OpenAI が新たに発表した「Instant Checkout(インスタントチェックアウト)」は、ChatGPT 内で商品を見つけ、そのまま購入まで完結できる仕組みです。従来のように通販サイトを開いてカートに入れる必要がなく、チャット画面から離れずに支払いが済ませられるのが最大の特徴です。現在はアメリカで試験導入が始まっており、Etsy や Shopify の出店者を中心に利用が可能になっています。

(画像はOpenAI公式サイトをキャプチャーしています)
どうやってやるの?
Instant Checkout の基本的な流れは次のとおりです:
- ChatGPT で商品を検索・相談中に「Buy(購入)」ボタンが表示される
- ユーザーは配送先や支払い方法を確認し、そのままチャット内で購入を完了
- 決済処理は Stripe が担い、安全に支払いが行われる
- 商品の発送や在庫管理は販売者のシステムで対応
現時点では「単一商品の購入」に限定されており、複数商品をカートに入れて一括決済する機能は今後の対応予定とされています。なお、ユーザー側には追加手数料はかからず、出店者が OpenAI に一定の手数料を支払うモデルが採用されています。
詳細情報はこちらからOpenAI公式サイト:https://openai.com/index/buy-it-in-chatgpt/
ちょっと補足:Stripeってなに?
Stripe(ストライプ)は、世界的に広く使われているオンライン決済サービスです。クレジットカードやApple Pay、Google Payなど、さまざまな支払い方法に対応していて、多くのECサイトやサブスクリプションサービスでも使われています。簡単に言えば、「ネット上で安全にお金のやり取りをするための裏方サービス」で、ユーザーは特別な設定をしなくても普段のカード情報などを使ってスムーズに支払いができる、というイメージです。

(画面はStripe公式サイトをキャプチャーしています)
日本でも使えるようになるか?
現状ではアメリカ国内でのみ利用可能で、日本を含む他の地域への展開は今後の予定とされています。Stripe が日本でも幅広く利用されていることを考えると、技術的なハードルは低そうですが、法規制や取引慣習の違いが導入時期に影響する可能性があります。早ければ数年内に日本でも利用できる可能性がありますが、まだ具体的なスケジュールは示されていません。

OpenAIは常に、グローバルな展開をしています。日本を含む、世界的な展開については時間の問題でしょう。
プライバシーやセキュリティ面での懸念
チャット内で決済を行うとなると、支払情報や個人情報の取り扱いに不安を感じるユーザーも多いはず。今回の仕組みでは、Stripe を介した安全な処理が行われる設計になっています。また、OpenAI は「Instant Checkout 対応の商品を優先表示しない」と明言しており、公平性と透明性の確保にも配慮している点は安心材料です。しかし、利用者側でもプライバシーポリシーの確認や、支払い情報の管理に注意する必要があるでしょう。

もちろん、OpenAIとしても万全の体制を取っているはず。
ですが、サービス利用者としての注意義務や、リテラシーの意識は高めていくようにしたいですね。
まとめ
「Instant Checkout」は、チャットと買い物体験をシームレスに結びつける革新的な機能です。通販サイトを訪れなくてもチャットの中で商品選びから購入まで完結できるのは、ユーザーにとって大きな利便性をもたらします。一方で、日本での導入時期やプライバシー・セキュリティ面の課題はまだ残されています。今後の展開次第では、日常的な買い物のスタイルそのものが大きく変わるかもしれません。
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