設定資料集みたいな1枚をAIで作る方法
SNSや画像投稿サイトでよく見かけるようになった「手描きラフ風キャラクターシート」。
色鉛筆で描いたような線。
ラフスケッチっぽい塗り。
ちびキャラや感情表現が画面いっぱいに散りばめられた構図。
完成イラストとは少し違う、制作途中の設定資料のような雰囲気が、とても魅力的ですよね。
今回の記事では、実際の作例画像とプロンプトをもとに、
- AIでラフ画風に見せるコツ
- キャラクターシートっぽくする構成
- 情報量を増やす考え方
- 「可愛い落書き感」を出す方法
などを、やさしく解説していきます。
今回テーマにするのは、「シンナモ」というオリジナルキャラクター。

AIキャップ、緑のパーカー、柔らかな表情を持つキャラクターを、手描きラフ設定集のような雰囲気で仕上げていきます。

この“設定資料集みたいな一枚”、めちゃくちゃ可愛いなも…!

完成イラストとは違う、“制作途中感”が魅力なんなもね
なぜこのスタイルが人気なの?
手描きラフ風とは・・・
「ラフ(rough)」には、
- 粗い
- 下描き
- 未完成
という意味があります。
イラスト制作では、本番前に描く設計用の下描きを「ラフ」と呼びます。
まず、この手描きラフ風スタイルの魅力は、
「完成しすぎていない」
ところにあります。
普通のAIイラストは、どうしても綺麗に整いすぎる傾向があります。
でもラフ風スタイルでは、
- 線のズレ
- 塗りムラ
- 走り書き感
- 手描きっぽい雑さ
が入ることで、一気に人が描いた温度感が生まれます。
特に、
- キャラ設定資料風
- アニメ制作途中風
- イラストレーターの落書き帳風
- 同人誌ラフ集風
のような雰囲気が人気で、AIでも再現する人が増えています。

設定資料集とか落書き帳っぽい雰囲気めちゃくちゃ好きかもなも
今回のプロンプト構成
今回のプロンプトはこちらです。
実際に使用したプロンプトです。name=「」の所には各キャラ名を記入。
name=「シンナモ」。
あなたが想像する{name}のラフ画を手書きスタイルで作成してください。
キャラクターシートの内容を画面内に乱雑に配置してください。
個性的なキャラクターの特性を感情表現やデフォルメなどを交えて表現してください。
様々な構図とポーズとシチュエーション、
ピースサインの全身立ち絵、
上半身を下から見た見下ろしアングル、
上半身のm9ポーズ、
様々な感情表現をしたちびキャラ風デフォルメを隙間に配置する、
シンプルな配色パレット(説明なし)、
装飾的な要素で隙間を埋める、
情報密度を高める、
ダイナミックなポーズ、
パステルと色鉛筆で描いた手描きの落書きスタイル、
フリーハンドで描いた線、
スケッチ、
落書き風の文字、
シンプルな白背景、
キャラクターシートのレイアウトとしてのタイトルや囲み線は書きこまない、
キャラクターの名前はアルファベット読みを添えて書く、
横長の画像
一見すると長いですが、実は「役割ごと」に分かれています。
ここを理解すると、自分だけのキャラシートも作りやすくなります。
プロンプトに参考画像を加える。
今回使用した画像です。ここの画像は、各好きなキャラクターかオリジナルキャラクターを貼る。

画像生成するには?
ChatGPTを使うにはこちら→https://chatgpt.com/

上の画像のように、ChatGPTの「画像生成機能」を選択してください。
その後に、プロンプトを入力してください。

上の画像の赤い印から、今回参考にする写真を追加してください。
最重要なのは「乱雑に配置」
このタイプの画像で大切なのは、綺麗に並べないことです。
普通のデザインは整列します。
でもキャラクターシート風では、
- 少し重なる
- あえて余白を潰す
- 落書きを散らす
- ちびキャラを隙間に置く
ことで、「描き途中感」が生まれます。
今回のプロンプトでは、
キャラクターシートの内容を画面内に乱雑に配置してください
この一文が、かなり重要な役割を持っています。
これがあるだけで、AIが設定資料っぽさを理解しやすくなります。

“雑さ”そのものが設定資料っぽさを作ってるんなもね!
感情表現を大量に入れる
次に大切なのが、表情差分です。
キャラシート風画像では、
- 笑顔
- 困り顔
- 怒り顔
- 泣き顔
- 眠そうな顔
- デフォルメ顔
などを大量に入れると、一気に情報密度が上がります。
今回の作例でも、
- 小さいちびキャラ
- 表情アイコン
- デフォルメ顔
がたくさん配置されていて、
まるでゲームの設定資料のような雰囲気になっています。

“一枚でキャラを説明する”感じなんなもね!
「落書き感」は線で決まる
AIイラストは、放っておくと線が綺麗になる傾向にあります。
そこで重要なのが、
- フリーハンドで描いた線
- スケッチ
- 色鉛筆
- ラフ画
- 落書き風
などの指定です。
特に、
パステルと色鉛筆で描いた手描きの落書きスタイル
この部分がかなり重要です。
これを入れることで、
- 線が少しガタつく
- 塗りがラフになる
- 紙っぽい質感になる
という変化が起きます。

“上手さ”より“手触り感”を作るイメージなんなも!
色を絞ると統一感が出る
今回のシンナモは、緑を中心に構成されています。
- 緑の髪
- 緑パーカー
- 緑アクセント
- クローバー装飾
など、色数をかなり絞っています。
これは実は大事で、
ラフ風イラストは色が多すぎると情報が散らかります。
逆に、
「1色+白+少量アクセント」
くらいにすると、一気に統一感が出ます。
今回なら、
- グリーン
- 白
- 少しピンク
くらいでまとめられています。

情報量多いのにちゃんとまとまって見えるなもね!
余白を埋めるのが超重要
初心者が作ると、中央だけ描かれて周囲が寂しくなることがあります。
そこで重要なのが、
装飾的な要素で隙間を埋める
という指定。
これによって、
- 花
- 星
- 記号
- ラフ文字
- 小物
- アイコン
などが追加され、一気に賑やかになります。
特にキャラクターシート系では、隙間があると負けくらいの感覚で大丈夫です。

記号、ラフ文字、小物、アイコンが散らばることで、“描き込み感”が出るなも

“余白があると負け”くらいでちょうどいいんなもね!
「m9ポーズ」が地味に強い
今回のプロンプトには、
上半身のm9ポーズ
があります。
これは指差しポーズのことです。
この指定を入れると、キャラクターに勢いが出ます。
さらに、
- 見下ろし
- ローアングル
- 手前に指を出す
などを加えると、画面に立体感が出ます。
AIはポーズ指定が曖昧だと棒立ちになりやすいので、具体的に書くのがコツです。

急にキャラに勢い出るなもね!
白背景にする理由
背景を描き込みすぎると、キャラクターシート感が消えてしまいます。
だから今回は、
シンプルな白背景
が指定されています。
これによって、
- 落書き帳っぽさ
- スケッチブック感
- 設定資料感
が強くなります。
さらに、キャラや装飾が見やすくなるメリットもあります。

キャラや小物が見やすいなも!
「タイトルを書かない」が大事
意外と重要なのが、
タイトルや囲み線は書きこまない
という部分。
AIは放置すると、変なUIや枠を作る傾向にあります。
でも今回は、自然な落書きページを目指しているため、
- 枠なし
- UIなし
- デザインテンプレなし
にしています。
この指定だけでも、かなり自然なラフ感になります。

“タイトルを書かない”だけでも、かなりラフ感が自然になるなも
名前をアルファベット表記にする理由
今回のプロンプトでは、
キャラクターの名前はアルファベット読みを添えて書く
があります。
例えば、
シンナモ
Shinnamo
のような形です。
これを入れることで、
- 海外アニメ設定資料風
- キャラデザインシート風
- インディーゲーム資料風
の雰囲気が強くなります。

地味だけどかなり雰囲気が変わるポイントなんなも
画像完成‼


もう1つオリジナルキャラクターの紫カラーが主なアンナモの手描きラフ風キャラクターシートを作ってみたなも!



オシャレにできたなも~
実際にやってみると分かること
このスタイルを実際に作ってみると分かるのですが、
「綺麗すぎない」
ことが、むしろ魅力になります。
少し線がズレている。
少し顔が違う。
少し雑。
でも、それが逆に可愛い。
この不完全さが、ラフ画スタイル最大の魅力です。

“完璧じゃない可愛さ”を楽しむスタイルなんなも!
まとめ
手描きラフ風のキャラクターシートを作るコツは、
「完成されたイラストを描く」のではなく、
「設定資料やスケッチブックの空気感を作る」
という視点で考えることです。
この考え方を意識すると、AIは単なるキャラクターイラストではなく、
まるで誰かが描きためたラフ帳のような、温かみのあるビジュアルを生み出してくれるようになります。
今回ご紹介したプロンプトをベースに、ぜひ自分だけのオリジナルキャラクターでも試してみてください。
表情や落書き、色使いを少し変えるだけでも、
そのキャラクターらしさがぐっと広がっていきます。
きっと、「もっと描き込みたくなる」お気に入りの1枚に出会えるはずです。


