Nano Bananaプロンプト紹介ページで見つけたメイク試着のプロンプト。
▼画像2枚でメイクが試せるって、楽しそうすぎません…!?

この記事を書いてる今は、ちょうどクリスマスシーズン…!
なのでせっかくなら、クリスマスメイクをキャラに試着させたい!!!
ただ、こちらの生成例。ごらんのとおり実写の人間同士なんですよ。
これ、イラストキャラにやってもちゃんと成立するの…?
それともメイクだけ写真っぽく浮いちゃったりする…??
そこで今回は、
- イラスト×実写メイク見本でも破綻しない?
- 画風を変えると、同じメイクでも雰囲気はどう変わる?
- オマケ:一頭身キャラ×実写メイクはさすがにどうなる…?
この3つをプロンプトは例文まま・条件はなるべく変えずに検証です!
今回の検証で使ったもの
今回のメイク試着、使ったAIツールはNano Banana Pro
URL:https://gemini.google.com/app
※通常版Nano Bananaでも今回と同じプロンプトが使えます
使った素材は、この3つ!
擬人化シンナモ①アニメ寄りイラスト(メイクを施す側)

▲当サイトのマスコットキャラが、ヒト型になったすがた
メイクを施す素体となりますので、今回はバストアップ構図。
胸から上をトリミングした画像を、使用していきます。
クリスマスメイクの実写風女性画像(メイク見本側)

▲AIツールによる生成画像。実在の人物ではありません※
検証による変化を分かりやすくするため、アイメイクはもちろん
リップ(口紅)も華やかに。フェイスペイントもガッツリです。
擬人化シンナモ②リアル調にしたイラスト(比較用)

▲画像 右の子ですナモ
画風が変わると、メイク試着がどう変化するか検証用です。
実写メイクが、いちばん馴染みやすそう~なイラスト土台。
一頭身シンナモ・デフォルメ強めイラスト(一応メイクを施す側…)

▲今回のオチ担当
画風が変わるどころか、頭身すらも変えて検証。
実写メイクが、いちばん馴染みにくそう~なイラスト土台。
はたして、どうなるか…?
使ったプロンプト(コピペOK)
掲載サイトのプロンプトをそのまま引用させていただきました。
今回のメイク試着、共通プロンプトはコチラ👇
Apply the makeup from Image 2 to the character in Image 1, while maintaining the pose from Image 1.
※日本語にすると、こんな意味です👇
画像2のメイクを、画像1のキャラクターに反映してください。画像1のポーズはそのまま維持してください。
結果①:アニメ寄りイラストでも、メイクが浮かずに馴染んだ
まずは『アニメ寄りイラスト』でメイク試着…!

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▲フィルターかけて自撮りした!みたいなキラキラ加工感!!
「実写メイクを当てたら、メイク部分だけ写真っぽく浮くのでは?」
と思ってたんですが…全然そんなことありませんでした!!!
- グリーン系のアイシャドウ
- 赤リップ
- サンタやツリーなどのフェイスペイント
このあたり、元メイク画像に忠実でありながら、
イラストの質感に合わせて描き直されてる感じでキャラの顔に馴染んでいます。
メイクが「貼り付け」にならず、
絵柄に合わせて再解釈してくれてるのが強いですね。
どうして「リアル調」でも試したの?
結果①の擬人化シンナモって、童顔っぽいアニメ絵柄で、
正直、メイク映えする顔(絵柄)ではないと思ってたんですよ。
だからこそ、ここまで自然に馴染んだのが意外でした。
だったら逆に、メイク映えしそうな、リアル寄りイラストにしたら
メイクの雰囲気も、キャラ全体の印象もどう変わるんだろう?
というわけで、同じキャラをリアル調にしたイラストでも、
同条件で試してみたのでした。
画風違い(リアル調)イラストの生成オススメ
画風違いのイラストを生成したい時、
個人的に一番オススメなAIツールは ChatGPT です!
今回のリアル調イラストも、ChatGPTから調達しました。

このキャラ画像をリアル調のイラストにしてください
ChatGPTに、リアル調にしたいキャラの画像を添付してコチラ👆を送信
すると、こんな画風違いのイラストが簡単に生成されます~!👇

もちろん他AIツールもそれぞれ良いのですが、
ChatGPTは多種多様な絵柄に強い印象✨是非おためしあれ~
結果②:リアル調だと、同じメイクでも「表現」が変わる
では、①のアニメ寄りと比較していきましょう~
『リアル調にしたイラスト』でメイク試着です!

アニメ寄りメイクと、どれくらい違いがあるかな?
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▲メイク・ペイントの立体感が、元絵と完全に馴染んでいる…!
結論:アニメ寄りメイクと比較して、めっちゃ変わる
しかも「メイクが濃くなる・薄くなる」という単純な話じゃなくて、
画風に合わせて、メイクの描かれ方が変換 されてる感じがしました👇
アイシャドウがナチュラル寄りになる

アニメ寄りの時は、ギラギラ盛ってる感が出やすい高発色だったのに、
リアル調ではグラデーションが柔らかくなって、肌に馴染む仕上がりに。
フェイスペイントの位置が微妙に変わる

前髪の位置や顔の立体に合わせて、見える場所に寄せて配置し直したように見えます。
見本通りに完全転写というより、キャラの顔に合わせて最適化してるような挙動。
元画像(メイク見本)やアニメ調では、バーン!と額の
センターで主張していたサンタが、眉上で隠れ気味だったり…
ほっぺに収まるスペースのなくなったステッキが鼻に大胆に…
赤リップのリアルなツヤ感と艶やかさ

赤リップが入ると、リアル調だと一気に「おねえさん感」が増しますね。
同じ赤なのに、画風が違うだけで印象が別キャラ級に変わる気がします。
ここまでメイクが画風に馴染んでくれると、
衣装もメイクに合わせて変えたい欲が出てきます…!
衣装といえば、メイクを施す側の衣装に変化が無かったのは、①②共通でした。
では、続いてオマケで試してみる一頭身のシンナモは。
もともと生まれたままの姿(というか裸体)に、変化はあるのでしょうか?
オマケ:一頭身キャラでもメイクできる?…想定外の展開に
というわけで、満を持して!
最後は『一頭身のシンナモ』でメイク試着です。

未知なる挑戦ですが、やったことは一緒で、
これまでと同じメイク見本画像+同じプロンプトです。
いざ尋常に!!生成!!!
……か、覚悟はいいですか?
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▲目が合ったら裸足で逃げ出すレベル
控えめに言ってバケモノが爆誕しました。
何故か目元だけは忠実に「かわいいドットハイライトの丸い目」
なのに、それ以外が全てメイク見本の顔造形に寄ってしまいました。
半端に人間と融合した結果──…メイクどころじゃない雰囲気に。
一頭身キャラは、顔のパーツや構成がシンプルすぎる分、
AIが「人の顔」に寄せにいくと事故りやすいのかもしれません。
さすがにこれは事件だったので、もう一度生成。
こりずに再生成してみた
▼シンナモとコラボしたカラコンはきっとこんな感じ…?

……2回目は、目がカラコンっぽく落とし込まれました。
た、たしかに「メイク試着」としてはそれっぽくなりましたね!
いや……しかし、それにしたって、グリーン肌のヒト型なんですよ。
元の一頭身キャラの「丸さ」「シンプルさ」はかなり薄れて……
キャラというより >>>別の擬人化<<< に、着地しました。
▼単純に「こう!👇」とは、いきませんでした……

- 顔パーツが少ないキャラだと、AIが『人の顔』に寄せにいきやすい
- そのせいで メイクは反映されても、キャラ要素が保てないことがある
- 逆に言うと、当たると『擬人化の方向性』を引き出せることも(クセ強めに)
一頭身キャラは「メイク検証」よりも、
何がどうなるか分からない「合成ガチャ」として楽しめるか、も…??
まとめ:イラスト×実写メイク見本でも成立、画風で雰囲気も変わる

- イラストキャラでも、実写メイク見本はかなり自然に馴染む
- メイクだけ写真っぽく浮く事故は起きにくそう
- 画風(アニメ寄り/リアル寄り)が変わると、同じメイクでも印象がちゃんと変わります
- アニメ寄り:盛れやすい / 装飾が分かりやすい
- リアル寄り:ナチュラル寄り / 配置が顔に合わせて調整されやすい / 赤リップの大人感が出やすい
- 一頭身などデフォルメ強めのキャラは、メイクは反映されても『人間化(半妖化?)』する
→キャラ崩壊する事故の可能性大
→ ガチャ要素・ネタ要素OKならアリかも…?
メイクは、時にはイベントを盛り上げてくれる楽しいものです。
今の時期だと、今回のクリスマスメイクでしたね。
リップの色選びや、キラッとしたアイメイク、フェイスペイント系の遊びも含めて、
キャラの雰囲気が一気に『イベント仕様』になります。
イベントシーズンって、ちょっとテンション上がるじゃないですか!
このプロンプトなら、普段のキャラをサクッと季節モードにできるので、
アイコンやサムネ作りにも相性よさそうですね✨
👇いつものキャラ画像から変化をつけたいならコッチも!要チェックです💥💥



