AI動画生成ツール Sora2、すごいですよね……すごい。
遅ればせながら最近その存在を知ったのですが、SNSで見る完成動画はどれも映画さながらで。
クオリティすごいけど……意外と簡単に作れちゃったり、しない…?
だって最近のAIツール様って、デジタル不慣れな人間にも優しかったりするし…!
※デジタル不慣れな人間の所感
なんて、ある種の安心と信頼で、
軽率に「私も! 私も作ってみたい!!」と、意気込んで
初挑戦したのですが――現実は、想像以上にカオスでした。
Sora2のURLはこちら👉https://sora.chatgpt.com/explore
まずはシンプルなプロンプトでお試し
▼とりあえず、この子らがわちゃわちゃ動いてるのが見たいぞ

そんなわけで。まず試したのは、非常にシンプルなプロンプトです。
「この4匹のキャラクターたちが『ぼくがいちばん可愛いナモ』と言い合って大乱闘する。白背景」
最低限、動画冒頭でのセリフだけを指定。
後ろの処理でややこしくなるのを避けるため、背景も最低限で白を指定。
(これが初作品になるので、なるべく失敗は避けたいのが見えますね)
これで、あとは模型を動かすような感覚で、
自然に映像が展開してくれればいいなと思っていました。
結果はというと……
『勝手にオチまでつけてくれて、愉快なショート動画っぽい流れ』になりました!
物語性もカット割りも、ちゃんと動画になっていたことには素直に感動。
「すごい、ほぼ自動で短編ができちゃうんだ!」と胸が高鳴りました。
いや、しかし。
地獄ではある
- ものの数秒でキャラクター全員の顔面が崩壊
- 第三コマで突然5匹目の見知らぬキャラが乱入
- 中盤からディテールが溶け始め
- 最終的にキャラデザの原型がグチャドロのホラーテイストに
▼始まりはこんなに可愛かったのに……

▼ひ、ひいいいい

「みんな可愛いで良いナモ!」の台詞でオチを作ってくれたのは素晴らしい
のですが、(融合した姿でそれ言うのはもうバッドエンドでは…?)
再生終了と同時に感激と衝撃。そして恐怖したのは否めません。
台詞の誤字が些細なことに思える程度にはその他の情報量が多すぎる。
本来ほんわか系の可愛いキャラたちなのに、終盤は完全にサイコホラー映画のキメラ…
目的の「わちゃわちゃ大乱闘♡」ではなく、予期せぬ恐怖演出で締めくくられました。
まあシュールギャグとしてアリ。うん、これはこれでアリなんじゃないか…?
即オチ2コマ作戦をひらめく
ホラーテイストに崩壊した初回生成――しかし意外にも、
シュールギャグ動画としては綺麗にオチていたことに気付きました。
決して思い描いていた通りではなかったけれど、
最低限の冒頭セリフと白背景だけで、勝手に構成とオチをつけてくれる。
これはこれで面白い。この予想外の展開に、少し希望も見えました。
そこでひらめいたのが「即オチ2コマ作戦」
「最低限のセリフ、始まりと終わりだけ指定すれば
あとは良い具合にアレンジしてくれるはず」という発想の戦法です。
動画というより『2コマ漫画の延長』として作れば良いのではないか?
そこでChatGPTに、
「このキャラクターたちを登場させた即オチ2コマ漫画のネタを考えてください」
と依頼。
いくつか案を出してもらい、面白そうなものを選び、
その構成をそのまま動画プロンプトに落とし込んで、再チャレンジです✨
2作目:キャラは可愛いのに、言語が崩壊
そんな再挑戦の2作目プロンプト。(ネタ出し協力:ChatGPT)

右から4番目のキャラ「ねえ、みんな帽子に書いてある“AI”って何の略?」
みんな「うーん……」
右から2番目のキャラ「A…あじのり!I…いりごま!」
みんな「食べ物じゃん!」 白背景
話の構成は守られ、キャラデザも安定に可愛い!
しかし今度はセリフ表示と読み上げが少し残念。
- 「AI」を 「えーいー」 と読み上げる
- 「あじのり」が 「あじ…」 と表示される
- 読み上げとテキストの脱字が発生
キャラは可愛いのに言葉まわりが残念という、
なんとか絵面と文脈の雰囲気で伝わってほしいと祈るような出来栄え…
3作目:読み上げもオチも完璧、しかしキャラよ
3作目は、用意したセリフが短すぎたのでしょう、
以下にSora2がオチを追加してくれたパターンで作成されました。
左のキャラ「ねえ、“AI”ってなんの略だと思う?」
(間)
右のキャラ「“あいされたい”に決まってるじゃん」
話の整合性はバッチリで構成良し
今回は読み上げの方も完成度が高い!
しかし……
キャラクターが元デザインから大きく離れ、壊滅的に可愛くない。

これ👆が!これ👇は…!!さすがにッッ…

キャラクターの可愛さは大事。なので、全体としてはまた失敗。
そして分かったこと(分からないということ)
動画制作には「ここだけ直して」と言うような微調整の感覚が通用せず、
表現を根本から変えないと改善につながらない場面が多くありました。
いやいや、表現を根本から変えるって
>>>ほ ぼ 1 か ら 作 り 直 す の に 近 い ! ! ! !<<<
しかも良いのが出来るまでその作業の繰り返し…
Web制作やデザイン修正の感覚とは全く違っていて、
その難しさ、手間に思わず頭を抱えました。
~以下sora2初心者のボヤキ~
え、これプロンプトの正解テンプレをまず見つける必要がある…?
だってこんな、言い回しだけ変えてひたすら総当たりなんてそんな、時間ばっか溶けてく…
でも同じプロンプトの生成でも失敗例と成功例がちゃんと紙一重で存在するんだよな~~
じゃあやっぱりロジカル一辺倒じゃなくて、運要素が強い…?はえ…???
以上をブツブツ言いながら、
気付けば上限いっぱいまで生成に挑んでいました。
試行錯誤するたび、思いもよらない生成が返ってくる面白さがあったのは確か。
結論
簡単な、台詞や背景の最低限の入力。
それだけじゃ、思い描いた通りにはならなかった。
でも、予想外の展開が生まれるライブ感が面白くてやめられなかった!
※AI初心者が、無勉強のままSora2に挑戦してみた感想です
Sora2は、運要素も生成の成功率にかなり関わっているように思いました。
同じ指示でも、毎回違う結果。正解の形が読めない。微調整の指示も難しい。
それらが楽しく、ときに苦々しい、sora2初挑戦体験となりました。正直もっと簡単だろうとナメてました。沼が深そうだよお…
この記事は、ここで終わります!が!動画制作への挑戦は続けます!!
☆いつか奇跡の動画が出来上がる日を信じて──…!!
👇正解プロンプトがちゃんとある(!?)Sora2の記事はこちら!要チェック✨
👇かわいいシンナモーズ🫛🍞🍙🍰出自の記事はこちらナモ!



