TikTokやXを見ていると、
木の棒みたいな体に大きな目、バットを持った謎キャラが
「トゥントゥントゥン…サーフール…」
みたいな雰囲気で出てくる動画、見かけませんか?
2025年の春頃から、SNSでじわじわ名前を見かけるようになった「トゥントゥントゥンサーフール」。
最初は一部のTikTokヘビーユーザーの間だけのネタかと思いきや、気づけば女子高生から幼稚園児にまで広がる一大ブームになりました。
木の棒みたいな体にバットを持ったこの謎キャラ、いったい何者で、どんなミームなのでしょうか?
この記事では、
- トゥントゥントゥンサーフールってそもそも何?
- 著作権や権利まわりはざっくりどうなっているの?
- 実際にAI動画を作るときの流れは?
という3つを、初めて聞いた人向けに解説していきます。
トゥントゥントゥンサーフールとは?
トゥントゥントゥンサーフール(Tung Tung Tung Sahur)は、
- TikTok発のAIミームキャラクター
- 木の丸太のような体+大きな目+にっこり笑顔
- 手には木のバット(棍棒)を持っている
という見た目の、ちょっと不気味だけど愛嬌もあるキャラクターです。
もともとのネタは、イスラム教のラマダン期間に行われる
「サフール(夜明け前の食事)」 の文化から来ています。
ラマダン期間中は、日の出前にご飯を食べてから断食に入ります。
その「そろそろサフールの時間だよ!」を知らせる太鼓や木の板の音が
トゥン、トゥン、トゥン…
と聞こえることから、「Tung tung tung sahur(サフールだよ)」
というフレーズが生まれました。
このフレーズと、AI画像/動画生成を組み合わせて作られたのが
今バズっている「トゥントゥントゥンサーフール」ミームです。

元々はイスラム教の文化から来てたなもね!

期間中は断食するから皆大変だと思うけど、ずっと大切にして来た文化なも!
元ネタのざっくりストーリー
ミームとしてよく語られる“設定”を超ざっくり言うと、こんな感じです。
- サフールの時間になると、どこからともなく
「トゥントゥントゥン…サーフール…」という声が聞こえる - 3回呼びかけても起きない人のところには、
木のバットを持ったトゥントゥントゥンサーフールがやってくる - 怖い都市伝説風なんだけど、AIで作られた3Dキャラがどこかコミカルで、
ホラーなのかギャグなのか分からない絶妙な雰囲気
この“脳が溶けるようなカオス動画”が一気に広まり、
いまは他のブレインロット系キャラ(カプチーノアサシーノなど)と一緒に
「AIミーム宇宙」の登場人物のひとり、という扱いになっています。

怖い話だったなも!?

まあ、日本にも同じタイプの都市伝説は沢山あるからね。皆考えることは同じかもしれないなもね。
著作権・権利まわりはどうなっている?
筆者が法律の専門家ではない為、
「法律ガチ解説」ではなく “今分かっている範囲のざっくり整理” として書いておきます。
(※最終判断は専門家へご相談ください)
完全に「フリー素材」だと言い切れるわけではない
トゥントゥントゥンサーフールはAI生成のミームですが、
- 元になった最初の投稿者がいる
- 名前については商標出願・登録の動きもある
- ゲームから削除された、という報道もある
など、「誰のものでもない完全フリー素材」とは言い切れない状況です。
特に、
- キャラの見た目や名前をそのまま使って公式グッズを売る
- ゲームやアプリ内キャラとして本格的に採用する
- 自分のブランドとして商標登録しようとする
といった個人での本格的な商用利用は、将来トラブルになる可能性があります。

商用利用は慎重に!分からない事は専門家に相談なも!
一般的に広く行われている“楽しみ方”の範囲
一方で、現状のネット文化としては、
- TikTokやYouTubeショートで、
トゥントゥン風のAI動画を作って投稿する - 「トゥントゥンサーフールって何?」を解説する記事を書く
- オマージュっぽいキャラでネタ動画を作る
といったファン活動・ミーム参加レベルの利用は
世界中で広く行われているのも事実です。
ただし、
- 元ネタをいじりすぎたり、歪曲したりしない(特に宗教がからむので配慮する)
- 「これはAI生成です」とラベルを付ける
- 可能なら「〇〇ミームをもとにした二次創作です」と説明欄で触れると安全
といったリスペクトがあった方が良いでしょう。

今回は宗教がもとになってるから、配慮を忘れないようになも!

みんなで文化を尊重し合うなも!
ビジネス利用したい場合は?
- 自社キャラとしてがっつり展開したい
- グッズ化・ゲーム化など、お金が動くプロジェクトに使いたい
といったレベルの利用を考えているなら、まずは法律の専門家に相談するという形がおすすめです。
この記事では、
個人クリエイターが、SNSでAI動画を作って楽しむ
というレベルを想定して、話を進めていきます。
実例:氷の上で踊るトゥントゥントゥンサーフール動画
今回はミーム動画を、Sora2を使って作成してみました!(Sora2はこちらから)
完成した動画がこちらです!(ご視聴は下記リンクから)

(画像は筆者TikTokアカウントの画面をキャプチャーしています)
実際のTikTok動画はこちらからご覧いただけます(音が出ます)https://www.tiktok.com/@shinnamo_mss/video/7581355902805003540
背景には、雪山と冬の森、夕焼けに染まり始めた空。
ホラー寄りの設定のはずなのに、どこかピクサー映画っぽい明るさもあって、
「怖いのか可愛いのか分からない」不思議な動画になっています。
画面下には
今大流行りのトゥントゥントゥンサーフールです
クリエイターがAI生成のラベルを付けました
という説明文と、AI生成コンテンツのラベルも用意。
「AIで作ったミーム動画ですよ」と明示しているのもポイントです。

ちょっと怖いけど、何だか楽しそうなも!

この˝怖いのか明るいのか˝どっちなんだ!?ってのもミームになった理由かもしれないなもね!
トゥントゥンサーフール風AI動画の作り方(Sora2版)
ここからは、上のような動画を実際に作るときの流れを、
今回使用したSora2を例にしながら紹介します。
1. コンセプトを一文にする
まずは、やりたいことをざっくり一文にまとめます。
「氷の上でバットをトントン叩きながらステップを踏む、
トゥントゥンサーフール風の木のキャラクター」
この一文が決まっていると、プロンプトも組み立てやすくなります。
2. Sora用のプロンプト例(英語)
Sora2では英語プロンプトが通りやすいので、
今回の動画を再現するならこんなイメージです。
A 3D animated wooden character inspired by the “Tung Tung Tung Sahur” meme stands on a frozen lake.
The character has a cylindrical wooden body, big friendly eyes, a smiling face, and long thin arms and legs.
It holds a wooden bat in one hand.
In the background, there are snowy mountains and winter trees under a pink evening sky.
First, the character waves at the camera with its free hand.
Then it lightly hits the ice with the bat and starts doing a simple rhythmic step dance on the ice.
Cute and slightly goofy mood, smooth loopable motion, medium shot, camera fixed in front of the character.

このままコピペOKなも!

みんなも試してみてなも!
3. 生成した動画を投稿する
動画ができたら、SNSにアップしてみましょう。
- キャプション例 今大流行りのトゥントゥントゥンサーフール風AI動画をSora2で作ってみました!
- AI生成コンテンツのラベルやタグ等を付ける
- ハッシュタグ例
#tungtungtungsahur#トゥントゥントゥンサーフール#AI動画#Sora2#TikTokミーム
4. 説明欄で元ネタにも軽く触れておく
説明欄では、さらっと元ネタについても書いておくとより安心です。
※インドネシア発の「Tung Tung Tung Sahur」ミームをもとにした
AI動画です。AIで生成したオマージュ表現になります。
こうしておくと、
- いきなり見た人にも「何のネタか」が伝わる
- 著作権関連の問題を未然に防ぎやすい
というメリットがあります。

AIで生成したものは注意書きやタグ付けを忘れないようになも!
まとめ:AIミームは「リスペクトしつつ、ゆるく楽しむ」
トゥントゥントゥンサーフールは、
- TikTok発の、ラマダン文化×AIホラー×ギャグが混ざったミーム
- 見た目は怖いのに、どこか愛嬌もある木のバット男
- AIツールのおかげで、誰でも“それっぽい動画”を作れる時代の象徴
と言える存在です。
ただし、著作権や商標の話がまったくゼロというわけではなく、
- 元ネタのクリエイターがいること
- 商用利用・グッズ化・ゲーム化などは慎重に考えた方がいいこと
も、頭の片隅には置いておきたいところです。
個人動画を作成する場合、
- 元ネタへのリスペクトを忘れずに
- AI生成ラベルを付けつつ
- オマージュやパロディの範囲で、ゆるく楽しむ
これらの点をしっかり押さえておきましょう。
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ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

下記記事では、今回使用したSora2や画像生成AINanobanana Pに回数制限が!?無料ユーザーのみんなが生き残るための方法を徹底解説!
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