AI画像生成では、好きなキャラクターを単に別の背景へ配置するだけでなく、まるで実際に存在するミニチュアフィギュアのように変換することもできます。今回紹介するのは、アップロードしたキャラクター画像をもとに、キャラクターが小さなドールハウスの中で暮らしているような「立体的なミニチュアコレクション」へ変換するプロンプトです。
完成イメージは、1/12スケールのドールハウスキットをベースにした三層構造のディスプレイケース。1階には居心地のよいミニカフェ、2階にはレトロポップなキッチン、3階には小さな花屋を配置し、それぞれのフロアにキャラクターの立体フィギュアを登場させます。
通常のイラストとして描き直すのではなく、PVCやレジンなどで作られた「実物のコレクターズトイ」を撮影したような質感を目指すのが、このプロンプトの大きな特徴です。
キャラクターの髪や目の色、衣装などの特徴を維持しながら、2Dキャラクターを物理的な3Dフィギュアへ置き換えることで、まるでキャラクター専用のドールハウスを制作したかのようなビジュアルを楽しめます。
今回使うドールハウス変換プロンプト
以下が今回使用するプロンプトです。アップロードしたキャラクター画像を基準に、キャラクターを立体的なコレクタブルフィギュアへ変換し、三層構造のドールハウスへ配置することを目的としています。なお今回は、Nano Banana 2 を使用します。
また、このプロンプトを使用するにはまず元となる画像を用意します。次に下記プロンプトを入力します。
プロンプト:
Target_image: [Input Character Image]
aspect_ratio: “3:4”
concept:
main_theme: “Physical 3D miniature collection”
material_feel: “Molded PVC, painted resin, gloss and matte plastic finishes”
visual_style: “Close-up product photography of a toy set, tilt-shift, macro lens”
composition:
style: “Three-tier vertical display case, open-front diorama”
structure: “Stacked miniature rooms, 1/12 scale dollhouse kit”
framing: “Studio lighting, soft bokeh, focus on the physical 3D depth of the figures”
floors:
third_floor:
theme: “Micro-scale Flower Shop”
elements:
– “Tiny handmade colorful bouquets and potted resin plants”
– “Character as a solid 3D PVC figurine, standing on a small round base”
– “Visible figurine joints and smooth painted plastic texture”
second_floor:
theme: “Retro Pop Miniature Kitchen”
elements:
– “1/12 scale pastel refrigerator and stove with realistic plastic sheen”
– “Tiny checkerboard tile floor with physical grout lines”
– “Character as a static resin figurine, wearing a sculpted 3D apron”
first_floor:
theme: “Cozy Aesthetic Micro Cafe”
elements:
– “Miniature wooden furniture with realistic grain”
– “Micro coffee machine with tiny metallic parts”
– “Character as a small 3D-modeled figurine sitting on a chair, physical shadows beneath them”
character_integration:
form_factor: “Transform the 2D character into a solid 3D collectible toy figure”
consistency: “Translate hair and eye colors into opaque, hand-painted toy pigments”
texture: “No 2D shading; use realistic 3D lighting, highlights, and physical toy textures”
lighting_and_render:
quality: “High-end product photography, 8k resolution, ray-traced shadows”
lighting: “Softbox studio lighting, emphasizing the 3D volume of the figurines”
atmosphere: “Clearly a physical toy set, not an illustration”
このプロンプトでは、最初に「Target_image」で入力画像を指定します。そのため、好きなキャラクターの画像を用意しておくことが重要です。キャラクターのデザインを参照画像から引き継ぎながら、平面的なイラストではなく、立体的なフィギュアとして再構成することを狙っています。



左が元となった画像で、右が変換後の画像だよ
ドールハウスで暮らしているみたいだね。

とってもかわいいなも。
欲しくなっちゃうなも。
三層構造のドールハウスがポイント
今回のプロンプトで特に面白いのが、ドールハウスを三層構造にしている点です。1枚の画像の中に複数の小さな部屋を作ることで、キャラクターがひとつの空間ではなく、小さな家の中で生活しているような世界観を表現できます。
構造として指定されているのは「Three-tier vertical display case, open-front diorama」です。前面が開いた三段式のディスプレイケースになっており、それぞれの階を独立したミニチュアルームとして見せます。
さらに「1/12 scale dollhouse kit」と指定することで、一般的なドールハウスやミニチュア模型を思わせるスケール感を強調しています。
このようなスケール指定は、単純に「小さい部屋を作る」と指示するよりも、家具やキャラクター、床、家電などのサイズ関係を意識したビジュアルにつながりやすくなります。
また、「physical 3D depth」を重視することで、単なる平面的な背景ではなく、家具やフィギュアが奥行きを持って配置されたジオラマらしい構成を目指しています。
1階は居心地のよいミニカフェ
1階に設定されているのは「Cozy Aesthetic Micro Cafe」です。小さな木製家具やコーヒーマシンなどを配置し、キャラクターがカフェで過ごしているような雰囲気を作ります。
特に面白いのが、キャラクターを椅子に座らせている点です。
単にキャラクターを立たせるのではなく、「small 3D-modeled figurine sitting on a chair」と指定することで、家具とフィギュアの関係性を作っています。
さらに「physical shadows beneath them」と指定しているため、キャラクターの足元には実際の立体物らしい影が落ちることを狙っています。
ミニチュア家具の木目や、小さなコーヒーマシンの金属パーツなども指定されているため、カフェ全体に精巧な模型らしさを加えることができます。

2階はレトロポップなミニチュアキッチン
2階には「Retro Pop Miniature Kitchen」を配置します。
ここではパステルカラーの冷蔵庫やコンロ、チェック柄のタイル床などを組み合わせることで、かわいらしく少し懐かしい雰囲気のキッチンを作ります。
「1/12 scale pastel refrigerator and stove」とすることで、家具や家電もドールハウスサイズに統一しています。
さらに、チェック柄のタイルには「physical grout lines」、つまり実際のタイルの目地まで指定されています。
こうした細かな立体表現が、完成画像を「キッチンのイラスト」ではなく「実際に作られたミニチュア模型」のように見せるための重要な要素です。
この階のキャラクターには、立体的に造形されたエプロンを着用させています。衣装そのものも2Dの描画ではなく、フィギュアに実際に造形されたパーツのように見せることがポイントです。

3階は小さな花屋に変身
3階には「Micro-scale Flower Shop」を配置します。
色とりどりの小さな花束や鉢植えを並べ、三つのフロアの中でも特に華やかな空間を作ります。
ここではキャラクターを「solid 3D PVC figurine」として表現し、小さな丸い台座の上に立たせています。
PVC製フィギュアらしい滑らかな塗装面や、関節部分が確認できるようなディテールも指定されています。
花束や植物までレジン製のミニチュアとして表現することで、キャラクターだけが立体的なのではなく、部屋全体がひとつのミニチュアコレクションとして成立するようにしています。

2Dキャラクターを3Dフィギュアに変換する
今回のプロンプトで最も重要なのが「character_integration」の部分です。
ここでは「Transform the 2D character into a solid 3D collectible toy figure」と指定しています。
つまり、元画像のキャラクターをそのまま平面のイラストとして配置するのではなく、立体的なコレクターズトイへ変換するという考え方です。
さらに、髪や目の色については「opaque, hand-painted toy pigments」と指定しています。これは、イラストの色をそのまま平面的に再現するのではなく、実際のフィギュアに塗装された色として表現することを意識した指定です。
また、「No 2D shading」とすることで、2Dイラスト特有の陰影表現を避け、3Dモデルに光が当たったときに生まれるハイライトや影を重視します。
この部分によって、キャラクターが「3D風に描かれたイラスト」ではなく、「本当に存在するフィギュア」に近づくことが期待できます。
ミニチュアらしさを高める撮影表現
完成画像をリアルなミニチュア作品に見せるためには、物体そのものだけでなく撮影方法の指定も重要です。
今回のプロンプトでは「Close-up product photography」「tilt-shift」「macro lens」を組み合わせています。
マクロレンズによる接写のような表現を加えることで、小さなフィギュアや家具の細部を強調できます。また、ティルトシフト風の表現によって、実物のミニチュアをカメラで撮影したような独特の被写界深度を作ります。
さらに「soft bokeh」を指定することで、ピントが合った部分以外を柔らかくぼかし、模型撮影らしい雰囲気を強調しています。
単に「リアルにしてください」と指定するよりも、実際のプロダクト撮影を連想させる要素を具体的に入れることで、画像全体の方向性を明確にできます。

PVCやレジンの質感がリアルさを演出する
今回の変換では、素材感も重要な役割を果たしています。
「Molded PVC, painted resin, gloss and matte plastic finishes」と指定することで、フィギュアの表面に光沢のある部分とマットな部分を作り、プラスチックやレジン製品らしい質感を表現します。
例えば、フィギュアの髪や衣装は塗装されたPVC製パーツ、家具は木製、コーヒーマシンは金属パーツ、植物はレジン製といったように、それぞれの素材の違いを感じられる構成になっています。
この「素材の違い」が加わることで、画像全体に模型やコレクターズアイテムとしての説得力が生まれます。
好きなキャラクター専用の小さな世界を作ろう
今回のプロンプトの魅力は、単純にキャラクターをフィギュア化するだけではありません。
花屋、キッチン、カフェという三つの異なる空間を用意することで、キャラクターが小さなドールハウスの中で暮らしているような物語性まで表現できます。
例えば、好きなキャラクターをカフェで休ませたり、キッチンで料理をしているように見せたり、花屋で植物に囲まれているようにしたりと、元画像とは異なる新しい世界を作ることができます。
また、同じキャラクターを使用しても、各フロアのテーマを変更することで大きく印象を変えられます。ゲーム部屋、寝室、図書室、音楽スタジオ、アトリエなどを組み合わせれば、よりキャラクターの個性に合わせたドールハウスを作ることも可能です。
ただし、生成した画像を商用利用・公開する場合は、キャラクターの権利者や各サービスの利用規約を事前に確認してください。
また、生成物を「公式」や「公式グッズ」と誤認させるような表現は避け、第三者が公式作品と誤解しないよう注意しましょう。
元画像を使用する際も、著作権や利用許諾などの権利関係を確認したうえで利用してください。

まとめ
いかがだったでしょうか?今回は好きなキャラクターをドールハウスに住まわせる変換プロンプトを紹介しました。このプロンプトは元となる画像を用意しプロンプトを入力することで可愛らしいドールハウスに住んでいるような一枚に変換することができます。皆さまもぜひ、このプロンプトを使ってオリジナルキャラクターによる最高に可愛い一枚を作ってみてはいかがでしょうか?
引用元:https://x.com/midori_tatsuta/status/2044350129021555124?s=20
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