最近、SNSで「えっ、これ本物なの!?」って思うようなリアルな動画を見たことありませんか?
Sora 2 や Grok Imagineなど、最新のAI動画生成ツールが登場して、AI映像の世界は一気に進化しています。
映画みたいなクオリティの短編を、個人でも作れる時代。
それ自体はとてもワクワクすることですが、同時にディープフェイク(偽動画)のリスクも増えており、Xユーザーのチャエン氏を始め警鐘を鳴らしています。
今日は、そんなAI動画を「見分ける力」を身につけるためのポイントを、整理していきます。
そもそもディープフェイクってなんなの?
ディープフェイクとは、AIが本物そっくりに人の顔や声を合成する技術のこと。
もともとは映画や広告など、クリエイティブな目的で使われていました。
しかし最近は、政治家や有名人の「発言をねつ造する」動画や、一般人を巻き込む悪質なフェイクも増えています。
本物にしか見えない映像が数分で作れる今、「見分ける目」を持つことがとても大事です。

生成AIの進化は近年目覚ましく、世界中を驚かせています。素晴らしい技術だからこそ、正しく活用していきたいですね。
ディープフェイクを見抜く6つのチェックポイント
① 口の動きと声がズレてない?
AI動画では、口と音声のタイミングが微妙に合わないことがあります。
瞬きが少なすぎたり、変なタイミングで目を閉じたりするのも要注意。
ワンポイント: 再生速度を落として見ると、口やまばたきのズレが分かりやすい!
② 光や影が自然か?
人の顔に当たる光と、背景の影が合っていないことがあります。
右から光が当たってるのに影が左にある…なんて動画は怪しいサイン。
ワンポイント: 顔の明るさと背景の影を「スクショして止めて」比べてみると違和感が見つけやすい!
③ 手や背景が“変”じゃない?
AIによってはまだ「手」や「文字」が苦手。
指が多かったり、背景の人が一瞬で消えたりすることも。
ロゴや看板の文字が読めないのもヒントです。
ワンポイント: 手・看板・文字など“細部”を意識的に見てみよう。AIは細部の整合性が苦手です。
④ 声と表情の感情が噛み合ってる?
声は落ち着いてるのに表情は怒ってる。
あるいは、ずっと同じテンポで話してる。
そんな“人間らしさの欠けた”違和感はAI生成の可能性あり。
ワンポイント: 音声だけを聞いたり、映像だけを見たり「分けて確認」するとズレが見えます。
⑤ 投稿元をチェック!
動画の出どころはとても大事。
誰が最初に投稿したのか、どのメディアが報じているのかを確認しましょう。
「出どころ不明」「匿名アカウント」なら一旦ストップです。
ワンポイント: 投稿日時とアカウント履歴をセットで見ると、フェイクの“出どころ”を見抜きやすい!
⑥ 画像検索で確かめよう
動画のスクリーンショットを撮って、
Google画像検索等で調べてみると、
同じシーンが他の文脈で使われていないか分かります。
ワンポイント: 1フレームでも違う場所で使われていたら要注意! “逆検索”は強力な裏取り手段です。
「疑う」ことは悪いことじゃない
昔は「映像=証拠」でしたが、今はそうとは限りません。
「これ本当かな?」と思う感覚こそ、これからの時代のリテラシーです。
AI動画は、教育・映画・広告など、素晴らしい使い道もたくさんあります。
だからこそ、「正しく見抜き、正しく使う」ことが、未来を守る第一歩です。

疑ったり、疑問に思う事は今の時代ならではのリテラシーです。慣れない部分も多いですが、少しずつでも広まってほしいですね。
まとめ:今日からできる3ステップ
- 違和感に気づく目を持つ
- 出どころを確認する
- 他の情報で裏を取る
この3つを意識するだけで、フェイクに惑わされるリスクはぐっと減ります。
AI映像の時代を生きる私たちにこそ、その力が必要です。
また、冒頭で紹介したチャエン氏の動画を見れば、より理解が深まるはず。是非チェックしてみてください。
動画全編はこちら↓
合わせてチェック!

ここまで記事を読んで頂きありがとうございます!
今回特集した「ディープフェイク」ですが、実はYouTube上にも表れているのをご存知でしょうか?動画を再生する際の広告にディープフェイクが紛れ込んでいるのです!
下記記事でまとめておりますので、悪質な詐欺に引っかからない為にも、是非一度、チェックをお願いします!これからもユーザー皆で気を付けていきましょう!