皆さん、こんにちは!楽天から新AIモデル「Rakuten AI 3.0」が登場しました。
公式発表では、Rakuten AI 3.0はGENIACプロジェクトの一環として開発・提供された高性能AIモデルと案内されています。2026年3月17日から提供が始まり、Apache 2.0ライセンスで無償公開されている点も特徴です。
とはいえ、一般ユーザーが新しいAIを見るときに、最初から細かいスペック表を見て、ピンとくる方は少ないはず。筆者もその一人です。
パラメータ数や学習方法も大事ですが、実際に気になるのは「日本語は自然なのか」「使い勝手はどうか」辺りではないでしょうか。
今回のRakuten AI 3.0は、日本語性能の高さも打ち出されています。楽天は公式に、日本語ベンチマークで高い性能を示したと説明しており、日本語での実用性が注目ポイントのひとつになっています。楽天公式発表はこちらから
そこで今回は、スペックの細かい話を深追いするよりも、実際に日本語で質問してみて、返答がどれだけ自然かを見ていくことにしました。
「説明のわかりやすさ」「言葉の違いの整理」「言葉のニュアンス理解」という3つの視点で試してみます。
Rakuten AI3.0はこちらから

Rakuten AIってそもそも何?
Rakuten AIは、楽天が展開するAIの総称のようなもの。
質問や要約、文章作成などができるエージェント型AIツール「Rakuten AI」があり、2025年7月から楽天ユーザー向けに本格提供が始まっています。専用Webアプリでも使え、楽天IDがあれば利用できます。Rakuten AI公式発表はこちらから
一方で今回取り上げる「Rakuten AI 3.0」は、楽天が開発・提供を始めたAIモデルの名前です。
ざっくり言えば
Rakuten AI=楽天ユーザー用の便利なAIサービスのこと。
Rakuten AI 3.0=その中身にあたるAIモデルのひとつで楽天ユーザー以外も使える。
というイメージです。今回はこのうち、特にRakuten AI 3.0の日本語性能に注目して見ていきます。

楽天は前からAIを使ったサービスを展開してたなもね!

今回は新しく発表されたRakuten AI3.0に注目して見てくなも!
日本語性能を実際にチェックしてみた
まず試したのは、「クラウド」と「ダウンロード」の違いを中学生向けにやさしく説明してもらう質問です。これは「日本語での説明のわかりやすさ」を検証するため。
この手の問いは、一見簡単そうに見えて、AIの日本語力がけっこう出ます。難しい言葉を使いすぎると初心者には伝わりませんし、逆に単純化しすぎると意味がズレるからです。

Rakuten AI 3.0の返答は、かなり読みやすい印象でした。
「クラウドはインターネット上の保管場所に置いて、必要なときに取りに行って使うこと」「ダウンロードは自分の端末の中にコピーして保存すること」と整理したうえで、たとえ話として「学校のロッカー」と「自分のカバン」を出してきたのは分かりやすかったです。

ふむふむ。クラウドは自分で持たないで、必要な時に取り出して使う場所。ダウンロードは自分のスマホやPCにいれる持ち物ってことなもね?

そういう事!クラウドにおいておけば、自分の容量が圧迫されないから軽くて済む。ダウンロードは容量を圧迫するけど、いつでもすぐ出せるなも!
誤解しやすい日本語への対処
次に試したのは、「国産AI」と「日本語に強いAI」の違いを説明してもらう質問です。
ここでは、誤解しやすい日本語を整理できるかを見てみます。
Rakuten AI 3.0の返答は、この点でもかなり堅実。
「国産AI」は開発の中心や企業の話、「日本語に強いAI」は日本語の読み書きや会話、要約などの性能の話だと切り分けたうえで、「出身」と「実力」は別だと整理していました。
このまとめ方は、初心者にも伝わりやすく、説明の筋も通っています。


さらに良かったのは、その先まで踏み込んでいたことです。
「日本語が自然に書ける・話せること」と、「日本の制度や商習慣、地域の常識まで正確に理解していること」は別だと説明していて、かなり丁寧な印象。
単に日本語が流暢だからといって、日本の最新事情や細かな文化背景まで完璧とは限らない。この整理は、AIを使ううえでかなり大事な視点です。

むむむ…シンナモにはちょっと難しいなもね…

1個目に関しては何を使って学習したかが大事なも。AIも人間と同じで、英語を教えていけば英語が得意になるし、日本語を教え続ければ、日本語が得意になるはずなも。「日本で作ったから日本語が得意なはず!」って考えは思い込みなも。
2個目はちょっとややこしいけど、日本語が得意だったとしても個別の文化や習慣まで分かるわけじゃないってことなも。日本人でも日本全国の方言を正しく理解してる人は稀なはず。AIも同じで日本特有の法律や地域ごとの方言までは把握できないこともあるなも。「日本語が得意だから、日本のことも全部わかる!」ってわけじゃないなも。
日本特有の単語への対処
最後は「すごい」「やばい」「えぐい」の違いを聞いたときの返答です。
この3語は、辞書的な意味だけでなく、会話の空気や年代感、場面ごとのニュアンスが大きく関わるので、AIによってはかなりズレやすいところです。
「すごい」に関してはそう間違った言い方はしないはず。
問題は「やばい」「えぐい」です。正直、筆者もよく分かっておりません。この2つに関しては完全に雰囲気で言ってます。そこで、Rakuten AI3.0にこれらの言葉の意味を例文付きで聞いてみることにしました。



Rakuten AI 3.0は、「すごい」は素直な称賛で比較的無難、「やばい」は良い意味にも悪い意味にも振れやすい言葉、「えぐい」は褒め言葉でも“度を超えている”“容赦ない”感じがある、と整理していました。

シンナモ、「やばい」と「えぐい」の意味は初めて知ったなも…言葉って難しいなもね~…

ちょっとした一言でも、意味を知ると勉強になるなもね!
今回紹介した言葉以外にも、何気ない一言で相手を傷つけちゃうこともあるなも!自分の話し方が相手を嫌な気持ちにさせてないか、今一度チェックなも!
「すごい」は予想通り褒め言葉として使いやすい印象。例文も分かりやすく使い得レベル。自分がやったことをすごい!とほめてもらって、気を損ねる人はそういません。
「やばい」に関しては筆者、基本いい意味でしか使ってなかったので元々「危ない」寄りの語源だということを聞いてハッとしました。確かに、元々マイナス寄りの言葉なので気軽に使ってると誤解を生むかもしれません。
「えぐい」に関してはニュアンス自体を初めて知りました。「きつい」「容赦ない」「過激」と言ったワードを含む限界突破な称賛…とのこと。
改めて意味を知ると、筆者にも思い当たる節が。
筆者はよく格闘ゲームの大会や競技シーンなどを見るのですが、とにかくここに出場するプレイヤー(所謂プロゲーマー)の人たちが凄すぎる。まさに「えぐい」です。一般プレイヤーの常識を超えるプレイの応酬はまさに「限界突破の称賛」を送りたくなるほど。
筆者の応援にも熱が入り「今のコンボえぐっ!」や「格ゲー力(そのプレイヤーの強さ的な意味)えぐい」みたいな言い方をします。そう考えると意外と正しい意味で使えてたのかもしれません。
まとめと疑念。こんな問題もある? Rakuten AI 3.0をめぐる疑問を整理
Rakuten AI 3.0は日本語の説明力や言い換えの自然さを見る限り、かなり完成度が高いモデルだと感じました。
ただその一方で、ネット上では
「これってDeepSeek系ベースでは?」
「国産AIって言い切っていいの?」
といった声も広がっています。
まず事実として、楽天の公式発表は「オープンソースコミュニティ上の最良なモデルを基に開発」としていて、ベースモデル名までは明かしていません。
一方で、公開されているHugging FaceのRakutenAI-3.0には DeepSeek-V3 の記載があり、土台にしている可能性は高そうです。

DeepseekV3ForCausalLM の記述が確認できるHugging Faceは、AIのデータや設定ファイル、更新履歴を見られる公開サイトです。
かんたんに言うと、AIの中身を確認しやすい保管庫みたいなもの。
企業の発表だけでは分からない
「どんなモデルが使われているか」
「あとから何が追加されたか」
などを調べるときによく使われます。

えぇっ!?ど、どういう事なも!?

落ち着いて。一つずつ整理してみるなも。
ただ、ここからすぐ
「DeepSeekのコピーを作った?」
「国産って嘘だったの?」
とまで言ってしまうのは、さすがに飛躍があります。
まず、Hugging Faceで公開されているAIモデルをベースに改良や最適化を行うこと自体は、AI開発では珍しい話ではなくそれ自体がすぐ違法・違反になるわけではありません。
公開されているAIモデルを土台にして改良したり、日本語向けに最適化したりすることは、元のライセンスで認められていて、その条件を守っていれば普通に行われているやり方です。公開AIモデルの利用条件を確認したいときは、Hugging Faceのライセンス一覧が参考になります。詳しくはこちら
問題は“既存モデルを使った事実”より、どう説明したか、どこまで透明だったかのほうです。楽天の公式説明が抽象的だった一方で、公開ページにはDeepSeek系を示す記述が見える。これが余計に疑念を広げてしまった印象です。
もう一つややこしいのが、RakutenAI3.0を「国産AI」と呼称してること。
たとえば、日本の会社が商品を出していても、部品の一部まで全部その会社だけで作っているとは限りません。
AIもそれと同じ。
楽天が出しているAIだから“日本企業のAI”とは言えますが、それと“全部をゼロから自前で作ったAI”かどうかは別の話です。
つまり、今回の論点の結論はこうです。
日本語性能が高いことは、実際の出力を見ても納得感がある。
でも、ベースモデルの説明はもっと分かりやすくできたのでは、という疑問は残る。
この2つは、いっしょくたにせず分けて考えたほうがフェアです。

む、難しいけど、「Rakuten AI3.0」はちゃんと楽天が作ったってことなもね?

そうね。「ただのコピー」と決めつけるのも違うし、逆に「全部ゼロから作った純国産AI」と受け取るのも、ちょっと違うなも。
日本語性能の良さはしっかり評価しつつ、中身の説明はもう少しほしい…っていうのが正直なところなもね。
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ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

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