料理の写真といえば、食欲をそそるリアルな見た目を思い浮かべる人が多いでしょう。ツヤのあるソース、焼き目のついた肉、みずみずしい野菜、ふっくらしたご飯……。料理写真を生成AIで作る場合も、こうした「おいしそうでリアルな料理」を目指すのが一般的です。
しかし、生成AIの面白さは、必ずしもリアルなものだけを作ることではありません。
「もしもカレーが全部、小さな立方体だったら?」
「ラーメンの麺が球体だったら?」
「牛丼の具材がすべて同じ形に変わっていたら?」
そんな、現実ではなかなか見られない奇妙な料理をあえて生成してみると、まるで「AIが考えた料理」のような不思議なビジュアルを楽しめます。
今回紹介するのは、料理そのものを指定した形に変化させることで、普通の料理写真とは一味違った画像を生成するプロンプトです。
「料理を変な形にする」という発想
今回のプロンプトのポイントは、料理の種類だけでなく、「食品をどのような形にするのか」まで指定することです。
例えば「カレー」を指定した場合、通常ならカレーライスとして自然な盛り付けの画像が生成されます。
そこで、
「食品は細かい部分に至るまですべて細かい四角状にしてください」
と指定してみます。
すると、カレーの具材やご飯など、食べられる部分を細かな四角形の集合体として表現する、通常とは異なる料理写真を生成しやすくなります。
このように、料理と形状を組み合わせることで、見慣れた料理に「違和感」を加えられるのが、このプロンプトの面白いところです。
使用するプロンプト
今回使用するプロンプトはこちらです。今回はNano Banana 2を使用します。
[料理名を入力]の写真を作ってください。ただし食品は細かい部分に至るまですべて細かい「形を入力」状にしてください。ただし食品以外は「形を入力」にしないようにお願いします。背景に人を入れないでください。
使い方は非常にシンプルです。
[料理名を入力]の部分に作りたい料理を入れ、「形を入力」の部分に変化させたい形を入れます。
例えば、
「カレー」+「四角」
「牛丼」+「球体」
「ラーメン」+「三角形」
といった組み合わせです。
ポイントは、単純に「四角いカレー」と指示するのではなく、「食品は細かい部分に至るまですべて細かい四角状にしてください」と指定しているところです。
料理全体だけではなく、食品の細かな部分まで形状を統一することで、より極端なビジュアルを狙えます。


[牛丼]を「球体」にしてみたよ

麺類がどうなるか気になるなもね


うどんを球体にしてみたよ

奇妙なうどんが完成したなも
まずは「四角い料理」を試してみる
最初に試してみたいのが「四角」です。
例えば、
「カレーの写真を作ってください。ただし食品は細かい部分に至るまですべて細かい『四角』状にしてください。」
と指定します。
すると、カレーという一般的な料理と、四角形という人工的な形状が組み合わさります。
本来、カレーの具材にはジャガイモやニンジンなど、さまざまな形があります。それらが細かな四角形へと統一されることで、見慣れた料理なのにどこか不自然、という独特の印象を作れます。
この「知っている料理なのに、見たことがない」という感覚こそ、このプロンプトの魅力です。

「球体」にするとさらに不思議
次におすすめなのが「球体」です。
例えば牛丼を指定して、
「牛丼の写真を作ってください。ただし食品は細かい部分に至るまですべて細かい『球体』状にしてください。」
と入力します。
牛肉や玉ねぎ、ご飯などの食品部分が小さな球体として表現されることで、通常の牛丼とは大きく異なるビジュアルになります。
特に、普段から見慣れている料理ほど面白い結果になりやすいでしょう。
カレー、牛丼、ラーメン、寿司、ハンバーグ、オムライスなど、誰もが知っている料理を選ぶと、「料理としては分かるのに、何かがおかしい」という違和感を作りやすくなります。

形を変えるだけで印象が変わる
このプロンプトでは、料理そのものを変更する必要がありません。
料理の種類はそのままにして、食品の形状だけを変えていきます。
例えば「球体」なら、丸く滑らかな印象になります。
「四角」なら、無機質で規則的な印象になります。
「三角形」なら、鋭く特徴的な印象になります。
「円柱」なら、工業製品のような雰囲気が加わります。
「星形」なら、ポップでファンタジー感のある料理にできます。
このように、料理と形状の組み合わせを変えるだけでも、さまざまなパターンを作れます。
料理以外を変形させないのも重要
今回のプロンプトには、
「ただし食品以外は『形を入力』にしないようにお願いします」
という重要な指定があります。
これは、料理を載せている皿やテーブル、カトラリーなどまで同じ形状に変化してしまうのを避けるための指示です。
例えば「球体」を指定した場合、料理だけでなく皿まで球体になってしまうと、何を表現したかったのか分かりにくくなってしまいます。
そこで「食品以外は球体にしない」と明確に指定します。
料理は奇妙だけれど、皿やテーブルなどは普通。
この組み合わせによって、現実の写真の中に「ありえない料理」が存在しているような、不思議な雰囲気を演出できます。

背景に人を入れない
もう一つのポイントが、
「背景に人を入れないでください」
という指定です。
今回は料理そのものを主役にした画像を作ることが目的なので、人物を入れないことで料理に視線を集中させられます。
料理写真として使用したい場合だけでなく、SNSの投稿やブログのアイキャッチ画像などにも使いやすくなります。
背景に余計な人物が入ってしまうと、料理の奇妙さよりも人物に目が向いてしまう可能性があります。
そのため、料理だけを見せたい場合には、この一文を残しておくとよいでしょう。
いろいろな料理で試してみよう
このプロンプトの面白いところは、料理の種類を自由に変更できることです。
例えば、次のような組み合わせが考えられます。
- カレー × 四角
- 牛丼 × 球体
- ラーメン × 三角形
- 寿司 × 円柱
- オムライス × 星形
- ハンバーグ × 立方体
- パスタ × 小さな球体
- ピザ × 六角形
同じ料理でも形を変えるだけで、まったく違う画像になります。
特に「普段よく食べる料理」と「意外な形」を組み合わせるのがおすすめです。
例えば寿司を星形にしたり、ラーメンを球体にしたりすると、料理としての認識を残しながら強い違和感を作れます。


「AIっぽさ」を楽しむのがポイント
こうした画像を作るときに重要なのは、必ずしも「本物の料理として自然に見せる」ことではありません。
むしろ、「AIだからこそ作れそうな、ちょっと変な料理」を狙うのがポイントです。
現実には存在しない形状の料理を、写真のようなリアルな質感で表現すると、リアルと非現実のギャップが生まれます。
例えば、見た目は非常にリアルなカレーなのに、具材がすべて小さな球体になっている。
あるいは、本格的なラーメンのように見えるのに、麺がすべて三角形になっている。
このような「写真としてはリアルなのに、料理としてはおかしい」という表現が、AI生成画像ならではの面白さにつながります。

AIだからこその楽しさがあるなも。
さらに面白くするアレンジ
慣れてきたら、料理と形状の組み合わせをさらに極端にしてみるのもおすすめです。
例えば「細かい立方体」「極小の球体」「完全な三角形」など、形状を具体的に指定してみましょう。
また、同じ料理を複数の形状で生成して比較するのも面白い方法です。
「カレー×四角」
「カレー×球体」
「カレー×星形」
というように条件を変えていけば、同じ料理からさまざまなビジュアルを作れます。
ブログ記事で紹介したり、SNSで「どの形が一番食べてみたい?」と投稿したりするなど、アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。

まとめ
いかがだったでしょうか?今回は「AIで生成した料理」っぽい、奇妙な料理をあえて生成するプロンプトについて紹介しました。
[料理名を入力]と「形を入力」の部分を変更するだけで簡単に奇妙な料理が作れます。
皆さんも奇妙な料理を作って楽しんでみてくださいね。
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