こんにちは!生成AI使いまくりの筆者です!
話題の画像生成AI「Nanobanana Pro」は「日本語テキストがかなり読める」「資料っぽい画像にも強い」とよく言われています。
でも、どうせ検証するなら一番カオスなやつで試したい……ということで、今回はあえて日本のネットミームでもある「霞が関パワポ」風の行政資料を作らせてみました。
しかも、ただの行政資料ではなく、右下に当サイトのマスコット「シンナモ」がちゃっかり登場するバージョン。
実際に生成してみた結果や、プロンプトの工夫、使ってみて分かった“得意・苦手”をまとめていきます。
Nanobanana Proが使えるGemini3はこちらからhttps://gemini.google.com/app?hl=ja
今回の検証環境とざっくり前提
- ツール:Nano Banana Pro(画像生成モデル)
- 入力:テキストプロンプト+シンナモの画像を1枚アップロード
- 目的:
- 文字ぎっしりの日本語資料をどこまで崩さず描けるか
- 指定したレイアウト(タイトル帯・ボックス・矢印など)を再現できるか
- シンナモの「AIプレート」や色味など、キャラ要素がどこまで保てるか
早速実践!…の前に「霞が関パワポ」って何?
この記事で言っている「霞が関パワポ」は、
“情報ぎっしり系パワポ資料”をネタっぽく呼んだ日本のネットミームです。
実際の情報ぎっしりパワポがこちら↓

(画像はデジタル庁「自治体情報システムの標準化における ガバメントクラウドの利用について」からキャプチャーしております)

(画像はデジタル庁「自治体情報システムの標準化における ガバメントクラウドの利用について」からキャプチャーしております)

も、文字で埋め尽くされてるなも…

読んでる途中で訳が分からなくなりそうなも…
特徴をざっくりまとめると、こんな感じです。
- 1枚のスライドに文字と情報をこれでもかと詰め込んでいる
- 「背景」「課題」「方向性」「施策」などの四角いボックスがずらっと並ぶ
- それぞれのボックスをカラフルな矢印でつなぎまくる
- すき間というすき間に、脚注・注意書き・補足が小さい文字でぎっしり
- 無料素材っぽいアイコンやイラストが、ところどころに添えられている
一言でいうと、
「大事な情報は全部入れた結果、
どこが大事なのか一瞬わからなくなるタイプのパワポ」
みたいな資料ですね。
SNSやネット記事では、そういったスライドをまとめて「霞が関パワポ」と呼んでネタにしたり、
デザイナーさんが「読みやすい資料にリメイクしてみた」企画をしていたりもします。
その見た目から、
- 「曼荼羅(まんだら)みたい」
- 「ウォーリーが隠れていそう」
- 「横向きA4サイズの現代アート」
って言われたりしてるとかしてないとか…詳しくはネットで「霞が関パワポ」とご検索下さい!

ええっと…詳しくはネットで検索してほしいなも~!

濁したなもね…この記事を書いてる筆者は炎上を恐れているなも…
第1ラウンド:行政の業務効率化スライドを作らせてみた
最初に挑戦したのは、もっとも“霞が関パワポ”っぽいテーマです。
- タイトル:生成AIを活用した行政の業務効率化
- 上部に「背景 → 課題 → 方向性 → 期待される効果」が並んだフロー
- 中央にボックスと矢印がぎっしり
- 下部に細かい注釈テキスト
- 右下にちょこんとシンナモ
というレイアウトを、日本語でかなり細かく指定しました。
今回のざっくりプロンプトがこちらです。
・日本の官公庁が作りそうな政策説明スライド
・A4横向き、白背景に青系の帯やボックス
・「背景」「課題」「方向性」「期待される効果」の4つの見出しボックス
・中央に矢印とボックスが連なる図解
・右下に、小さめのシンナモ(頭のAIプレートは必ず残す)
結果は、見事に“それっぽい”1枚が出てきました。

(画像はNanobanana Proより生成しております)

凄いなも!文字がいっぱいあって僕も再現されてるなも!

なかなかの出来なもね!Nanobanana Proはプロンプト通りに生成してくれたなも!
- タイトル帯と見出しのデザインは、まさに官公庁資料
- 「背景」「課題」「方向性」「期待される効果」が日本語で読める
- 中央のボックスや矢印がきちんとフロー構造になっている
- 右下でシンナモがニコニコしている(AIプレートも残っている)
文字サイズはやや小さめですが、拡大してもギリギリ読めるレベルで描かれています。少し文字は破綻しかけていますが“日本語テキストぎっしり検証”としてはかなり手応えがありました。
第2ラウンド:シンナモの「活用方針」資料を生成してみた
次は、テーマを丸ごと変えてみます。
今度の主役は行政ではなく、うちのマスコット「シンナモ」本人です。
プロンプトはこんな感じにしました。
テーマ:「AIマスコットキャラクター『シンナモ』の活用方針」
・背景:AIやデジタル技術への関心が高まる中で…
・キャラクター概要:名前・性格・イメージカラー など
・役割:AIツール紹介記事のナビ、解説役、SNSアイコン など
・活用シーン:ブログ、4コマ漫画、チュートリアル動画、イベント告知 など
・期待される効果:難しい話題のハードルを下げる、読者の理解度UP など
右下には、行政資料よりも少し大きめにシンナモを配置して、
「キャラクター紹介欄」のように見えるよう指定しました。
結果がこちら!

(画像はNanobanana Proより生成しております)

完璧なも~!ブログは僕が宣伝するなも!

凄っ!ちょっと文字数は減ったけどプロンプトを完璧に再現してるなも!
生成結果は、まさに“真面目にシンナモを説明している官庁資料”そのもの。
- 「背景」「キャラクター概要」「役割」「活用シーン」「期待される効果」のボックスが横一列に並ぶ
- 中身の文章も、おおむね意図通り
- 下部に注意書きのような注釈テキストがびっしり
- シンナモはキレイに再現され、AIプレートもくっきり
これ1枚だけで、「シンナモって何者なの?」を初見の人に説明できるレベルのクオリティでした。
検証してわかったNano Banana Proの強み
今回の「霞が関パワポ」チャレンジで、Nano Banana Proの強みはだいたいこのあたりだと感じました。
- 日本語テキストの読みやすさ
- 見出しレベルなら、ほぼそのままSNSにも貼れる程度のクオリティ
- 箇条書きの本文も、意味が分かるレベルで読める
- 資料っぽいレイアウト再現
- タイトル帯、ボックス、矢印、フロー構造など
- 「〇〇→△△→□□」という流れを指示するとそれらしく配置してくれる
- マスコット+資料の組み合わせ
- シンナモのようなシンプルなキャラクターなら、
右下にワンポイントとして添える指示もかなり素直に通る - 頭の「AI」プレートも、きちんと残っているカットが多かった
- シンナモのようなシンプルなキャラクターなら、
「写真系」ではなく、「パワポ資料っぽいグラフィック+日本語テキスト」というニッチな用途でも、十分“実用レベル”に届いているな、というのが正直な感想です。
まとめ:日本語テキストぎっしり行政資料の“たたき台”にはかなりアリ
今回の検証では、
- 行政の業務効率化スライド
- シンナモの活用方針スライド
という2パターンを試してみましたが、
どちらも「日本語テキストぎっしりの行政資料っぽさ」はかなりよく出ていました。
特に、
- 「まずは雰囲気をつかみたい」
- 「ブログやSNSに載せる“それっぽいスライド”が欲しい」
- 「マスコットの設定資料を、公式っぽく遊びながら作りたい」
という用途なら、Nano Banana Proはかなり頼れる相棒だと思います。
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ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

下記記事では2Dと3Dのシンナモが共演!?Nano bananaでイラストを動かす機能を実践したなも!記事内では何故かシンナモ達がバトル!?筆者も驚いた実践結果は、是非記事をチェックしてなも~!



