最近SNSで話題になっている「Google Geminiのnanobanana(ナノバナナ)」をご存じでしょうか?
実はこれ、正式名称は Gemini 2.5 Flash Image という画像生成・編集モデルで、AIを使ってイラストや写真を“フィギュアのように見える画像”に変換できるのです。筆者も話を聞いた時、「やっぱAIって何でもありか…?」とビビりましたね、はい。
しかも完成した画像は本物のPVCスケールフィギュアに見えてしまうほどリアルに仕上がることもあるらしいです。すごい(小並感)
Gemini公式チャットボットはこちらhttps://gemini.google.com/app?hl=ja
nanobananaとは?
Googleが開発した最新の画像生成AIで、特徴は以下の通り:
- キャラクターやオブジェクトの一貫性を保ちながら複数の画像を生成できる
- テキストの指示だけで背景変更や部分修正が可能
- 複数の画像を組み合わせて自然に融合できる
- 生成画像にはSynthIDというウォーターマークが入る
要するに、「イラストを撮影したかのようなリアルな商品写真風」に仕上げられるんですね。
どうやって作るの?
1. プロンプトを入力する
まず、フィギュア化したい画像を選択します。
明確に、AIが認識出来るものがいいでしょう。(拝啓と同化しやすい物や風景のみの画像はフィギュア化出来ないっぽい?)
その後、プロンプトを入れます。
2. 実際のプロンプト例
生成は以下のプロンプトを使用しましょう。コピペしてそのまま使えます。
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, in a real environment. The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is a toy packaging box, designed in a style reminiscent of high-quality collectible figures, printed with original artwork. The packaging features two-dimensional flat illustrations.
(上記プロンプトはGoogle Geminiの公式Xより引用しています。)
細かな調整も
気に入った画像をベースに、部分編集(inpainting)でポーズや小物を調整出来ます。
(必要なら)PhotoshopやGIMPなどで最終仕上げをして完成です。
実際にやってみた!
早速筆者も体験してみます。まずはGeminiを開きます。

(筆者の名前をぼかしています。ご了承ください。)

imagenで画像生成を選びます。
次にさっきのプロンプトを入力、そしてフィギュア化したい画像を選びます。
今回は先日、筆者が食べたレトルトカレーをチョイス。
出来上がった画像がこちらです。
立派なカレーフィギュアの完成です。見た瞬間、筆者は昔の飲食店で見た食品サンプルを思い出しました。
美味しそうに見えるんだこれが。なんだかノスタルジーな気持ちになった一枚です。(カレーもおいしかったです。)
続いてはこちら、お城を背景にした風景画です。
これがこうなりました。
見事なジオラマ模型の完成です。これは筆者も思わず「凄っ!」と驚きました。
お城本体もそうですがパッケージらしきものにも、JAPANESECASTLEなんて書いてあるもんですから本当に凄いです。技術の進歩をこれでもかと感じました。
そして極めつけがこちら…
何と筆者の上司です(掲載許可頂いてます。本当にありがとうございます。)
こちらがこのような形になりました。
信じられない出来の良さです。本体・パッケージ共にこのまま販売出来るレベルです。
筆者が職場で驚いたランキング堂々の1位になりました。当分、更新されないでしょう。
気になる料金は?
- 無料枠あり:試しに使う程度ならタダで楽しめます。
- 有料プラン:本格的に使いたい場合は有料クレジットが必要。料金は数ドル〜程度で、使った分だけ課金される仕組みです。
「とりあえず遊んでみたい」という方は無料枠で十分。気に入ったら課金、くらいの気軽さで良さそうですね。
まとめ
Google Geminiのnanobananaを使えば、まるで実物のスケールフィギュアを撮影したかのような画像を手軽に生成できます。
もちろん実際のフィギュアを作るには3Dモデリングやプリントが必要ですが、アイデアを形にしたり「こんなフィギュアが欲しい!」というイメージを共有するには十分すぎるクオリティですね。
皆さんもお気に入りの画像をフィギュア化してみてはいかがでしょうか?
ちなみに筆者も帰宅次第やる予定です!
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ここまで記事を読んで頂きありがとうございます!
今回取り扱ったGeminiは下記記事でも特集しています。
こちらの記事↓ではGemini Flash Imageの基本的な使い方・料金プランなども解説していますので興味のある方、気になる方は是非、チェックしてみてください!
(※画像はGoogle Gemini より出力したものです)