最近、SNSや掲示板で「GPT-5が見えない」「使えない」という声が増えています。
中には「自分だけ使えないの?」と不安になる方も。
実は、この現象にはいくつかの共通した原因があります。
しかも、その多くはちょっとした設定やタイミングの問題で解決できるものです。
この記事では、GPT-5が使えない理由を分かりやすく整理し、すぐに試せる解決策もあわせて紹介します。
これを読めば、「あれ、使えない…」というモヤモヤがスッキリするはずです。
1. 原因は大きく分けて4つ
① 段階的な提供(ロールアウト)
OpenAIはGPT-5を一斉公開ではなく、段階的にユーザーへ提供しています。
特にAPIや一部機能は、まだ全員が利用できる状態ではありません。
まだ表示されない人=順番待ちの可能性があります。
② キャッシュ・クッキーの不具合
Redditでは、こんな解決法が多数報告されています。
「ブラウザやアプリのクッキーを削除したら表示された」
「WindowsアプリはPCマネージャーでキャッシュクリアが必要だった」
一見関係なさそうですが、古いキャッシュが原因で新機能が反映されないケースはよくあります。
③ 利用上限による制限
GPT-5は使い放題ではありません。利用上限があります。
モード | 制限 |
---|---|
GPT-5(標準) | 3時間あたり80メッセージ |
GPT-5 Thinking | 1週間あたり200メッセージ |
上限に達すると「使えない」と思ったり「使用感の不満」を感じる原因になります。
④ モデル選択の仕様変更
以前はo4-miniなど複数モデルが選べましたが、GPT-5登場に伴いUIや選択肢が変わっています。
「前のモデルが使えなくなった」と感じる人も多いようです。
ChatGPT Plusユーザーは引き続きGPT-4oが使える
GPT-5の登場で「前のモデルはもう使えないの?」と心配する声も多いですが、安心してください。
ChatGPT Plusユーザーは、引き続きGPT-4oを利用できます。
OpenAIはユーザーからの要望を受け、GPT-5に加えてGPT-4oもPlusプラン向けに提供を継続する方針を示しています。
ただし、GPT-5がデフォルトで設定されているため、GPT-4oを使いたい場合は、チャット画面のモデル選択メニューから手動で「GPT-4o」を選ぶ必要があります。
一方、無料プランのユーザーはGPT-4oの利用はできず、GPT-5など新しいモデルが利用可能な形です。
OpenAIはGPT-4oの提供期間について明確な期限を発表していませんが、ユーザーの声を踏まえ、Plusプランユーザー向けのサポートはしばらく続ける見込みです。
2. 解決策まとめ
状況 | 対処法 |
---|---|
モデルが表示されない | 少し時間をおく(ロールアウト待ち) |
反映されない | ブラウザやアプリのキャッシュ・クッキー削除 |
途中で使えなくなる | 利用上限の確認 |
前のモデルが使えない | 現状は仕様、改善や選択肢復活を待つ |
3. まとめ
「GPT-5が使えない」理由は、
システム不具合よりも提供段階や仕様、制限によるものが多いです。
もし表示されない場合は、
- キャッシュ削除
- 時間をおく
- 上限を確認
の順で試すのがおすすめです。
もっと詳しく知りたい方へ
GPT-5やGPT-4o以外にもChatGPTには、さまざまな内部モデルが存在します。特徴や違いが気になる方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
モデルごとの性能や得意分野を詳しく解説しているので、用途に合わせた選び方の参考になります。