最近SNSやLPでよく見かける、
「アプリの画面をスマホで見せている自撮り風のイラスト/写真」。
これって実は、Nanobanana Pro+JSONプロンプトを使うと、
オリジナルキャラクターでもかなり再現しやすいです。
今回は、当ブログのマスコットキャラクターである
擬人化シンナモをモデルにして、
- サイトのスクリーンショット
- 英語のJSONプロンプト
だけで、アニメ調の自撮り風UGC画像(バナー用)を作ってみました。
この記事では、
- JSONプロンプトって何をしているのか
- 実際に使った「コピペOKの完全版プロンプト」
- 生成してみて出てきた“鏡問題”の直し方
まで、実践ベースでまとめていきます。
Nanobanana Proが使えるGemini3はこちらから

(画像はGoogleよりJapan Blog公式サイトをキャプチャーしています)
Nanobanana ProとJSONプロンプトってどんな感じ?
まず簡単に、今回扱うNanobanana ProとJSONプロンプトについて整理しておきます。
- Nanobanana Pro
- 画像生成が得意なモデル
- アプリのスクショなど「入力画像」を渡して、
それを組み込んだ合成イラストを作るのが得意
- JSONプロンプト
{}で囲まれた“コンピューター向けの注文書”- 「キャラの見た目」「服装」「ポーズ」「背景」「スマホ画面の中身」などを
項目ごとに細かく指定できる書き方
普段、日本語で
緑のパーカーを着た人が、
スマホをこっちに向けて持って、
アプリの画面を見せている自撮り風で…
と書いている内容を、
JSONでは
subject(キャラクターの情報)accessories(スマホや小物)photography(構図やカメラ位置)background(背景)
といった項目に分解して書いているだけ、というイメージです。

Nanobanana Proは画像生成に特化したGoogleの最新AIなも!

JSONプロンプトはここ数年で流行りだした新しいタイプのプロンプトなも!でも、原案自体は2000年代初頭から存在していたなも!
今回用意した素材:擬人化シンナモ+サイトのスクショ
今回の実験で用意したのは、この2つです。
- ① 擬人化シンナモの立ち絵
- ミントグリーンの髪
- 緑のパーカー+ショートパンツ
- 白ニーソ+スニーカー
- 「AI」と書かれたキャップ
→ これを「キャラの参照画像」としてNanobanana Proに渡します。

(画像はGoogle Geminiより生成しております)
- ② サイト(またはLP)のスクリーンショット
- 実際にヘッダーに配置したいページのスクショ
→ これを「スマホ画面に表示する画像」として指定します。
- 実際にヘッダーに配置したいページのスクショ

(画像は当ブログのホーム画面をキャプチャーしています)
読者の方は、ここを
- 自分のオリジナルキャラの立ち絵、もしくは写真
- 自分のサイト/サービスのスクショ
に差し替えていただければ、そのまま流用できる構成になっています。

改めて紹介されると、何だか照れるなも…

擬人化の僕!頑張ってなも!
自撮り風UGCイラストの構図イメージ
「なんとなく自撮りっぽくして!」だけだと、
モデル側が解釈を間違えてしまうこともあります。
そこで今回は、構図のイメージをあらかじめこんな感じで決めました。
- 横長(16:9くらい)のヘッダー向けバナー
- キャラクターは太ももくらいから上が見える構図
- キャラは画像の右寄りに立つ
→ 左側に余白ができるので、文字やロゴを載せやすい - スマホはこっち(閲覧者)に向けて少し手前に出す
→ 画面のスクショがしっかり読める - 背景は「おうちの作業部屋」っぽい雰囲気
→ PCや本棚、ポスターがうっすら見える
この「頭の中の完成図」を、
英語+JSONでしっかり指定していく、というのが今回のテーマです。
実際に使ったプロンプト(コピペOK)
ここからが本題です。
Nanobanana Proのプロンプト欄にそのままコピペして使える形にまとめたものがこちらです。
事前に
・擬人化シンナモの立ち絵(参考画像)
・サイトのスクショ(スマホ画面用画像)
をアップしておき、そのうえでこのプロンプトを実行する想定です。
Create an anime-style UGC influencer selfie using Nano Banana Pro.
Use the green-haired girl mascot "Shinnamo" from the reference illustration:
- medium-length mint green hair, slightly wavy
- green hoodie
- dark green shorts
- white thigh-high socks with green stripes
- white sneakers
- white cap with a green brim and red letters "AI"
Match this character design exactly. Do NOT change:
- hair color
- hoodie color
- shorts and socks design
- shoes style
- the "AI" logo on the cap
Use the app or website screenshot uploaded by the user as the content on the phone screen.
Follow this JSON specification for the scene:
{
"subject": {
"type": "character",
"name": "Shinnamo (humanized mascot)",
"gender": "female",
"age": "teen",
"hair": "medium-length mint green, slightly wavy",
"eyes": "green",
"attire": "green hoodie, dark green shorts, white thigh-high socks with green stripes, white sneakers",
"hat": "white cap with green brim and red letters 'AI'",
"expression": "friendly smile"
},
"accessories": {
"phone": {
"model": "smartphone",
"content": "the uploaded app screenshot"
}
},
"constraints": {
"character_design": "match the reference illustration of Shinnamo exactly",
"do_not_change": [
"hair color",
"hoodie color",
"shorts and socks design",
"shoes style",
"AI logo on the cap"
]
},
"photography": {
"style": "UGC anime influencer selfie",
"pose": "standing in front of a mirror, holding the phone in one hand so that the screen is clearly visible, looking at the viewer",
"camera": "vertical selfie shot from thighs up",
"framing": "phone screen clearly visible, character centered",
"lighting": "soft natural daylight"
},
"art_style": {
"line": "clean anime illustration",
"color": "bright and pop",
"finish": "high-quality key visual for social media"
},
"background": "simple cozy room with a desk and some posters on the wall, slightly blurred to keep focus on the character"
}
ポイントをざっくり抜き出すと…
- キャラの見た目を固定
- 参照画像と同じデザインにしてほしいので、
「変えないでほしい要素」をしっかり列挙
- 参照画像と同じデザインにしてほしいので、
- バナー前提の横長構図
horizontal, like a website header bannerと最初から用途を明記
となっています。

本格的なプロンプトなも!

Nanobanana ProはJSONプロンプトの専用棚がないから、このままコピペしてOKなも!
生成してみた結果と「鏡問題」の直し方
まずは「自撮りっぽさ=鏡越しでしょ!」と思って、
最初のプロンプトでは
- シンナモが全身鏡の前に立っている
- 手前のシンナモと、鏡の中にもシンナモが映っている
という構図を指定してみました。
その結果が、こちらの画像です。

(画像はNanobanana Proで生成しております)
手前のシンナモは正面を向いてスマホを見せているのに、鏡の中のシンナモはなぜか別角度・別ポーズに見える結果に。
生成AIあるあるの「なんじゃこりゃ!?」 となる仕上がりに…。

どういう事なも!?

ありゃ。これはAIあるあるな事例なもね!AIにとっては鏡の反射を理解するのが難しいなも。
生成AI側からすると、
- 「鏡の中にもキャラを描かなきゃ」
- でも正しい反射角度までは計算しきれていない…
という状態になりがちで、
鏡+反射をきちんと描かせるのは意外と難しい というのが分かりました。
そこで発想を切り替えて、
- 今回は“ヘッダー用の分かりやすいUGC画像”が目的
- 鏡や反射が主役ではない
と割り切り、思い切って「鏡そのもの」をプロンプトから外すことにしました。
その結果がこちら!

(画像はNanobanana Proで生成しております)

いい感じなも~!でもちょっとスマホ大きくないなも?

あはは…全体は良くなったから、そこはご愛嬌なも!
鏡をやめてスッキリさせた完全版プロンプト
最終的に落ち着いたのが、次のプロンプトです。
Nanobanana Proのプロンプト欄に、そのままコピペして使えます。
Create an anime-style UGC banner illustration using Nano Banana Pro.
Use the green-haired girl mascot "Shinnamo" from the reference illustration:
- medium-length mint green hair
- green hoodie
- dark green shorts
- white thigh-high socks with green stripes
- white sneakers
- white cap with a green brim and red letters "AI"
Match this character design exactly. Do NOT change:
- hair color and hairstyle
- hoodie and shorts colors
- socks design
- shoes style
- the "AI" logo on the cap
Use the uploaded website screenshot as the content on the smartphone screen.
Scene description:
- Shinnamo is standing in a cozy home office room.
- Bookshelves, figures, posters, plants and a desk can be in the background, softly blurred.
- The composition is horizontal, like a website header banner (16:9 or similar).
- Show her from the thighs up, placed slightly to the right side of the image so the background room is visible.
Smartphone and pose:
- She is holding a normal-sized smartphone in one hand toward the viewer so that the screen is clearly visible.
- The smartphone should be about the same height as her head or slightly smaller.
- Do NOT draw an oversized or exaggerated big phone.
- Keep the perspective natural, not extreme wide-angle.
Important constraints:
- No mirror and no reflection in the background.
- The focus should be on Shinnamo and the smartphone screen.
- Keep the character proportions natural and consistent with the reference illustration.
Photography and art style:
- UGC anime influencer style
- soft natural daylight coming from the window
- clean anime line art
- bright and pop colors
- finished as a high-quality key visual suitable for a website top page banner
ポイントはこの部分。
No mirror and no reflection in the background.
→ 鏡を完全に禁止して、「別角度シンナモ問題」を根本から解決
この調整を入れたことで、
- キャラの見た目はそのまま
- サイトのスクショもはっきり読める
- 背景は“おうち作業部屋”で雰囲気も出ている
という、ヘッダー用としてかなり使いやすい“自撮り風UGC画像”になりました。
応用アイデア:他のUGC画像にも転用できる
今回のプロンプトは、
- キャラ名:Shinnamo
- 服装や部屋の雰囲気
などがかなり具体的に書いてありますが、
ここを自分のキャラや自分の部屋イメージに差し替えるだけで、他の人もそのまま使えます。
例えば:
- キャラの服装だけ「スーツ+名札」に変えて企業サイト風に
- 背景を「真っ白なスタジオ風」にして、よりシンプルなLPヘッダーに
- スマホではなく「タブレット」や「ノートPC」に持ち替える
といったアレンジも、JSON内の該当部分を数行直すだけでOKです。
また、今回の構図をベースに
- X(旧Twitter)ヘッダー用の横長画像
- ブログ記事のアイキャッチ
- サービス紹介スライドの1枚目
などにも応用できると思います。

みんなもやってみてなも!

モデルになる写真とサイトの画像があれば、後はプロンプトだけで出来ちゃうなも!
まとめ:キャラ×Nanobanana Pro×JSONで“自撮り風UGC”はかなりいける
今回の実践で分かったことをまとめると、
- Nanobanana Proは、アプリ/サイトのスクショを組み込んだUGC風イラストと相性がいい
- JSONプロンプトを使うと、
「キャラの見た目」「構図」「背景の雰囲気」などを
かなり細かくコントロールできる - 特に
- キャラクターの詳細
- 鏡・反射の有無
は、きちんと文章で指定しておくと事故を減らせる
という感じでした。
オリジナルキャラクターを持っている人にとっては、
キャラ+スクショ+JSONプロンプト
= サイトやSNSに使える“自撮り風UGC素材”量産マシン
になり得るので、
気になる方はぜひ、自分のキャラ版に書き換えて試してみてください。
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ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

下記記事ではSora2とNanobanana Proに関する重大情報をお届けしてるなも!無料ユーザーさん必見の情報もあるから、是非チェックしてなも~!



