AI画像生成では、写真をそのままリアルに加工するだけでなく、手描きの温かみを感じるスケッチ風イラストへ変換することもできます。
特に、街並みや人物が写った写真を、シンプルでかわいらしいイラストに変換したい場合に便利なのが「スケッチ風」の表現です。
スケッチ風といっても、鉛筆で描いたような写実的なスケッチだけではありません。線をあえて少し揺らしたり、色を淡くしたり、水彩インクのような質感を加えたりすることで、まるでスケッチブックに手描きしたような雰囲気を作ることができます。
今回紹介するプロンプトでは、元画像の人物や街並みを残しながら、全体をミニマルでかわいらしいドゥードル風イラストへ変換することを狙っています。
スケッチ風とは?
スケッチ風とは、完成されたデジタルイラストというよりも、手描きのラフスケッチやイラストノートのような雰囲気を持った表現です。
特徴としては、次のような要素が挙げられます。
- 手描き感のある線
- 少し不均一な輪郭
- シンプルに整理された形
- 淡い色彩
- 水彩のようなにじみ
- 余白を活かした構図
- 素朴で温かみのある雰囲気
今回のプロンプトでは、こうした特徴を組み合わせています。
単純に「スケッチ風にしてください」と指示するだけではなく、線の状態や背景の扱い、色、質感まで具体的に指定することで、より狙った表現を生成しやすくしています。

具体的な指示が大事になってくるなも。
今回のGPT Imageプロンプト
以下が、今回使用するプロンプトです。
Transform the reference image into a charming minimalist doodle illustration while keeping the original white-grounded background and the complete street environment recognizable.
Preserve the original subject, pose, outfit, handbag, red taxis, buildings, road, and overall composition, but simplify everything into cute, playful, childlike forms. Use loose brush-pen outlines with naturally uneven, slightly wobbly hand-drawn strokes and tiny imperfections. Keep the white/light background visible around the illustrated elements, with the city scene softly simplified rather than removed.
Add subtle watercolor-ink textures, minimal pastel washes, expressive cartoon-like features, and a clean sketchbook aesthetic. The final artwork should feel airy, adorable, whimsical, handmade, and effortlessly hand-sketched while still retaining the recognizable original setting.
まずは元となる画像を用意します。

次に上記のプロンプトを打ち込みます。今回はChatGPT Images 2.0を使用します。
このプロンプトのポイントは、「元画像を残す指示」と「スケッチ風へ変換する指示」を組み合わせていることです。

そして、こちらが実際に生成した画像になります。このように可愛らしく、温かみのあるスケッチ風のイラストを狙うことができます。

とっても可愛らしいイラストになったなも。
元画像の構図を維持する
最初に重要なのが、元画像の情報をできるだけ維持することです。
プロンプトでは、
「Preserve the original subject, pose, outfit, handbag, red taxis, buildings, road, and overall composition」
と指定しています。
これは、人物だけをイラスト化するのではなく、服装、バッグ、タクシー、建物、道路、全体の構図まで残すための指示です。
画像変換では、単に「かわいいスケッチにする」と指定すると、背景が大きく変更されたり、元画像にあった小物が省略されたりする場合があります。
そこで、残したい要素を具体的に指定することが重要になります。
例えば人物写真なら、人物のポーズや服装を残したい場合があります。
街の写真なら、建物や道路、車なども重要な情報になります。
このように「何を残すのか」を明確にすることで、元画像との関連性を保ちやすくなります。
ミニマルなドゥードル風に変換
今回のプロンプトでは、元画像をそのまま細かく描き直すのではなく、形をシンプルに整理しています。
「simplify everything into cute, playful, childlike forms」
という部分が、その役割を担っています。
ドゥードルとは、簡単に描いた落書きや手描きイラストのような表現です。
細部をすべて描き込むのではなく、特徴的な部分を残しながら、複雑な形をシンプルに置き換えます。
そのため、完成した画像は写実的なイラストというよりも、スケッチブックに描かれたかわいい街のイラストのような雰囲気になります。
少し揺れた線が手描き感を作る
スケッチ風の重要なポイントが「完璧すぎない線」です。
プロンプトでは、
「naturally uneven, slightly wobbly hand-drawn strokes」
と指定しています。
意味としては、自然に不均一で、少し揺れのある手描き線です。
デジタルイラストでは、完全に均一な線を使うと整った印象になります。
一方で、線にわずかな揺れや不均一さを加えると、人間がペンを使って描いたような温かみが生まれます。
さらに、
「tiny imperfections」
と指定することで、あえて小さな不完全さを残します。
この「完璧ではないこと」が、スケッチ風の魅力につながります。

背景を白く残す
今回のプロンプトでは、背景の扱いも重要です。
「Keep the white/light background visible around the illustrated elements」
と指定しています。
つまり、イラストの周囲に白や明るい背景を残すということです。
背景をすべて塗りつぶしてしまうのではなく、余白を活かすことで、スケッチブックに描かれた作品のような軽やかな印象になります。
また、街並みそのものを消してしまうのではなく、
「the city scene softly simplified rather than removed」
としています。
これは、街の背景を完全に削除するのではなく、簡略化しながら残すという意味です。
そのため、人物と街並みの両方を認識できるイラストを目指せます。
水彩インクの質感を加える
スケッチ風の線だけでは、モノクロのラフスケッチに近い仕上がりになることがあります。
そこで、このプロンプトでは、
「subtle watercolor-ink textures」
という指示を加えています。
水彩とインクを組み合わせたような、淡い質感を追加するための指示です。
さらに、
「minimal pastel washes」
によって、淡いパステルカラーの色づきを加えています。
色を強く塗り込むのではなく、あくまで控えめに使うことで、白い背景と手描き線が引き立ちます。

かわいらしい表情を取り入れる
人物をスケッチ風に変換する場合、表情も大きなポイントになります。
プロンプトには、
「expressive cartoon-like features」
という指定があります。
これは、漫画やカートゥーンのような表情豊かな特徴を加えるという意味です。
写実的な人物表現をそのまま維持するのではなく、少しデフォルメすることで、親しみやすいイラストになります。
ただし、人物の特徴を完全に別人へ変えてしまうのではなく、元画像の人物やポーズとの関連性を残すことが重要です。
スケッチブックのような雰囲気
さらに、
「clean sketchbook aesthetic」
という言葉を入れています。
これは、整理されたスケッチブックのような美的感覚を表現するための指示です。
単なる落書きではなく、余白や線、淡い色彩をバランスよく組み合わせた作品を目指します。
その結果、ブログのアイキャッチ画像、SNS投稿、旅行の記録、ポストカードなどにも使いやすい雰囲気になります。

スケッチ風画像を作るときのポイント
スケッチ風画像を生成するときは、次のポイントを意識するとよいでしょう。
1.残したい要素を具体的に書く
「元画像を維持する」だけではなく、人物、服装、バッグ、建物、車など、残したい要素を具体的に指定します。
2.線の特徴を指定する
「hand-drawn」だけではなく、「slightly wobbly」「uneven」など、線の具体的な特徴を加えると手描き感を表現しやすくなります。
3.色を使いすぎない
スケッチ風では、鮮やかな色を全面的に使うよりも、淡いパステルカラーや水彩のような色づきを取り入れるほうが自然です。
4.余白を残す
背景をすべて描き込むのではなく、白い部分を残すことで、スケッチブックらしい軽やかな印象を作れます。
5.背景を完全に消さない
街並みなど、元画像の雰囲気を残したい場合は「simplified rather than removed」のように、簡略化しつつ残す指示が有効です。
どんな画像に向いている?
このスケッチ風プロンプトは、さまざまな写真に応用できます。
例えば、街歩きの写真なら、建物や道路を簡略化して旅行スケッチのようにできます。
人物写真なら、服装やポーズを残しながら、かわいらしい手描きイラストへ変換できます。
また、カフェやショップ、観光地などの写真にも応用できます。
特に、背景に特徴的な建物や街並みがある写真との相性がよい表現です。

写真じゃなくて、
写真を元にした手描き作品
を作りたいときに
いいかもしれないなも。
まとめ
いかがでしょうか?今回は スケッチ風を生成するプロンプト を紹介いたしました。
淡い色彩と手描き感のあるイラストへと仕上げることができるこのプロンプトは
SNSや、ポストカードなどにも向いているのかもしれません。
皆様もぜひ、このプロンプトを使って素敵な一枚を残してみてはいかがでしょうか?
引用元:https://x.com/MissDelulu9/status/2086297043279258079?s=20

