Nano Bananaにある
キャラ画像をぬいぐるみ化してUFOキャッチャーに並べる
という面白いプロンプトを見つけたのが、今回の始まりでした。
▼見てくださいこのシンナモ！シンナモぬいぐるみ！！ぬいぬいしてます！！！
▲左右のクレーン台とシンナモが毛色違いすぎて異質かわいい
生成された画像が、実在していそうなほどリアルで、
大興奮したのが事の発端でした。（ちなみにこちらのプロンプトです👇）
Generate an image showing this animal as a simplified and deformed as an anime-like plush toy (made of short-pile, soft-touch polyester knit fabric), with multiple units inside a UFO catcher machine. On either side are additional UFO Catcher machines containing multiple plush toys of different animals, distinct from the main image. The setting is a Japanese game center, with an overall very bright impression. Only the top section of the UFO catcher is painted in vibrant colors. The lower section is painted white. The background is a wall, and the area behind the UFO catcher is quite blurred. The floor is carpeted. The shooting angle is from the front. Most importantly, absolutely no text or logos should appear in the output.ゲームセンターの雰囲気、照明、筐体の色味……実写では？と思うレベルの完成度。
じっくり眺めているうちに、こうも思ってしまったのです。
「マシン内に、ぬいぐるみが一種類だけなのは、ちょっと寂しくない…？」
そこで！プロンプト型破りのChatGPTで、複数・数種類のぬいぐるみを生成して
贅沢なカスタムUFOキャッチャー(の画像)を作ろう！となったのが、今回の記事です✨
ChatGPT製の「派生キャラ」で、ぬいづくり
まずは、UFOキャッチャーに入れるためのぬいぐるみの種類。
これを増やしたかったので、もうここから ChatGPT の出番です。
我らが愛しのマスコット「シンナモ」の派生キャラクターを作っていきましょう。
こちらの元キャラの画像を添えて
「このキャラを〇〇化させて」と、ChatGPTに送信します。
では、「このキャラをパン化させて」と送ってみましょう。
▲出来上がったパンのシンナモ……パンナモです！
このように、変化を遂げたキャラ(派生キャラ)の画像が簡単に出来上がります。
今回作った〇〇化は『パン』『おにぎり』『ケーキ』と、食べ物モチーフ。
基本的には、とても可愛く指示通りキャラ画像を生成してくれるのです、が。
一発で理想のデザインとはいかないことも、もちろんあります。
例えば、こちらは「このキャラをケーキ化させて」と依頼したシンナモ。
なんだろう…モコモコ感よりも、ドロドロ感が強い…？
(※個人の感想です)そう見えるのは、色味のせいかも？と思ったので
「せっかくケーキモチーフで可愛いんだからピンク系がいいな」と送信。
あっ！一気に可愛い！！スイーツなシンナモちゃん♡
と、こんな具合でラフな日本語でのリテイク案にも、的確に応えてくれます。
「もっとこうしてほしい」が伝えやすいのは、本当に便利でありがたい～
違うと思ったらすぐ方向性を伝えて修正できるという柔軟さは、
ChatGPTの画像生成が持つ強みのひとつ！ですね。
４種のぬいを！UFOキャッチャーに！詰めこみ依頼！！
では、いよいよ！
４種類のナモぬい(シンナモたちのぬいぐるみ)の画像を添えて。
ChatGPTに、リクエストしていきましょう！！
▲オタクの究極の願望をAIにぶつけてる瞬間
そして生成された画像はこちら👇
めちゃめちゃ可愛い！！！のですが、まぎれもなくイラスト調です…
求めていたのはNano Bananaのような実写寄りの質感だったので、
もう少しリアルさがほしい…！となりました。
理想イメージを伝えたら、急にクオリティが上がった
というわけで、続けて送ったリクエストはこれ。
「もっとリアルに存在しそうな質感でお願いします」
▲ワー！急にふわっふわの短毛生地っぽい質感に進化！！
光沢の入り方、影の落ち方など、とてもリアル。
本当のクレーンゲームの中を撮影した写真のように仕上げてくれました。
だけど！！！！
「4種類が1体ずつ…！？この量じゃ全部一人で捕獲れちゃうよ！！」
と、リアルすぎる故に、どうしてもリアルじゃないところに目が行ってしまう…！
ぬいぐるみ等のリアルな質感はかなり理想的だったものの、
リアルなUFOキャッチャーと考えると、その中身の量が圧倒的に不足しています。
というわけで、さらに追加でリクエストを送ることにしました。
「ぎゅうぎゅうに詰めて」で念願の量産 → いや近すぎる
次のリクエストは、こうです。
「すごく良いんだけど、そのままもっとぎゅうぎゅうに数が詰まってる感じで！」
結果──
ぬいぐるみの量は！完璧に！増えました！！
▲いや近いって！！！接写がすぎる
ぬいぐるみの数はしっかり増え、4種類ちゃんとある。
質感もふわふわでリアル。ぎゅうぎゅう感も、すべて完璧。ところが──
ぬいぐるみたちが 画面いっぱいに迫りすぎている…！！
もはやモフモフの壁みたいな距離感に。
それはそれで幸せ……いや、しかし。頭の中に思い描く理想の画像とは違います。
Nano Bananaが生成してくれたような、ゲームセンター全体が見えて
ゲームセンターに置かれてる情景が浮かぶ、実写寄りの雰囲気が欲しいんです！！
背景要望で、最終リクエスト → ついに完成…！
数々の生成画像によって、要望の伝え忘れにどんどん気付いていくのが面白い。
そんなこんなで、完成が見えてきました！最後にこちらの要望を送信。
「背景が見えるくらい引きの構図がいいです」
▲な、なんかパチモンが紛れ込んでる気がするけれど…！良い！！！
改めて、ぬいぐるみたちの元画像がこれです👇
AIプレート帽子が無い・ホイップに変更されていたり、
おにぎりの海苔がまっさらに消えてるのは、それも可愛いのでヨシとして
この…センターにいるおにぎりの胡散臭さは一体何なんでしょう……
▲すごく目が合うような気がする
AI生成あるあるのわずかな形状のブレ、からの謎の進化形態が
逆にリアルなクレーンゲームの雑多感を生んでいる気がします。
個人的には良いアクセント。むしろ好きまであるかもしれません。
「背景が見えるくらい引きの構図」…？
ゲームセンター全体が想像できるような背景を
期待しての最終リクエストだったのですが。
これ以上後ろに引いた画像は、その後試してみても
生成できなかったので、構図の限界っぽさを少し感じる結果に。
しかし、
- 複数種類ぬいぐるみ
- リアルな質感
- ぎゅうぎゅうに詰まってる
- ほんのり照明がぼやけた雰囲気の良い背景
と、求めていた条件は、ほとんど揃えてくれました！
全体の色味や光の入り方もよく、
オリジナルのUFOキャッチャー画像として
充分見栄えのする完成度で仕上がったのではないでしょうか。
感想：ChatGPTは「対話」で作り上げていく感覚が魅力
ここまでの流れを振り返ると「指示1回で理想が出てくる」というよりは
調整して → また調整して → 時にズレて → 修正して
という、まさに AIとの共同制作。
この試行錯誤の過程そのものが、今回の記事の肝です。
ChatGPTの画像生成は、対話で調整していく過程こそが楽しいツールだということ。
記事中にもあった、リクエスト文のように
「もっとぎゅうぎゅう～」「せっかく可愛いんだからピンク系が～」
といった喋るように自然な日本語でも（なんならもっと雑な言葉遣いでも）、
しっかり意図をくみ取ってくれるのが心地よく、対話をはかどらせてくれます。
だから生成AIに慣れていない人でも、安心して使いやすいです！✨
※本格的に画像生成したいなら有料版が便利
ChatGPTの画像生成は無料版でも試せますが、
1日の生成回数に上限があるため、今回のように
- 何度もリテイクする
- 角度や質感を少しずつ変えて調整する
- シリーズで複数パターンを作る
といった濃い遊び方をする場合、どうしても途中で
「画像生成の上限に達しました」と止まってしまうことがあります。
逆に、有料版（Plus など）では
生成回数が大幅に増え、長時間にわたる試行錯誤が可能 になるので、
今回のような『調整しながら理想の1枚を探す遊び方』を存分に楽しめます。
ChatGPTで画像生成をたくさん触りたい人には、
✨有料版の方が、圧倒的にストレスが少なくてオススメです✨
Nano Banana×ChatGPTの組み合わせは楽しい！
Nano Bananaの「ぬいぐるみ化UFOキャッチャー」の完成度に驚き、
そこからChatGPTで派生キャラを量産していって、
どんな画像を求めているのか、暫定の生成画像に気付かされながら
自分だけのUFOキャッチャーを組み上げていった今回。
図工の時間の工作をしてる気分で楽しかったです♪
AIツールごとに得意分野や特色が違うからこそ、
それぞれ自分にとって使いやすいところを良いとこ取りしちゃって
掛け合わせることで、ひとつの作品がより楽しく、より豊かになる。
そうして生まれる楽しさや、発見があるのを実感できました！
また面白いAI遊びを見つけたら、ぜひ紹介したいと思います～
👇ChatGPTの補佐×Nano Banana Proの機能を試す合わせ技の記事はココでも♪要チェック！
