AIが作った画像や文章、音楽。
いまや誰でも手軽に作品を生み出せるようになりましたが、
ふと気になるのが「これって著作権的に大丈夫？」という疑問。
SNSでは「AIイラストは盗作だ」「AIが作った作品に権利はない」など、
さまざまな意見が飛び交っています。
実際、AIと著作権の関係はまだ“グレーゾーン”なんです。
実際に最近公開された生成AISora2等でも問題定義されましたhttps://www.yomiuri.co.jp/economy/20251005-OYT1T50092/
AIは法律上「著作者」になれない
まず、最初に押さえておきたいポイントはここ。
日本の著作権法では、著作者＝人間と定義されています。
つまり、AIが自動で生成した作品そのものには、著作権が認められません。
ただし、そのAIを操作し、具体的な指示を出した人が
「創作的な関与をしている」と認められれば、
その人が著作者とみなされる可能性があります。
要は、AIが勝手に作ったものは無権利、
でも“どう作るか”を明確にコントロールしていたなら、
人間側の創作として守られる余地があるということですね。
意図して作成されたものなら、認められるかもしれないも！
学習データの「出どころ」が問題に
次に注目されているのが、AIの“学習データ”の扱いです。
AIはインターネット上の膨大な画像・文章を学習して成長しますが、
その中には当然、誰かが作った著作物も含まれています。
この「他人の作品を学習に使うこと」は、
著作権侵害になるのか？という点が世界中で議論になっています。
現時点の日本では「非営利かつ解析目的の利用であればOK」という立場。
ただし、商用利用や元データが特定できるような場合は、
著作者の権利を侵害するおそれがあります。
アメリカやEUでも訴訟が相次いでおり、
今後は“AI学習の透明性”が大きなテーマになりそうです。
基本的には「商用化せず、個人で楽しむ」！生成AIに学習させる際は、特に気を付けてほしいなも！
生成された作品は誰のもの？
では、AIで生成した作品の権利は誰にあるのか？
結論から言えば、著作権は基本的に発生しません。
ですが、“生成したデータ”そのものを
利用規約で制限しているケースもあります。
たとえば一部のAIツールでは、
「生成物の商用利用を許可する」「特定プランのみ使用可」
といったルールが設けられています。
つまり、使っているツールの規約を確認することが最重要。
著作権はもちろん「利用条件」も鑑みて判断する時代になっています。
著作権と合わせて、利用規約もしっかり確認して欲しいなも！
著作権だけじゃない、“倫理”の問題も
AIが作る作品の中には、
現実の人物やキャラクターにそっくりなものも少なくありません。
そうした場合、たとえ著作権を侵していなくても、
肖像権やパブリシティ権、風評被害などのリスクが発生します。
法的にセーフでも、モラル的にアウトなケースは多い。
だからこそ、AIを使う人の「倫理観」が問われる時代です。
自分の作品やキャラクターが勝手に使われたら誰だって嫌な気持ちになるし、困っちゃうなも！
まとめ：AIと人間は“共作”の関係へ
AIの登場で、著作権の線引きはより複雑になりました。
けれど、それは「創作の終わり」ではなく、
“新しい共作の始まり”でもあると思うんです。
AIは人の発想を広げるツールであり、
使う人の意図と責任があってこそ輝く存在です。
これからは「AIが作った作品」ではなく、
「AIと一緒に作った作品」という意識が大切になっていくでしょう。
合わせて読みたい
ここまで記事を読んでくれてありがとうなも！みんなでルールを守って生成AIを使うなも！
下記には著作権以外にも気をつけなきゃいけないディープフェイクについての記事をリンクしたなも。生成AIが凄くなる一方で悪質な詐欺等も増えているなも！是非記事を読んで対策をつけて欲しいなも！
