2025年8月7日未明、OpenAIがX(旧Twitter)で次のような短い投稿を行いました。
この一言だけのポストが、世界中のAI業界関係者やテックファンをざわつかせています。
最大の注目ポイントは、「LIVE STREAM」ではなく「LIVE5TREAM」というスペルです。
これはどう見ても“5”を強調した意図的な演出。つまり、GPT-5の登場がいよいよ発表されるという可能性が非常に高まっているのです。
「LIVE5TREAM」とは何を意味するのか?
OpenAIはこれまで、プロダクトの重大発表の際にライブイベントを活用してきました。
特に2023年のGPT-4 Turbo、2024年のSora発表時も同様の手法が用いられており、今回も“定番の発表形式”とも言えるライブ配信が予定されている模様です。
そして、今回の投稿では 「STREAM」内に数字の5が挿入されている=GPT-5の公開」という暗示と解釈するのが自然でしょう。
発表日時は?日本時間でいつ?
OpenAIが指定している「THURSDAY 10AM PT(太平洋時間)」は、日本時間では以下の日時になります:
2025年8月8日(金) 午前2時(JST)
真夜中の時間帯ではありますが、AIやテクノロジーに興味がある人にとっては“夜更かしする価値がある”瞬間かもしれません。
GPTシリーズの進化をおさらい
GPT-5の予告に期待が高まる中で、ここで一度、これまでの進化を振り返ってみましょう。
バージョン | 発表年 | 主な特徴 |
---|---|---|
GPT-3 | 2020 | 1750億パラメータ。APIを通じて商用利用が拡大。 |
GPT-3.5 | 2022 | ChatGPTとして広く公開。応答性能の向上。 |
GPT-4 | 2023 | 論理性、推論、マルチモーダル対応の進化。 |
GPT-4 Turbo | 2024 | 長文対応(128kトークン)、メモリ機能の実験的導入。 |
この流れを見ると、GPT-5は“単なるアップグレード”ではなく、次世代AI体験そのものを変える可能性があると推測されます。
GPT-5で期待される革新機能
これまでの報道やリーク、OpenAI関係者の発言などから、GPT-5では以下のような大幅な機能拡張が予想されています:
1. 長期記憶(Persistent Memory)の本格導入
ユーザーとの会話履歴や好み、目的などを「覚えて」会話を最適化。AIがユーザーに“寄り添う”ような体験に近づくと言われています。
2. 自律型エージェント機能
買い物、予約、スケジュール管理、タスクの自動実行など、AIが「自分で考えて行動する」段階に。
3. より自然な会話表現
音声対話やマルチモーダル入力との連携がさらに進化し、“人間に近い”会話体験が可能に。
4. 推論力と正確性の大幅向上
既存のLLMよりも複雑なタスクやロジックを処理できるようになり、専門分野にも活用可能に。
5. Soraとの連携強化(映像生成AI)
動画生成AI「Sora 2」や画像生成機能との統合も噂されており、マルチメディアAIとしての完成形に近づいています。
業界全体へのインパクト
OpenAIのモデルが進化するたびに、教育・医療・ビジネス・クリエイティブなど幅広い分野で大きな波が生まれてきました。
GPT-5が登場すれば、
- 専門職の生産性革命
- 自律的なAIアシスタントの登場
- 教育現場での個別最適化
- ノーコードによる新しい開発の民主化
といった大規模な社会変革が加速すると予想されます。
一方で、倫理・誤用・AIガバナンスなどの課題も強く意識されており、Sam Altman自身が「マンハッタン計画と同レベルの社会的影響力を持つ」と語ったことでも話題になりました。
まとめ:歴史的発表を見逃すな
OpenAIが予告した「LIVE5TREAM」は、おそらくGPT-5という新たなAI時代の幕開けを告げるイベントです。
真夜中の発表にはなりますが、2025年8月8日(金)午前2時、あなたも未来の一端をリアルタイムで体験してみませんか?