先日、大きな地震がありましたね……
タイムラインも一気に防災ムードに。その時、私は、
- 地震が起きたその瞬間、どう動けばいいのか
- その後の避難や生活のために、何を用意しておけばいいのか
この2つの問題が、急にリアルで身近なものに思えたのです。
…備えをしたい!心構えも、物質的な準備もしたい!
大事な人(自分含め)を守りたい!──とはいえ、
自分だけでゼロから防災マニュアルを作るのはハードルが高い…!!!
そこで今回は、Nano Banana Pro と ChatGPTに手伝ってもらって、
- 地震の「その時どうする?」をまとめたカード
- 事前の備え・避難生活のポイントをまとめたカード
- 非常時持ち出しバッグの中身をまとめたカード
という、防災イラストカード3枚セットをAIだけで作ってみました。
①Nano Banana Proに災害の相談 → 得た情報で画像生成
まずは、Nano Banana Proのチャットにこう投げました。
昨日、大きな地震があった。災害時、気を付けるべきことを教えて。
すると、以下の内容をテキストで分かりやすく説明してくれました。
- 揺れている最中に命を守る行動
- 揺れが収まった直後に気を付けること
- 情報の扱い方(デマに注意)
- 日頃からやっておきたい備え
その回答に続いてこのリクエストを送信します👇
今教えてくれた気を付けるべきことを、1枚のイラストにして分かりやすくまとめてほしい
そして生成された画像が、この防災イラストカードです。

カード1枚目:揺れている瞬間〜揺れが収まった直後の行動
- 発生の瞬間は「机の下で頭を守る」「落ちてこない・倒れてこない場所へ」
- 揺れが収まったら「沿岸部はすぐ高台へ(津波注意)」「ブレーカーを落として通電火災を防ぐ」
- 家の中でも「靴を履いて足元の安全を確保」
- 情報は「ラジオや自治体の情報を確認」「デマを拡散しない」「安否確認は災害用伝言板171やWebで」
- 日頃の備えとして「家具の固定」「枕元に靴とライト」「簡易トイレ・水・食料の備蓄」…など
文字で並べると、こんなにズラリとしてしまう……
でも、どれも大事!そんなポイントがイラスト付きで整理されています。
一枚で「どう動くか」が分かりやすい実用的な防災カードが出来ました。
②入りきらなかった情報は、もう1枚に分けてもらう
ただ、テキストで教えてもらった内容は1枚では収まりきらず、
カードに入りきっていない情報もありました。
そこで続けて、このように追撃リクエスト👇
1枚に入りきらなかった情報追加でもう1枚イラストほしい
その結果、生成されたのがこの2枚目のカードです。

カード2枚目:ハザードマップ・防災会議・避難生活のポイント
- ハザードマップを確認しよう
- 自宅周辺の危険を知る
- 浸水想定区域・土砂災害警戒区域をチェック
- 複数の避難経路を検討
- 家族で防災会議を開こう
- 避難場所・避難経路の確認
- 連絡手段の共有(災害用伝言板など)
- 役割分担の話し合い
- 避難生活での健康管理
- エコノミークラス症候群予防(こまめな体操など)
- 衛生管理(手洗い・マスクで感染予防)
- 非常用持ち出し袋の中身を定期チェック
といった、事前の備え~避難生活までのちょっと踏み込んだポイントが整理されています。
1枚目が「地震が起きた瞬間〜直後の行動」、
2枚目が「事前の準備と避難生活のコツ」という役割で、
2枚セットで見るとかなり安心感が出てきますね!
③非常時持ち出し袋の中身 → ChatGPTとNano Banana Proの分業
次に気になったのが、非常時持ち出し袋の中身でした。
▼カード一部「何入れる?」は、こっちが聞きたかった…

ここまでNano Banana Pro1本で、カード作り全工程をおこなってきました
が!テキストベースの情報を整理するのはChatGPTの方が得意そう…
と、思ったので。次の防災カード作りでは、
- まず ChatGPT に「非常時バッグって何を入れておけばいいの?」と質問
- ChatGPTがまとめてくれたテキストをNano Banana Proへコピペ
- コピペ文の冒頭に「以下の情報を分かりやすく1枚のイラストにまとめてほしい」と添える
という分業スタイルでカードを作りました。具体的な最終プロンプト👇
以下の情報を分かりやすく1枚のイラストにまとめてほしい
災害リュックに入れておくべきもの(基本セット)
✅ 命を守るもの
飲料水(500ml〜2L × 1〜2本)
非常食(カロリーメイト、缶詰など 1〜2食分)
懐中電灯 or ヘッドライト(+予備電池)
ホイッスル(救助要請用)
簡易マスク(ホコリ・煙対策)
救急セット(ばんそうこう、消毒液、常備薬)
モバイルバッテリー(フル充電+コード)
✅ 衛生・防寒グッズ
ティッシュ/ウェットティッシュ
タオル
簡易トイレ(凝固剤付き)
手袋(軍手や防寒用)
レインコート
アルミブランケット(防寒)
マスク(数枚)
✅ 情報・連絡手段
携帯ラジオ(電池式・手回し)
家族の連絡先メモ(紙で)
本人確認書類のコピー(保険証、免許証など)
筆記用具(メモ帳、ペン)
✅ その他あると便利なもの
現金(小銭含む)
ビニール袋/ジップロック(仕分け・ゴミ袋など)
ナイフ or はさみ(マルチツール)
予備の下着・靴下
非常用の笛・光るキーホルダー(夜間避難用)
👶 子ども・高齢者・女性向け追加グッズ
哺乳瓶/粉ミルク/おむつ(赤ちゃん)
高齢者用お薬/杖/補助器具
生理用品/替えの下着(女性)
この災害リュックは「発災直後〜避難所到着までの1日分」を想定しています。
家には別途「備蓄用(3〜7日分)」の水や食料も用意しておくとさらに安心です。
定期的に中身を確認し、賞味期限・電池の有無などもチェックしておきましょう!
▲ためになるので、よかったらパーッと流し読みしてください
やはり長文の宿命か、Pro版と言えど生成一発目は誤字が多かった…
ので、同じプロンプトで再生成。そして完成!今度は完璧です✨

カード3枚目:1日分を想定した災害リュックの中身
- 命を守るもの
- 衛生・防寒グッズ
- 情報・連絡手段
- 子ども・高齢者・女性向けの追加グッズ
- その他あると便利なもの
これらの雑多な中身が、それぞれ項目別にまとめられています。
イラスト付きで一覧になっているので、とても分かりやすいですね。
- このリュックは「発災直後〜避難所に着くまで」の1日分想定
- 自宅には別で3〜7日分の水・食料を備蓄しておくと安心
- 賞味期限や電池切れを定期的にチェック!
という、注意書きもしっかり拾って枠外にきちんと記載されています。
必需品・あると便利なもの等、一目で分かりやすいので
「とりあえずこのカードを参考にすれば、スタートラインには立てる」
という目安になってくれるのが良いところではないでしょうか。
④AI防災カードづくりのコツ&失敗しないポイント
- 最初はテキストで説明してもらう
いきなり「イラストにして」よりも、
まずは文章でしっかり説明してもらってから、
「今教えてくれた内容を1枚のイラストカードにして」
と、お願いした方が、情報の抜けが少なかったです。
個人的にも頭に入ってきやすいし一石二鳥!
- 入りきらなかった分は「もう1枚」と分割させる
Nano Banana Proに「1枚に入りきらなかった情報追加で
もう1枚イラストほしい」と頼むと、
自然に『行動編』『準備編』のように分けてくれて便利。
- 誤字が多いときは、プロンプトそのままで再生成してみる
文字量が多い場合、どうしても誤字が出やすいので、
文章を変えずに(or 微調整した言い回しの)同じ指示で
何枚か生成して、一番読みやすいものを採用しましょう。
- ChatGPTとNano Banana Proを役割分担させる
情報の整理(カテゴリ分け・優先度づけ)はChatGPT、
日本語が入るイラストカード化はNano Banana Pro…という分業がかなり相性◎
2025現時点、日本語テキスト描写に強いAIツールは圧倒的Nano Banana Pro!
ChatGPT含め他は、誤字や解読不能文字が生成されがちです。
大事なこと:情報の最終確認は、自分自身で!
ChatGPT他、AIツールが生成する内容は
常に最新情報・地域事情を反映しているわけではないため、
内容を全て鵜呑みにしてしまうのは危険です。
最終確認、情報は正しいかご自身で行うチェックはとても大事。
その際は自治体・政府サイトや最新公的資料等もご参照くださいね。
初心者向け:Nano Banana Proの使用方法
Geminiに移動👉https://gemini.google.com/app
モード:モデルを選択 → 思考モード(端末によってはThinkingモード)を選択

ツール → バナナな絵文字の🍌画像を作成を選択!

これで準備OK!Nano Banana Proで使用することが出来ます🍌
※無料版の場合1日3回までの上限アリ
見返しやすいイラストカードをAIに作ってもらおう
配りやすい!保存しやすい!見返しやすい!
テキストだけのメモと比べて、
イラストカードにしておくとこんなメリットがあります。
- 家族や友達に画像1枚でLINE共有しやすい
- スマホのアルバムに入れておけばオフラインでも見返せる
- 必要な人には印刷して配ることもできる
- SNSで「こんなの作ったよ」とシェアして、防災の話を振りやすい
「ちゃんと備えようね」と話題にしづらいテーマだからこそ、
かわいい・見やすいカードという入口はかなり大事だなと感じます。
不安で終わらせず「備えやすくする」ためにAIを使う
大きな地震がくるたび、不安も一気に大きくなります。
その不安を少しでも減らすための、2ステップが今回のまとめ。
- ChatGPTで情報を整理してもらう
- Nano Banana Proで1枚のイラストカードにしてもらう
▲ステップ1だけでも充分、心の整理につながる気がしますが
ステップ2で分かりやすい情報の可視化が手元に出来ると、より安心。
ざわついた心の、落としどころになってくれるかもしれません。
「非常時バッグって、結局何を入れておけばいいの?」
という漠然とした疑問からスタートしても、AIをうまく組み合わせれば、
家族や周りの人と共有できる防災メモにまで仕上げることができるんです。
同じやり方で
『ペットの防災カード』『お薬の飲み方メモ』
『(子どもの)お留守番ルール カード』など、
自分の生活にあった1枚カードも作ってみると
AIがますます暮らしの道具っぽく感じられるかもしれません。
今回の災害リュックカードも、気に入ってもらえましたら
ぜひ保存して、家族や友人への共有用に使ってみてくださいね!
どんどんAI活用して、穏やかな暮らしを大事に守っていきましょう~!
👇圧倒的テキスト描写力でイラストカード化した記事はこちらも!是非チェック✨


