AI画像生成では、写真をイラスト風に変換したり、色や雰囲気を変更したりするだけでなく、画像の内容に合わせて「落書き」のようなイラストや手書き文字を加えることもできます。
今回紹介するのは、アップロードした画像をAIが自動的に分析し、その写真のテーマや雰囲気に合わせて、手書き風の文字や簡単なイラストを重ねるためのプロンプトです。
写真に直接ペンで描いたような文字や図形を加えることで、普通の写真とはひと味違った、遊び心のあるビジュアルを作りやすくなります。
画像に「落書き」を加えると何が変わる?
写真をそのまま見せるのではなく、手書きの文字やイラストを加えると、画像に個性的な印象を持たせることができます。
例えば、旅行先で撮影した写真なら、写真の雰囲気に合わせた短いメッセージやイラストを加えることで、旅の記録をまとめたスクラップブックのような雰囲気にできます。
カフェの写真なら、コーヒーカップの周囲に手書きの線や小さなイラストを加えたり、料理の写真なら、食材を指し示すような落書き風の表現を追加したりすることもできます。
SNSに投稿する写真、ブログのアイキャッチ、旅行アルバム、日常のスナップなど、さまざまな用途に応用できるのが魅力です。
特に面白いのは、今回のプロンプトではユーザーが「文字をどこに入れるか」「何色にするか」「どんな落書きを入れるか」を細かく指定しなくても、AIが画像の内容を分析して自動的に決めるという点です。

自動で文字を入れてくれるのはすごく便利なも。
使用するプロンプト
今回使用するプロンプトは、以下のものです。今回はNano Banana 2を使用します。
request_type: auto_handwritten_overlay
description: >
Automatically applies a handwritten paint effect to an uploaded image.
The AI analyzes the image's subject and mood to determine the style,
color, and content of the handwritten elements without explicit user input
beyond the image itself.
generated_prompt: |
A photograph of [auto_detected_photo_subject] with a [auto_detected_photo_mood] mood.
Overlay a handwritten paint effect in a [auto_selected_paint_style] style
using a [auto_selected_paint_color] color.
The painted elements will include simple illustrations, shapes, and short text or phrases
that organically complement the image's detected theme and atmosphere.
まず、元となる画像を用意します。

次に上記プロンプトを入力します。
このプロンプトのポイントは、「auto_detected」や「auto_selected」といった考え方を使って、画像からさまざまな要素を自動的に判断させるところにあります。

そしてこちらが実際に完成した画像になります。このように雰囲気にあった
落書き文字を自動で入れてくれます。

とってもかっこいい感じになったも
プロンプトの仕組み
最初のrequest_type: auto_handwritten_overlayは、この処理が「自動的な手書きオーバーレイ」を目的としていることを示しています。
続くdescriptionでは、アップロードされた画像に手書きペイントの効果を適用することを指定しています。
ここで重要なのが、AIに画像の「subject」と「mood」を分析させる部分です。
[auto_detected_photo_subject]は、画像に何が写っているのかを自動的に判断するための項目です。
例えば、街の写真なら「都市の風景」、海の写真なら「海辺の風景」、人物写真なら「人物のポートレート」といったように、画像の主題を判断することを想定しています。
一方、[auto_detected_photo_mood]は写真から感じられる雰囲気を指定するための部分です。
明るく楽しい写真なら「cheerful」、落ち着いた写真なら「calm」、都会的な写真なら「urban」など、その画像に合ったムードをAIが判断します。

手書きペイントのスタイルも自動選択
次に登場するのが[auto_selected_paint_style]です。
ここでは、画像に重ねる手書きペイントのスタイルをAIが選択します。
例えば、写真がポップで明るい雰囲気なら、太めのカラフルなマーカーで描いたようなスタイルが合うかもしれません。
反対に、落ち着いた写真なら、細いペンで描いたようなシンプルな落書きが適しているでしょう。
つまり、すべての画像に同じ落書きを適用するのではなく、元画像の雰囲気に合わせて表現を変えることを狙っています。
さらに、[auto_selected_paint_color]によって、手書きペイントの色も自動的に選択します。
写真の色と相性の良いカラーを選ぶことで、落書きだけが不自然に浮いてしまうのを避け、画像全体に馴染んだ表現を目指せます。

文字だけでなくイラストも追加
このプロンプトのもう一つの特徴が、手書き文字だけを追加するのではないという点です。
プロンプトには、
「simple illustrations, shapes, and short text or phrases」
という指定があります。
これは、簡単なイラスト、図形、短い文字やフレーズなどを画像に加えることを意味します。
例えば人物写真なら、人物の周囲に星やハート、線などの小さなモチーフを加える表現が考えられます。
街の写真なら、建物を囲む線や矢印、太陽、雲などの簡単なイラストを加えることで、雑誌やスクラップブックのようなデザインにできます。
このように「文字だけ」ではなく、「文字+図形+イラスト」という組み合わせにすることで、より落書きらしい表現を作りやすくなります。

「画像に馴染ませる」ことが重要
プロンプトの最後には、
organically complement the image's detected theme and atmosphere
という考え方が入っています。
これは、画像から検出したテーマや雰囲気に自然に合うように、手書き要素を配置するという意味です。
単純に画像の上へ文字を貼り付けるだけでは、デザインとして不自然に見える場合があります。
例えば、人物の顔を隠してしまったり、重要な被写体の上に大きな文字が重なったりすると、元写真の魅力が失われてしまいます。
そのため、落書き文字を入れる場合には、「どんな文字を書くか」だけでなく、「元画像の雰囲気を壊さずに装飾する」という考え方が重要になります。
実際に使うときのポイント
このプロンプトを使う場合は、まず加工したい写真をアップロードします。
そのうえでプロンプトを入力し、画像の内容に合わせた自動的な手書きオーバーレイを生成する、という使い方が基本です。
ただし、AIが自動的に文字やイラストを選択するタイプのプロンプトなので、毎回まったく同じ結果になるとは限りません。
「もっと文字を大きくしたい」「落書きを少なくしたい」「青いペン風にしたい」「文字を画像の右側に配置したい」といった具体的な希望がある場合は、プロンプトに追加の指示を入れるとよいでしょう。
例えば、
「Keep the handwritten elements subtle and avoid covering the main subject.」
と加えれば、主役となる被写体を隠さないようにする方向へ調整できます。
また、
「Use a casual felt-tip marker style with slightly imperfect strokes.」
のように指定すれば、手作業感のあるマーカーペン風の表現を狙うこともできます。

気に入るデザインが出るまで
作ってみてもいいかもしれないなも。
SNSやブログの画像にも活用できる
落書き風の画像は、SNSとの相性も良い表現です。
普通の写真に手書きのコメントや簡単なイラストを加えることで、画像そのものにストーリー性を持たせることができます。
ブログでも、記事のアイキャッチや本文中の写真を加工する用途に使えます。
特に旅行、カフェ、ファッション、料理、ライフスタイルなどの写真では、手書き風の装飾を加えることで、親しみやすいビジュアルを作りやすくなります。
また、同じ写真でも、落書きの色や線の太さ、文字の雰囲気を変更するだけで印象が大きく変わります。
シンプルな写真を少し個性的に見せたい場合には、非常に便利なアプローチです。

まとめ
いかがだったでしょうか?今回は 画像に落書き文字を入れてくれるプロンプト を紹介させていただきました。AIが判断し自動的に文字を入れてくれる為、利便性が高く、使い勝手の良いプロンプトといえるかもしれません。
皆様もぜひ、このプロンプトを使ってオシャレな一枚を作ってみてくださいね。

みんなもたくさん使ってみてほしいなも
引用元:https://x.com/konmari_tweet/status/1967372228057792601?s=20
あわせて読みたい
こちらの記事では 奇妙に中毒性のあるビジュアルスタイルのプロンプト を紹介しております。


