Nano Banana Proに、このプロンプトを投げるだけで
LINEスタンプ9個セットが一気に出来ちゃうぞ!
LINEが連絡ツールとして欠かせない現代人にとって、
そんな、気にならないわけがない投稿を、SNSで発見しました──
▲なんて使い勝手のよさそうなスタンプ~!!
というわけで今回、やることは決まりましたね。
Nano Banana Proで、件のプロンプトを使用して、
我らが愛しのマスコット『擬人化シンナモ』&『シンナモ(豆のすがた)』の
スタンプを作っていきましょう~!
せっかくなので!
▼スタンプ元となる画像を、3(4)種類ほど用意!

スタンプ化した生成結果3パターンとその違いを見ていきましょう!
ついでにNano Banana通常版でも同じプロンプトを実行して、その差を確認🍌
使用した『LINEスタンプ9個生成』プロンプト
SNSでシェアされていたプロンプトはこちら👇
[画像1]をベースにして、
手書き風のLINEスタンプを9個まとめて生成してください。
統一感のある9個セットとして仕上げてください。
✅条件
・特徴は必ず保持
・参考テイストの線の太さ・色味・雰囲気を反映
・背景は完全に白
・文字は太字(白フチ or 黒フチ)
・文字の色はセリフの雰囲気に合わせる。
・自然な表情・ポーズ
・9個を1回で生成
✅作りたい9種類
セリフ:おはよう!
セリフ:ありがとう
セリフ:ゴメン…
セリフ:ねむい
セリフ:OK!
セリフ:NO!
セリフ:大丈夫?
セリフ:またね!
セリフ:分からん
※[画像1]はアップロードするキャラ画像のことを指しています、このままでOK
セリフはすべて事前に指定済み、コピペ前提のプロンプトになっています。
使用する『Nano BananaのPro版』やりかた
Geminiのページへ👉https://gemini.google.com/app
モード:モデルを選択 → 思考モード(端末によってはThinkingモード)を選択

ツール → バナナな絵文字の🍌画像を作成を選択!

これで、Nano Banana Proを使う準備は完成なので、
- Geminiに相談と表示されているボックスに上記のプロンプトをコピペ
- ツールの左にある「+」マークから、スタンプに使いたいキャラの画像をアップロード
そしたら送信!あとは生成結果をワクワクしながら待つのみです!
使用した『キャラ画像』とパターン
今回試したのは、以下の3パターンです!
パターン①:擬人化キャラの三面図

パターン②:擬人化キャラ1枚 + マスコットキャラ1枚(合計2枚)

パターン③:擬人化キャラがマスコットを抱っこしている(1枚に2人)

オマケで、
③と同じ「2人一緒の画像1枚」を使って
Nano Banana 通常版でも同じプロンプトを実行
以上!Pro版のすごさが改めて分かるかも!?な検証セットです🍌
パターン①『 擬人化キャラの三面図 』
では、擬人化キャラの三面図イラスト1枚を[画像1]として指定した生成結果から。
その前に!なぜ立ち絵一本ではなく三面図にしたのか説明させてください。
ずばり、髪型や服の情報をできるだけ正確に渡したかったからです。

▲装いがシンプル…なようでいて、ちょっと複雑ナモからね~
正面イラスト1枚だと、AIツール側による良い感じの予測(笑)で
ディテールが省略・アレンジされることが本ッ当に多いんです…
その点、三面図なら、正面・背面・横のシルエット!
髪の長さや、衣装の細かい部分といった情報まで、きちんと伝えられます。
「キャラ崩れ防止用の安全装置」として期待しての三面図でした。
結果:キャラ崩れなし!同一人物で可愛く量産
▼やたら眠たがってるの(ねむいねむい…)はご愛敬ナモ!!!

- 髪色・髪型・服装などの特徴はちゃんと保持
- どのコマも「同じ子がスタンプ用にデフォルメされた」感じ
- 表情や仕草がセリフに合わせてしっかり変化
これは、公式スタンプの1セットと言われても違和感がないレベルでは…?
線の太さ、色味、文字のフォント・フチ等々、きれいに揃っていますね!
キメラ化無し、イレギュラーなポーズも無し
三面図ベースでも、生成結果キメラ化せず!!!(素晴らしい!)
まあ、三体が横に並ぶわけですから…地味に心配してました…。

▲AIあるあるキメラ化
そして、三面図を使ったからといって、
背中向きのスタンプ・横顔のスタンプといった
特殊アングルが自動で増えるわけではないようです。
9種類すべてが、
胸上くらいの構図から、正面〜ややナナメ向きに収まっていました。
「後ろ姿情報を学習させる効果はあるかもしれないが、
そのままポーズに反映されるわけではない」ということですね。
プロンプト側でポーズ指定など、新たな試みが必要かもしれません。
要検証!※今回はその検証しません
パターン②『 擬人化キャラ+マスコットキャラ(2枚) 』
次は、キャラ一人ではなく、
キャラ二人を[画像1][画像2]として指定してみました。

[画像1][画像2]をベースにして、
手書き風のLINEスタンプを9個まとめて生成してください。
プロンプト本文は上記のように[画像2]だけ追加変更、あとは同文です。
相棒がいる2人組キャラのLINEスタンプが作れるかも…ナモ…
という欲張りチャレンジ。成功なるか?
結果:相棒は1/3の出演率、そして別キャラ化
▼スライム化はたまに添えるだけ

- 擬人化シンナモ:
相変わらず再現率が高い。パターン①と同じく問題なし。 - マスコットシンナモ:
- 元画の明るい黄緑 → 深い緑に
- AI帽子の形が変わる
- 2本足がうにょうにょとスライム化
という感じで、[画像2]に置いたキャラは
面影はあるけど、ほぼ別キャラ状態でした。

▲別個体として仲良くはなれそう
構成バランスも、二人が揃っているのは9種類中3種。
あくまでも主役は擬人化キャラの方!と言わんばかりの扱いの差がすごいです。
2人組のペアスタンプは1枚にまとめる工夫が必要?
今回のプロンプトは、あくまで
[画像1]をベースにして、手書き風のLINEスタンプを~という書き方。
なので、追加した[画像2]は「参考資料」寄りの扱いになっていそうです。
その結果、
AIが「誰を主役にするか」を独自に判断
→ マスコット側のデザインが簡略化
& すべてに2キャラが登場する必要なし
という挙動になった可能性が高そう。
9枚全部を2人ペアのスタンプにしたい場合は、そもそも、
『最初から2人一緒に写っている元画像を[画像1]として渡す』
といった工夫がいるかも、と思いました。それを、
実際に試してみたのが次のパターン③の検証です!どうぞ!
パターン③『 擬人化キャラ+マスコットキャラ(1枚) 』
最後は、擬人化シンナモが、マスコットシンナモを
抱っこしている1枚イラストを[画像1]として指定しました。

「2人組スタンプを狙うなら、
元画像の時点で、2人セットにしておいた方が良いかも」
という仮説。その検証結果を見ていきましょう!
結果:相棒といっしょ率高し!だが、衣装の方が…
▼一緒に寝たり歩いたりしてるの可愛い~~!!!

- マスコットシンナモ:
②で別キャラ化した要因となっていた、
緑の色味、帽子、足の形状など体のフォルム
が、今回は元画像とほぼ一致
→ ゆるキャラ風にデフォルメされた同一キャラと言える仕上がり - 擬人化シンナモ:
- 髪型・髪色・顔立ちはそのまま
- 帽子が完全に消失、パーカーの色がオレンジ系に変化
- パジャマっぽい服装に着替えたりしている
両者キャラ、誰か分からないレベルのキャラデザ崩れは起きず!
ただし、人間キャラの着替え・色替えは普通に起きるという結果でした。
さらにこのパターンでは、絵のタッチに
鉛筆画のようなラインのざらつきがありました。
色使いも、クレヨン・色鉛筆風の淡さが感じられ、
手描き風スタンプ仕上げとなっていたのが特徴的でした。
2人組スタンプとしては、今回の中でダントツ

- 「ありがとう」「ゴメン…」で距離感が変わるのが細かくて良い
- 一緒に歩いたり、一緒に寝たり……とにかく仲良さげで可愛い
ほぼ全ての場面で二人一緒に登場してるのが、まず最高ですよね。
このコンビ感は、②と比較するまでもなく!良!!でした。
「2人組スタンプを狙うなら、
元画像の時点で、2人セットにしておいた方が良いかも」
という仮説は、ほぼ当たりだったと思います!!
オマケ:通常版で、同じプロンプトを使用
せっかくなので、Nano Banana Proだけでなく
通常版Nano Bananaでも下記の条件で試してみました。

- [画像1]は、③と同じ「擬人化+マスコットの抱っこ構図」1枚👆
- プロンプト本文も同じで、一切変更なし(完全コピペ)
キャラデザは可愛い!しかし日本語テキストが…
▼マスコットシンナモの( ˘ω˘ )率が過半数

- 擬人化シンナモ:髪型・髪色・顔立ちがそのまま。何なら一番そのままかも
- マスコットシンナモ: → 色味・AI帽子・体の形状が一致。
→ 同一キャラがゆるキャラっぽくデフォルメされた感じ(③と同じくだが、
③より更にゆるキャラ感が増してるのは、表情の乏しさと口元ωのせい?)
と、デザイン面は思った以上に優秀。
一方で、日本語テキストは……
- 「おはよう!」 → 「おはり!(おしより?)」 と謎の言葉に変化
- 「分かん??」「みたね!」は意味変わって伝わりそう
- 「ありがと」「ねみい」はギリセーフな気がするが、ニュアンス違い
- 完全に解読不能の文字もある
など、LINEスタンプとしてはアウト寄りの仕上がりです。
▼「およ~う」はどこから出てきたんだ……

フォントの太さ・フチ・文字サイズも安定せず、
9つ並べたときに文字の存在感・バランスがバラバラ。
「そのまま申請」はさすがに厳しい印象でした。
「表情・ポーズ素材ジェネレーター」としてなら
とはいえ、キャラの表情やポーズだけ切り取るならかなり優秀。
- 画像生成だけ通常版で行う
- テキストは自分で直す(または別ツールで合成する)
という前提なら素材を量産するジェネレーターとして活躍するかも…!
実際に使ってみて分かったこと
Nano Banana通常版が向いているケース
- 表情・ポーズのバリエーション素材だけ欲しい時
- テキストはあとから自分で編集する前提の時
- とりあえず無料で遊びながらアイデアを出したい時

キャラデザ自体は優秀なので、「表情差分が欲しい」
「テキストは手描きでこだわるから、絵だけAIに投げたい」
という人には、通常版でも十分役立ちそうです。
Nano Banana Proが向いているケース
- AIに日本語テキストまで含めて全部任せたい時
- 9枚すべてをそのままスタンプ申請に持っていきたい時
- 統一感のある1セットを手直し無くサクッと作りたい時

Pro版は、
誤字・崩れが少なく、フォントにもデザインが行き届いていました。
LINEスタンプとして使える文字を目指してくれているという強み。
Nano Banana Proを使うときのコツ
- 髪型・服が複雑なキャラは、正面1枚より三面図1枚の方が崩れにくい
※三面図を使っても自動で後ろ姿スタンプが増えるわけではない - 2キャラ以上のセットを作る場合、2人一緒に写っている元画像を使う

こういった工夫をしておくと、狙い通りになりやすいです。
あと、大前提。Pro版を無料で使う際1日3回までという上限にお気を付けください。
おわりに
SNSで見かけた「Nano Banana ProでLINEスタンプを9個まとめて作ろう」
というプロンプト。実際に試してみて、それぞれの生成結果に大興奮でした!
「自分のキャラでもいけるかな?」と思った方、きっといけます!
是非、この記事のプロンプトとコツをご参考に、
オリジナルスタンプ作りにチャレンジしてみてください!✨
👇LINEスタンプ以外も!?Nano Banana Proを更に活用!要チェックです✨


