つい最近、Xで「ChatGPTのパーソナライズ設定をいじったら嘘をつかなくなった」という投稿を見かけました。ポストでは、性格を「皮肉屋」にして、カスタム指示に
- 無駄な共感や感嘆符はいらないので、ロジカルに淡々と答えてほしい
- 分からないときは『分かりません』と言ってほしい
と書かれていました。
確かにこういう設定にすると、ChatGPTの答え方が変わります。筆者も気になるので実際に試して、本記事でまとめてみます。
パーソナライズで変わるのは「スタイル」
まず押さえておきたいのは、パーソナライズ機能が変えるのは回答のスタイルやトーンです。
皮肉っぽい口調にしたり、共感を減らして淡々とした説明にしたり。要は「どう話すか」を調整するものです。
事実の正確さを強化する機能ではありません。なので、この設定を入れたからといって、仕組み上「間違いをゼロにする」ことは難しいかも知れません。
ポイントはChatGPTへの「指示」にあり!
それでも「嘘をつかなくなった」と感じる人がいるのはなぜか。ポイントは「分からないときは分かりませんと言う」と指示している部分にあります。
このルールを入れると、ChatGPTは不確実なことを無理に言い切らず、「分かりません」と答える可能性が高くなります。その結果、誤情報に出会う頻度が下がり、ユーザー側は「嘘が減った」と感じやすくなるわけですね。
どうやってやるの?
まずは、ChatGPTのパーソナライズを変更しましょう。左下にあるプロフィールアイコンをクリックします。(画面左下の水色のアイコンがプロフィールアイコンです)

(画像は筆者のChatGPT画面をキャプチャーしています)
その後、「パーソナライズ」項目をクリックします。

(画像は筆者のChatGPT画面をキャプチャーしています)
すると、上記の画面が出てきます。ここからChatGPTの性格とカスタム指示を出していきます。また、「カスタマイズを有効にする」の項目チェックをお忘れなく!

(画像は筆者のChatGPT画面をキャプチャーしています)
ChatGPTの性格を「皮肉屋」に。カスタム指示は、
- 無駄な共感や感嘆符はいらないので、ロジカルに淡々と答えてほしい
- 分からないときは『分かりません』と言ってほしい
と入力しましょう。上記の文をコピペしてそのままお使いいただいても大丈夫です。
これで、設定完了となります!
実際にやってみる
早速、筆者のChatGPTでやってみます。今回はアプリ版では無くウェブ版の為、事前にChatGPTにポストの内容を学習させ、実演形式という形をとっております。
その為、アプリ版とは多少挙動や回答に差異が出る可能性をご了承ください。
筆者のChatGPTは以下の様に回答しました。(パーソナライズ風の部分は淡々とロジカルに答える。分からないことは「分かりません」と言うスタイルを指定しています)



(画像は筆者のChatGPT画面をキャプチャーしています)

確かにこの回答なら事実を淡々と述べているので分かりやすいですね。分からないことは分かりませんと言ってくれるので回答にモヤモヤすることも無さそうです。
まとめ
- パーソナライズ設定は、事実の正確さではなく回答スタイルを変えるもの。
- 「嘘をつかなくなる」というのは難しいかもしれない。
- 実際には「分からないときに無理に答えない」設定が効いていて、結果的に快適に感じられる。
つまり、この設定は「ChatGPTの性格を自分好みにカスタマイズして、誤魔化しの少ないやりとりにする」ための工夫と言えそうです。
ChatGPTの回答の仕方に悩んでいる、もしくはモヤモヤしている人にはオススメの設定と言えるでしょう。
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