最近よく耳にする 「Grok」。これはElon Musk(イーロン・マスク)氏が立ち上げた xAI が開発しているAIシリーズです。
その内の機能の一つ Grok API を使うと、自分のアプリやサービスにAIを組み込めちゃうんです。
「ChatGPTみたいな感じ?」と思った人、正解です!でもGrokは 推論力(考える力)に特化 しているのが大きな特徴。
本記事では、Grok APIを初心者の方に向けて、分かりやすく解説します。
Grokとは?
Grok(グロク) は、Elon Musk(イーロン・マスク)が立ち上げた xAI という会社が開発している AIチャットモデル のシリーズです。
特徴
APIとしても公開されていて、自分のアプリやサービスに組み込める。
ChatGPTみたいに会話できるAI
特に「推論力(考える力)」に強い
x(旧Twitter)の中で利用できる
何ができるの?
- 基本的なチャット(質問に答える・文章を生成する)
- プログラムコードの生成
- 長文の要約
- アイデア出し
- Web検索を組み合わせた最新情報の取得(Live Search機能)
APIってそもそも何?
まずは専門用語解説から。
- API(エーピーアイ)とは?
Application Programming Interface の略。ざっくり言うと「サービスとアプリをつなぐ窓口」のこと。
例:LINEとカレンダーアプリをつなげて「予定を自動でLINE通知」みたいなのもAPIのおかげ。 - トークンとは?
AIにとっての「文字数単位」。1トークン ≒ 英語で4文字くらい。料金計算のときに使われます。
SDKとは?
もう一つ、専門用語の解説です。
SDKとは(Software Development Kit) の略で、直訳すると「ソフトウェア開発キット」。
ざっくり言うと、開発者がそのサービスやAPIを簡単に使えるようにまとめられた便利セットです。
SDKに入ってるもの
- ライブラリ(便利な関数の集まり)
- ドキュメント(使い方ガイド)
- サンプルコード(コピペですぐ試せるコード)
イメージ
SDK = 「組み立てキット」
API = 「部品(ネジや板)」
SDKがあると、難しいHTTPリクエストやレスポンス解析を全部任せられるので、すぐにAIを自分のアプリに組み込めます。
Grok APIの使い方
- アカウント登録 → xAIの開発者ページ でサインアップ
- APIキーをゲット → これは「AIを使う合言葉」みたいなもの
- SDKをインストール → Pythonならこんな感じ
pip install xai-sdk
- コードで呼び出し → 例として Python なら…
from xai_sdk import Client client = Client(api_key="YOUR_API_KEY") chat = client.chat.create(model="grok-4-0709", temperature=0)
→ これであなたのアプリからAIが使えるように!
どんなモデルがあるの?
- grok-4(最新・最強)
文章理解&推論に強い。コンテキスト長も超長い。 - grok-3(安定版)
無料で使えることもあるので、まず試すならこれ。 - grok-3-mini(軽量版)
コストを抑えたいならこっち。
入力ごとの料金は?
Grok-4のAPI料金(2025年8月時点)
- 入力トークン:$3/100万トークン
- キャッシュ入力(同じ入力を再利用):$0.75/100万トークン
- 出力トークン:$15/100万トークン
- Live Search(Web検索付き):$25/1000ソース
サブスクプランも!
- SuperGrok Heavy:月$300。最新モデル&開発者ツール全部入り。
- SuperGrok:年払いで$300くらい。Grok 4にアクセス可能。
普通に遊ぶ・学習するなら無料〜安いプラン、ガッツリ開発するなら有料プランがベターです。
使うときのポイント
- キャッシュ入力(過去に入力したワードの再入力)を使うと安くなる(最大75%オフ)
- レート制限あり(480リクエスト/分、2Mトークン/分)
- YMYL(お金・健康系)には注意:AIの答えを鵜呑みにせず、必ず人間の専門家でチェックするのが鉄則。
まとめ
- Grok APIは「アプリにAIを組み込むための窓口」。
- 最新モデルは grok-4、でもコスト高め。
- まずは grok-3 や無料枠で試すのがおすすめ。
- 本格利用するなら SuperGrok Heavy(月$300) などのサブスクが必要。
- 料金は「入力・出力のトークン数」で決まる。
公式サイト(ドキュメント)はこちら:Grok API ドキュメント