase flowing organically across the entire composition. Allow some portions of the lettering to appear behind the subject while other portions overlap the foreground.

  Add LEFT_TEXT and RIGHT_TEXT as small uppercase editorial typography blocks with generous spacing.

  Place FOOTER_TEXT subtly in one corner.

  Style details:
  - Oversized fashion sunglasses
  - Minimal jewelry
  - Natural skin texture
  - Wind-swept hair
  - Luxury fashion styling
  - Elegant pose
  - Cinematic color grading
  - Fine film grain
  - Soft highlights and deep shadows
  - Premium studio photography quality

  Background:
  - Clean monochromatic backdrop
  - Use BACKGROUND_COLOR as the dominant color
  - Dynamic zoom-blur effect
  - Soft glow and light bloom

  Visual style:
  - Vogue-inspired editorial design
  - Luxury advertising aesthetic
  - Photorealistic rendering
  - Premium typography composition
  - High-fashion magazine cover design

  Negative prompt:
  - watermark
  - logo
  - blurry face
  - distorted anatomy
  - duplicated accessories
  - plastic skin
  - excessive sharpening
  - oversaturated colors
  - low quality output",

  "aspect_ratio": "4:5"
}

まず元となる画像を用意します。今回はこちらの画像を使用します。

次にChatGPT Images 2.0 にて上記のプロンプトを入力します。

©ChatGPTで作成 

そして、こちらが実際に生成したリアルポスター風イラストです。このようにかっこよくスタイリッシュで洗練されたポスターを作りやすいプロンプトとなっております。

シンナモ
シンナモ

手書き風文字や全体の色合いなんかも
すごくかっこいいなも

参考画像を使って人物の雰囲気を維持する

このプロンプトの重要なポイントの一つが「REFERENCE_IMAGE」です。

ここには、ポスターのモデルとして使用したい人物画像を指定します。

プロンプトでは、参考画像の人物のアイデンティティを維持するように指示しています。これによって、単純に別人のモデルを生成するのではなく、元画像の人物をベースにポスター風のビジュアルへ変換することを狙っています。

ただし、AI画像生成では、元画像の特徴が完全に同一になるとは限りません。

そのため、人物の顔立ちだけでなく、髪型、服装、ポーズなど、絶対に維持したい要素がある場合は、プロンプト内でも具体的に指定するとよいでしょう。

クローズアップ+ローアングルで存在感を出す

人物の構図には「dramatic close-up portrait composition」を指定しています。

これは、人物を大きく見せるクローズアップ構図です。

さらに、カメラを少し低い位置に置く「subtle low angle」を組み合わせています。

ローアングルで人物を撮影すると、一般的な正面構図と比較して、力強さや存在感を演出しやすくなります。

今回のようなファッション広告では、モデルを単なる人物写真として見せるのではなく、「ブランドの世界観を象徴する存在」として見せることが重要です。

そのため、人物を画面の中央に完全に固定するのではなく、「slightly off-center」として少しずらして配置するよう指定しています。

これによって、文字や余白を配置するスペースを確保しながら、デザイン性の高い構図を作りやすくなります。

©Geminiで作成

顔はシャープ、背景は大胆にぼかす

このプロンプトでもう一つ特徴的なのが、モーションブラーです。

「radial motion blur effect extending outward from the center」という指定によって、画像の中心から外側へ向かって流れるようなブラー効果を狙っています。

ポイントは、画面全体をぼかすのではないことです。

プロンプトでは「keeping the subject’s face sharp and highly detailed」と指定しているため、人物の顔はシャープに保ち、背景や周辺部分に動きを加える構成になっています。

この「静」と「動」の対比によって、ポスターに強いインパクトを与えることができます。

たとえば、人物の顔は非常に鮮明なのに、周囲だけが高速で動いているような表現にすると、普通のポートレート写真とは違った広告的なビジュアルになります。


©Geminiで作成

手書き風の大きな文字を配置する

リアルポスターの印象を大きく左右するのが「MAIN_HEADLINE」です。

ここには、ポスターのメインとなる言葉を指定します。

プロンプトでは、

「one continuous handwritten brushstroke phrase」

と指定しており、一つながりの筆文字のようなフレーズとして画面全体に流れるように配置することを狙っています。

さらに、文字の一部を人物の後ろに配置し、別の部分を人物の前に重ねるよう指示しています。

この前後関係が重要です。

文字を単純に写真の上へ載せるだけでは、一般的な画像編集に近い印象になります。

一方、人物と文字が前後に交差することで、ポスター全体に奥行きが生まれます。

ファッション広告やアートポスターのような、デザイン性の高いレイアウトを作りたい場合に有効な考え方です。


©Geminiで作成

小さな文字で雑誌らしさを演出

「LEFT_TEXT」と「RIGHT_TEXT」は、メインタイトルを補助する小さなテキストです。

プロンプトでは「small uppercase editorial typography blocks」と指定しています。

大きなメインタイトルだけでは、どうしてもシンプルなポスターになりがちです。

そこで、左右に小さな英字テキストを配置することで、ファッション誌の表紙や高級ブランドの広告に近い雰囲気を演出します。

文字数を多くしすぎず、余白を十分に取ることもポイントです。

情報を詰め込むのではなく、「余白そのものをデザインとして利用する」ことで、より高級感のある印象になります。


©Geminiで作成

背景カラーを統一する

「BACKGROUND_COLOR」では、ポスターの背景色を指定できます。

たとえば、ブラック、ホワイト、グレー、ベージュなどの落ち着いた色を指定すると、上品で高級感のあるビジュアルに仕上げやすくなります。

また、ブランドカラーやブログのイメージカラーなどを指定するのもおすすめです。

背景をモノクロームに近い色でまとめ、その上に人物や文字を配置すると、画面全体に統一感が生まれます。

©Geminiで作成

ファッション広告らしいディテール

スタイル部分では、

・Oversized fashion sunglasses
・Minimal jewelry
・Natural skin texture
・Wind-swept hair
・Luxury fashion styling
・Elegant pose

などを指定しています。

ここで重要なのが「Natural skin texture」です。

AI画像では、肌が過度に滑らかになり、プラスチックのような質感になってしまうことがあります。

そこで自然な肌の質感を指定することで、写真らしいリアリティを狙っています。

さらに「Fine film grain」を加えることで、デジタル画像特有のツルツルした印象を抑え、フィルム写真のような質感を演出しています。


©Geminiで作成

シネマティックな光と色

「Cinematic color grading」「Soft highlights and deep shadows」という指定も、リアルポスター風には欠かせません。

単純に明るく鮮やかな画像にするのではなく、ハイライトを柔らかくしながら、影をしっかり残すことで、映画のワンシーンのような立体感を作ります。

特にファッション写真では、光と影のコントラストが人物の表情や衣装を印象的に見せる重要な要素になります。

さらに「Soft glow and light bloom」を加えることで、光源の周辺に柔らかな光が広がるような演出を狙っています。


©Geminiで作成

ネガティブプロンプトも重要

最後に設定されているのがNegative promptです。

ここでは、

「watermark」「logo」「blurry face」「distorted anatomy」

などを指定しています。

これは、ポスターとして使用しにくい不要な要素をできるだけ避けるための指定です。

特に人物画像では、顔のぼけ、身体の形の崩れ、アクセサリーの重複などが発生すると、リアリティが大きく損なわれます。

また「plastic skin」「excessive sharpening」「oversaturated colors」などを避けることで、過度に加工されたような質感を抑えています。


©Geminiで作成

4:5の縦長比率もポイント

最後に「aspect_ratio」を「4:5」に設定しています。

4:5の縦長構図は、人物を大きく見せながら、上下方向にも十分なデザインスペースを確保しやすい比率です。

ファッションポスターや広告ビジュアルのような縦長デザインとの相性もよく、人物写真を主役にした作品を作りたい場合に使いやすい設定です。


©Geminiで作成

なお、このプロンプトはGPT Imageを想定しています。また、記事内の作例にはGeminiで生成した画像も掲載しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はリアルポスター風を生成するプロンプトを紹介いたしました。こちらのプロンプトを使うことでファッションブランドの広告のような雰囲気を作り出すことができ、SNSやアート作品などにも活用できるかもしれません。ぜひこのプロンプトを使ってオシャレな一枚を作ってみてはいかがでしょうか。

引用元:https://x.com/Maercihh/status/2083538016568823867?s=20

プロンプト
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