アップデートされて、様々な面がパワーアップしたNano Banana Pro
その中でも「日本語テキストに強くなった」と、話題になっています。
Google公式も「かつてないレベル」と豪語していて、
日本語圏のユーザーからの期待値は非常に高いです…!
▲ガッツリ日本語セリフの入った4コマも作れちゃうみたいですよ
今回、この記事ではやりませんが!
では、今回は何をするのかというと!!!
ChatGPTで生成した文章「(架空の)パン屋さんのメニュー」を使い、
Nano Banana Proと、ChatGPTの、両方に同じ条件で
『おしゃれで可愛いイラスト入りメニュー表』を作ってもらう
という比較実験をしてみました!

▲シンナモは今回でてこないのでパン化してもらいました(パンナモ…)
両者のAIらしい個性と、その違いがハッキリ見えて面白かったのを
まとめてこねた記事になります🥐
使用した元メニュー文章はChatGPTより
最初に。検証実践で使用する元となったメニュー文は、ChatGPTより作成しています。

▲気持ちの良い返事で答えてくれました🥐
日本語の整い具合や、文章力には定評があるAIツールなので、
上図では全文は割愛してますが、元文章として充分で過不足が無いと思います。
今回の比較は、同じメニュー文章を両AI(Nano Banana ProとChatGPT)に投げて、
イラスト化したメニュー表を画像生成してもらうというシンプルなものです。
では早速!まず、期待値の高まっているNano Banana Proに
「以下のパン屋さんメニュー表をイラスト入りでおしゃれに可愛く作ってください」
(以下ChatGPT生成の架空パン屋メニュー文コピペ)とリクエストを送信です!!
Nano Banana Proに生成してもらった結果
Nano Banana Proが最初に返してきたのは
イラストに起こすことを想定した際のデザイン案のテキストでした。
そこで「イラストで作ってください」と追加指示を送ると、以下の完成品が生成👇

す、す、すすすごすぎないですか!?!!!???
実際に見て驚いた点
- 日本語テキストが正確で崩れがない(誤字無し)
- イラストと文字が完全一致、説明文との一体感も抜群
- 記号・数字・行揃えが自然で読みやすい
- レイアウトの統一感がすごく高い
- カフェPOPのような完成度
一発で「お店に置けるクオリティ」が出てきたという衝撃でした。
これは「日本語テキスト描写かつてないレベル」と公式さん言っちゃっていいです。
大きく何度もうなずきます!あまりにもすごすぎる!!!
ChatGPTでも3枚ほど生成してみた
メニュー文章元となってくれたChatGPT.
こちらも文章理解に強く、画像生成のテキスト描写も比較的、出来る印象。
というわけで。続いてはChatGPTに、
「以下の文章でメニュー表のイラストがほしいです」
(以下ChatGPT生成の架空パン屋メニュー文コピペ)とリクエストを送信!
1枚目:文章そのまま反映したような初生成
シンプルな素パンのような、素朴な味わいのある生成結果となりました。

給食のメニュー表のような安心感がある。(バクッといけそうなバクーロール…)
印象
- 情報は拾えているが、レイアウトの粗さが気になる
- ドリンクの項目が重複している
- 省かれて載っていないメニューもある
- イラストは可愛いもののパンのみで少なめ
- 誤字・解読不能は多いが、読める文字も多いのはすごい
- ただ、メニュー表としては未完成寄り
おしゃれなパン屋さんとは方向性が違うかもしれませんね……
2枚目:追加指示(修正反映)を盛り込み
ChatGPTで1枚目の生成後に気付きました。
Nano Banana Pro側のプロンプトは
「以下のパン屋さんメニュー表をイラスト入りでおしゃれに可愛く作ってください」
だったのに、ChatGPT側は「以下の文章でメニュー表のイラストがほしいです」……
……そう!!『おしゃれに可愛く』という指示が抜けていた!!!と。
これでは、プロンプトの条件が揃っておらず、ある種で不公平になります。
1枚目のChatGPTに続けて指示を送信!ついでに訂正箇所も簡潔に添えました。
「もっとおしゃれに可愛くしてほしいし、ドリンクの文字が重複してる上に
ドリンクのイラストがひとつもない」と追加送信後の生成結果👇

アレッ!?一気に良くなったのでは!?!?薄ピンクでオシャ可愛い
改善点
- おしゃれ感が一気に上昇
- イラスト数も増え、可愛いPOP風に
- 欠けていた要素(ドリンクなど)も追加
- 全体的に華やかで、目にとまる
だけど……
- メニュー文の改変・誤字
- 独自解釈による文章の変形・解読不能
- イラストと文字が一致しない箇所がある
等々、実際に使うことを考えると問題となる部分がまだまだ残ります。
テキストの正確さもNano Banana Proには劣る結果でした。
3枚目:比較対象と同じプロンプトで最初から生成
ChatGPTラストは、Nano Banana Proと最初から完全に同じプロンプト。
「以下のパン屋さんメニュー表をイラスト入りでおしゃれに可愛く作ってください」
(以下ChatGPT生成の架空パン屋メニュー文コピペ)とリクエストを送信👇

率直に。1枚目と2枚目の中間といった感じですかね……ウ~~ン
印象
- レイアウト整っていてバランスが良い
- 可愛い雰囲気も維持できている
- ただし文章の忠実さはまだ弱い
- 誤字や解読不能も目立つ
- カテゴリ位置や文の細かい部分が独自に変化しがち
ChatGPT生成3枚から見えた傾向
- 初回→粗い
- 修正→良くなる
- 文章の忠実さはNano Banana Proが上
- カスタマイズ性はChatGPTのほうが高い、かも?(現時点での印象)
ChatGPT3枚の中で、個人的に好きだったのは「2枚目」
ChatGPT生成の中で一番、自分の好みに感じたのは
シンプルな1枚目でもなく、同プロンプトの2枚目でもなく、
訂正と要望を重ねた、2枚目の生成画像でした。
初期案からの「もっと可愛く」「ここ直して」「絵も足して」
というやり取りを経て、ChatGPTがこちらの理想に寄ってくる感覚が楽しく、
AIと一緒に作品を育てた一枚という雰囲気も一緒に出来上がったように思えたのです。
Nano Banana Proは、ほぼ一発で完璧。
ChatGPTは、対話を重ねて完成に近づけていく。
その違いを体験できたのが面白い部分でした。
比較表
| 観点 | Nano Banana Pro | ChatGPT |
|---|---|---|
| 日本語テキストの正確さ | ◎ とても強い | △ 誤字・改変が入りやすい |
| レイアウトの安定性 | ◎ ほぼ完璧 | ○ 指示次第で変わる |
| イラストの統一感 | ◎ 綺麗で整ってる | ○ 可愛いが揺れ幅あり |
| 初回の完成度 | ◎ 一発で実用レベル | △ 粗めのスタートが多い |
| 修正の伸びしろ | ○ そもそも完成度高い | ◎ 指示でどんどん変わる |
| カスタマイズのしやすさ | ○ | ◎ 対話で好みに寄る |
| 向いてる人 | 実用・店舗・現場向け | 個性重視・共同制作向け |
Nano Banana Proは「実用レベルで」圧倒的
今回の比較で特に感じたのは、
実際にメニュー表を仕事で使う人にとって、
Nano Banana Proは本当に頼れる存在だということ。
- テキストの正確さ
- レイアウトの美しさ
- イラストと文字の統一感
- 一発で完成形が出る安定性
これらが揃っているので、
自営業の方や、飲食店・カフェでメニュー表を必要としている人には
そのまま実用できるレベルの完成度だと思いました。

▲全ての検証画像を見終えた今、あらためて見ても圧倒的
デザイナーに依頼したり、自分でPOPを作る手間が
文章ひとつで解決する可能性があるのはすごいところです。
ChatGPTには「育てる楽しさ」がありますが、
『今すぐ使えるメニューがほしい』という実務のニーズではNano Banana Proが強い
という実感がありました。
まとめに入る前に!Nano Banana Proを使うには?
まず、Geminiのページに移動します👇
https://gemini.google.com/app
モード:モデルを選択 → 思考モード(端末によってはThinkingモード)を選択

ツール → バナナな絵文字の🍌画像を作成を選択!

これで完成!無料版の場合1日3回まで使用可能ですよ~!
ちょっと試してみたくなった方、いらっしゃるんじゃないですか?是非🍌✨
両AIの「良さの方向性が違う」のが分かりやすい比較だった
今回の実践検証では、どちらが優れているかというのは一旦置いておいて。
得意分野・方向性がまったく違うというのが改めて分かる結果となりました。
- Nano Banana Pro → 完成度・正確さ・実用性に強い
- ChatGPT → 対話で育てる楽しさ・カスタマイズ性が高い
どちらも魅力的で、用途によって選ぶべきポイントが変わります。
そして、個人的なお気に入りはChatGPTの2枚目でしたが、
実用度ではNano Banana Proの圧勝というのも、また面白いですね。
この記事が、メニュー表を作りたい人、テキスト画像生成を試したい人の
ツール選びの参考になれば嬉しいです!
👇他AIを同じプロントで比較検証はこちらの記事でも!要チェックです✨



