GPT Image 2.5によるスケッチブックに書かれた落書きに変換するプロンプト

プロンプト

AI画像生成では、写真をそのままリアルに再現するだけでなく、イラストや絵画、ポスターなど、さまざまな表現へ変換することができます。なかでも今回取り上げたいのが、写真や画像をスケッチブックに描かれたような「落書き風イラスト」へ変換する表現です。

今回紹介するのは、GPT Image 2.5を使って、元画像をシンプルな手描きの落書きイラストへ変換するプロンプトです。

複雑な描写をあえて減らし、黒いペンでラフに描いたような線や、少し不揃いな形を取り入れることで、子どもがスケッチブックに自由に描いたような雰囲気を作ることができます。

一般的なイラスト化とは異なり、完成度を高めすぎないことが、この表現のポイントです。きれいに整った線ではなく、少し揺れた線や手描きならではの不完全さを残すことで、温かみのある落書き風のビジュアルになります。

今回は、実際に使用するプロンプトとともに、その特徴や活用方法について紹介します。

今回使用するスケッチブック風落書き変換プロンプト

今回使用するプロンプトは、画像の主要な被写体や構図を維持しながら、全体をミニマルな手描き落書きイラストへ変換する内容になっています。

プロンプトは以下の通りです。今回はChatGPT Images 2.5を使用します。
まず、元となる画像を用意します。次に下記のプロンプトを入力します。

Transform the image into a minimalist hand-drawn doodle illustration. Use simple black brush-pen outlines with slightly wobbly, imperfect strokes. Reduce all details to cute, childlike shapes while preserving the main subject and composition. Naive sketchbook aesthetic, playful and whimsical character design, clean white background, minimal linework, expressive simplicity, handmade doodle style, black ink drawing, charming imperfections, simple cartoon illustration.

このプロンプトの特徴は、「minimalist hand-drawn doodle illustration」という表現から始まり、画像をシンプルな手描き落書きイラストへ変換する方向性を明確に指定している点です。

さらに、「simple black brush-pen outlines」と指定することで、黒い筆ペンで描いたような輪郭線を取り入れています。

「slightly wobbly, imperfect strokes」という部分も重要です。ここでは、線を完全にまっすぐで均一にするのではなく、少し揺れた不完全な線にすることを指示しています。

デジタルイラストでは、線が均一で滑らかになりやすい傾向があります。しかし、落書き風の表現では、多少の歪みや線の揺らぎがむしろ魅力になります。

また、「Reduce all details to cute, childlike shapes」とすることで、元画像の細かな情報を整理し、子どもが描いたような単純化された形へ変換することを狙っています。

ただし、すべてを別の絵にしてしまうのではなく、「while preserving the main subject and composition」と指定しているため、元画像の主要な被写体と構図をできるだけ維持する方向になります。

このように、単純化と元画像の維持を同時に指定していることが、このプロンプトの大きなポイントです。

©ChatGPTにて生成
アンナモ
アンナモ

左が元の画像、右が変換後の画像だよ

シンナモ
シンナモ

とってもかわいい落書きが
できあがったなも。

手描き感を生み出す「不完全な線」

スケッチブックに描いた落書きらしさを表現するうえで重要なのが、線の質感です。

例えば、すべての輪郭線を完璧な直線や滑らかな曲線にしてしまうと、一般的なデジタルイラストに近い印象になります。

そこで今回のプロンプトでは、「slightly wobbly, imperfect strokes」という言葉を使っています。

これは、少し揺れた不完全な筆致を求める指定です。

人間が紙にペンで描く場合、線は必ずしも均一にはなりません。描き始めと描き終わりで筆圧が変わったり、線が少し曲がったり、輪郭からわずかに外れたりすることがあります。

こうした小さな不完全さが、手描きらしさにつながります。

さらに「black brush-pen outlines」とすることで、鉛筆ではなく黒い筆ペンやインクペンに近い表現を目指しています。

そのため、完成した画像は白い背景の上に黒い線を中心として構成された、非常にシンプルなビジュアルになりやすいのが特徴です。

落書き風イラストを作る場合、細部を増やすことよりも、線の表情を意識することが重要です。

元画像の特徴を残しながらシンプルにする

今回のプロンプトでは、単純に「落書きにしてください」と指示するだけではありません。

「preserving the main subject and composition」という指定によって、元画像の主要な被写体と構図を維持する方向性を加えています。

例えば人物写真を使用する場合、人物そのものを別のキャラクターへ置き換えるのではなく、元画像にある人物のポーズや大まかなシルエット、画面内での位置関係などを残しながら、線画として単純化するイメージです。

もちろん、画像生成では元画像を完全に同一の状態で再現できるとは限りません。しかし、こうした指示を入れておくことで、「元画像を参考にした落書き」ではなく、「元画像を落書き風に変換する」という目的を明確にできます。

特に、人物や動物、乗り物など、シルエットが重要な画像との相性が良いでしょう。

元画像の情報量が多い場合には、すべての細部を残そうとするよりも、特徴的な部分だけを残すほうが落書き風の表現としてまとまりやすくなります。


©ChatGPTにて生成

スケッチブックらしい雰囲気を作るポイント

今回のプロンプトには、「Naive sketchbook aesthetic」という表現も含まれています。

これは、洗練されすぎていない素朴なスケッチブックの雰囲気を意識した指定です。

さらに「playful and whimsical character design」とすることで、遊び心のあるユーモラスなキャラクターデザインへ寄せています。

ここでも重要なのは、プロのイラストレーターが緻密に描いた作品を目指すのではなく、自由で素朴な落書きとして成立させることです。

「expressive simplicity」という言葉も、その方向性を補助しています。

これは、少ない線や単純な形でも表情や動きを感じられるような、シンプルで表現力のある描写を意識した指定です。

落書き風の画像では、細かい陰影や複雑な背景を追加するよりも、輪郭やポーズなど、最低限の情報で対象を表現することがポイントになります。

白い背景とミニマルな線画

背景については、「clean white background」と指定しています。

白い背景にすることで、黒い線による落書きそのものを目立たせることができます。

また、「minimal linework」と指定しているため、必要以上に細かな線を追加せず、できるだけシンプルな構成を目指しています。

この組み合わせによって、スケッチブックの白いページに黒いペンだけで描いたような印象を作りやすくなります。

特にブログのアイキャッチ画像やSNS用のビジュアル、プロフィール画像、オリジナルキャラクターのラフデザインなど、余白を活かしたい場面にも利用できます。

背景を白く保つことで、画像を別のデザインへ組み合わせる際にも扱いやすくなります。

例えば、後から文字や図形を配置したり、複数の落書き風イラストを並べたりする場合にも、シンプルな背景が役立ちます。

シンナモ
シンナモ

白い背景にすることで
落書き風のイラストが際立つなも。

落書き風イラストの活用方法

このプロンプトで作成した画像は、さまざまな用途に活用できます。

まず考えられるのが、写真をイラスト化したプロフィール画像です。

通常の似顔絵とは違い、細部を省略した落書き風のデザインにすることで、親しみやすくカジュアルな印象を演出できます。

また、ブログ記事やSNS投稿のアイキャッチにも向いています。

例えば、人物写真をそのまま掲載するのではなく、落書き風に変換して掲載することで、記事全体のデザインに独自性を出すことができます。

さらに、オリジナルキャラクターのアイデアスケッチを作る用途にも利用できます。

完成されたキャラクターデザインではなく、あえてラフな状態にすることで、アイデアノートやスケッチブックのような雰囲気を演出できます。

ほかにも、ポストカード、ステッカー、雑貨デザイン、プレゼンテーション用のイラストなど、シンプルな線画が求められるさまざまな場面で応用できます。

プロンプトを応用して表現を変える

今回のプロンプトは、基本形として使うだけでなく、一部の表現を変更することで異なる雰囲気にもできます。

例えば、より鉛筆で描いたような雰囲気にしたい場合は、黒い筆ペンではなく鉛筆線を意識した表現へ変更できます。

反対に、より太く力強い線にしたい場合は、bold black ink outlinesなどの表現を追加する方法があります。

また、子どもらしさをさらに強調したい場合は、childlike drawingやsimple naive shapesなどの表現を加えることもできます。

ただし、指示を追加しすぎると、最初に設定したミニマルな方向性から外れてしまう可能性があります。

そのため、まずは今回の基本プロンプトを使い、生成結果を確認してから必要な要素だけを追加していく方法がおすすめです。


©ChatGPTにて生成

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はGPT Image 2.5によるスケッチブックに書かれた落書きに変換するプロンプトを紹介しました。元の画像から生み出される落書き風のイラストは、画像次第でとてもかわいらしく、ほっこりするようなイラストになるかもしれません。皆様も、このプロンプトを使って、お気に入りの一枚を生成してみてくださいね。

引用元:https://x.com/Inshrah_ali_/status/2098462576346886442?s=20

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